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小原涼のニューアルバム「MOON LIGHT」が素晴らしい3つの理由

全国の小原涼ファンのみなさん、こんにちは。

2025年2月16日(日)

この日、小原さんにとって初の「アコースティック・ワンマン」ライブが行われました。

その日、小原さんにとって初のアコースティック・アルバムもリリースされました。

アコースティックアルバム「MOON LIGHT」

今回はこのCDに収録された5曲について、感想を交えながら紹介してみます。
拙い表現になるかもしれませんが、雰囲気が伝わったら幸いです。

では、曲順に沿って語っていきます。


【ボクはYumekui】

★2024年12月7日のワンマンライブで初公開された新曲
★今回が初音源化、このアルバムのメイン曲といって差し支えないでしょう

歌詞中の主人公の女の子は「小原さん自身」とのこと。彼女が作詞してますから「だろうな…」と予感していましたが、そのとおりでした。

実はこの曲、私にしては珍しく初見で歌詞がガッツリ入ってきた曲になりました。いつもならサウンド全般、特にアレンジ曲調に耳が向かい、歌詞は後追いになりがち(ごめんなさい)なのです。これ、もしかしたら楽器経験者あるあるかもw

でも、それだけ言葉に底知れないパワーがあるのでしょう。

ゆったりとしたテンポに乗せて届けられるひとつひとつの言葉、どれも感情が込められていて、刺さります。個人的には落ちサビの

もう1人ぼっちで泣かないで
自分なんか…と泣かないで
ナミダの粒を食べるよ?
ボクがねぇ、ボクが逢いにいく

ここの歌が涙腺崩壊ポイント。

アップライトベースの優しい低音も雰囲気出てるよなぁ。

MVも公開されたので、ぜひチェックしてみてください。心に響きますよ…。




以下4曲は既存曲をアレンジし直して、今回改めてレコーディングされた曲たちになります。

【ココじゃない透明】

★原曲は2021年8月14日リリース(シングルCD「全力ジェリーフィッシュ」のカップリング)
★個人的には唯一の「神曲」です

アコースティック系のライブでも演奏されることが多い曲で、過去のライブではピアノやアコギによるバラードとして披露されています。今回はその流れになるんだろうな、と(勝手に)予想していました。

ところがですよ…

今回収録されたのは、今まで全く聴いたことがないアレンジで、びっくり。正直ドギモを抜かれました。

原曲はロック色の強いバンドアレンジですが、今回はアコースティックを活かしたラテン色強めのアレンジ。ところによってはメランコリックだったり…なんとなく南ヨーロッパを感じさせるサウンド(実際に行ったことないけど←)

その結果、洗練された大人のロックに大化け。マイナー調のラテン系サウンドが好きな私には、めちゃくちゃエキサイティングな仕上がりになりました。

最高の形で進化したなぁ~、なんなら通常のライブもこっちのアレンジでもやって欲しいぐらい。

昭和~平成のJ-POP感もあるし、どことなく映画やTV番組のテーマ曲にもなりそうなフックもある。

これは予想を遥かに超えたなぁ…くっそー!やられた(大喜び)って感じでした。かなりのお気に入りです。

イントロなど眞鍋さんのギターも弾きまくり、まるでギターソロVS小原の歌って感じで、よくこれで歌えるなw
なんて考えてたら、レコーディングに際しては小原さん、ギターのトラックを消して(聴かずに)録音したそうです。


【DAKEDO】

★原