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ふたつの「ぐるぐるビクトリー」の違いを聴き比べてみた!

全国の小原涼ファンの皆さま、こんにちは。

今日は…10/5にリリースされた新曲「スーパーヒーロー」にカップリングされた「ぐるぐるビクトリー」(以下、ぐるビクと省略します)を語ってみます。


え?新曲「スーパーヒーロー」を語るんじゃないの?「ぐるビク~」は既にデジタルリリース済みだよね…?

いやいや、スーパーヒーローのCDにカップリング収録された「ぐるビク」なんですが、今回のCD収録にあたってリミックスされているんですよ。

ならば、どのように変化したのかチェックしてみようじゃないか!と思いまして。

私の手元にあるのは元バージョンがサブスクの音源、新バージョンがCDからのリッピング音源

入力レベル(音量)やファイル形式など違いがあり、正確な比較は難しいような気もします。そもそも私、音響の専門家ではありませんw

そんな素人の私(おじいちゃん)が、ポンコツな耳で聴き取りし、違いを語っちゃいます。
当然、間違いや勘違い、思い込みなどあると思われます。聴き比べた結果、それが正解かどうかもわかりません。

なので、参考程度に読んでもらえたら幸いです。頑張ってその違いを聴き比べてみますね。




【違い1】尺が違う

私の使っているサブスクで「ぐるビク(元)」を開いたところ、4分51秒。CDから取り込んだファイル(新)が、4分57秒

あれ?尺(長さ)が6秒増えている。

そういや、前に小原さんとリミックスについて話したとき

ス「リミックスでBPMは変えたの?」
涼「いや、変えてないよー」


こんなやり取りしていたことを思い出しました。

(BPMとは)音楽では曲のテンポを表す単位。Beats Per Minuteの略で、1分あたりの4分音符の数をいいます。

島村楽器 Digilandより

つまり「テンポ」は変わっていない。
てことは、イントロ前やアウトロ後の音の無い部分に変化があると思われます。(あとで検証)



【違い2】バスドラのアタックが強い

新しいバージョンを聴いたとき、最初に感じたのがこれ。

バスドラム…ドン、ドン、ドン、ドンとリズミカルに鳴る低音。イントロのバスドラが入った瞬間、お!バスドラ強くなったんじゃね?!と感じました。

ロックにおいて「重低音」はキモ。人それぞれ好みはあるでしょうが、私にとって重低音は大切な、しかもかなり重要な要素。
まずはここで「イイね〜」となったものでした。



【違い3】小原さんの歌が前に出てる

もちろん彼女の歌声が主役ですから、元バージョンもメインの扱いではあります。でも新バージョンは「さらに一歩前に」出ている印象。しかもかなりクリアに聞こえました。

もしかしたらエンハンサーをかけているのかなぁ?

エンハンサー(Enhancer)とは、特定の周波数に倍音を加え、音抜けを良くすることができる エフェクターのことをいいます。
基本的に高域に倍音を付加させて輪郭を作り、音の抜けを良くするといったものが多いですが、狙った周波数を調整できるマルチバンドタイプのものもあります。
中低域を調整して存在感を作り出すこともできます。

「言葉と音」マサツムDTMブログ 様より引用


この結果、歌がクリアに聞こえ、歌詞がいっそう入ってくることに。歌メロ以外の部分、掛け声とか合いの手(?)の部分も、まるで耳元で囁かれているように感じた次第です。

あと、合いの手(?)のパンニング(左右の音の定位)も変えてる?これは気のせいかなぁ。



【違い4】ベースが前に出て来た!

これは大きな変化!元バージョンにも、もちろんベースは入っていますが、より大きくクリアに聞こえました。
サビなど特に顕著で、ウネウネとアグレッシブなプレイをしているのを楽しめます。

違い1のバスドラでも述べましたが、重低音はやはり大切。しかも音質も「引き締まった」印象があります。



【違い5】全体的にメリハリがついた

バスドラやベースの影響もあるのかもしれませんが、曲全体にメリハリとかコントラストがついた印象です。

リミックスというと

元バージョンに様々なサウンドやエフェクトを加えて、まるで新しい曲のように仕立てる(浜崎あゆみが良くやっていたアレです)
❷(例えば)イギリスのバンドがアメリカのマーケットに受け入れられやすいよう、きらびやかな音に変える(ラジオ対策、WSやMSGなど)

などが思い浮かびます。
今回の「ぐるビク」はどちらかといえば❷に近く、元バージョンをさらにブラッシュアップさせた、のかなーと。

全体的にフラットだった元バージョンをリミックスして立体的に仕立て、結果としてダイナミックな一曲になったのではないでしょうか。

元バージョンに比較してライブ感が高まった気もします。


ところで、これ、なんとか可視化できないか?

言葉で感想を述べましたが、伝わりましたでしょうか?
実際に曲を流しながら「ここ!ここだよ!」なんてできればいいのですが、noteでそれは無理。

オーディオのスペクトラムアナライザーみたいなものがあればパラデータ(楽曲をトラックごと、または楽器ごとに書き出したもの)を可視化して比較できるのですが、あいにくそのような機材は持っていません。

こういうやつ

ん?まてよ?
それっぽいもの、あったわ。

実は一年ほど前から「動画編集」を始めているのですが、使っている動画編集アプリに音声ファイルを取り込むと「音の波形」が表示されるんですよ。これ使って可視化できるじゃん!

さっそくチャレンジ。適当な画像を一枚取り込み、あわせて2種類のバージョン(元・新)の曲を取り込んでみました。

ふたつの音楽ファイルがピッタリ合うように調節し(0.01秒単位で調整可能のスグレモノ)、並べたところ…

あ。たしかにイントロとアウトロの尺が違ってました。

イントロ部分、元バージョンの方が無音部分がちょっと長い
アウトロ部分、新バージョンの方が無録音部分が気持ち長め

とはいえ無音部分なので、聴いてる分には何の影響もありません。

それぞれの波形を見比べてみたのですが…

正直、わっからーん。

上が元、下が新バージョン

上の図は1サビのところ。強いて違いがわかりそうなのは、ピンクで丸つけたところの「山と谷」のギャップが大きくなっている、ぐらいかなぁ。

ちなみにこれ、サウンド全体の波形が表示されていて、楽器別のパラデータではありません。さすがにこれじゃ分からないわw(あたりまえ)



まとめ

以上5つの点
・尺が長くなった
・バスドラ強調
・ボーカルがクリアに
・ベース大活躍
・全体的にダイナミックに

がリミックスして気がついたところでした。

正しいかどうか、これはもうどうでもいいか。どちらが好きかって?

それはもう圧倒的にリミックスしたものでしょ!
良い意味でワイルドになって、ぐるビクがいっそうサイバーでハイパーになったと思いません?(韻を踏んでみた←)


最後にこれだけは言っておきたい

楽曲、音源、CD、作品…。形式や呼び方はいろいろありますが、これってミュージシャンにとって大切なもの。分身、子ども、武器…そんな存在ですよね。

CD収録にあたって、少しでも良いものにしたい、こう考えるのはクリエイターなら当然でしょう。小原涼はちゃんと音楽と向き合っている何よりの証拠、立派な音楽家ですよ。

それともうひとつ。

「お客様に買っていただく以上、少しでも高い価値をつけたい」

みたいなことを小原さん、言ってました。
元バージョンの「ぐるビク」をそのままCDに収録しても、おそらく誰も文句は言わないでしょう。実際自分もそのまま収録されるものだと思ってました。

当然、リミックスすることで、時間やコストがかかります。そのまま収録しちゃえば楽だしお金もかからない。

でも小原はそれを許さなかった。キツイのは承知の上で、ファンに喜んでもらうため、商品の価値を高めるために。

ね?自慢できるでしょ?俺の推しは凄いんだぜ!ってw

でことでー

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プレスした半分は羽ばたいているようですので、気になる方はお早めに!
(いまのところ、再プレスするつもりは無いようです)


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この記事公開時点で、おそらく10枚切るぐらいの在庫と思われますので、気になる方はお早めに!

よかったらチェックしてみてくださいね。
あ、もしリンク先が「404 not found」だったら完売でごめんなさい。
そんな時が早く来ますようにw

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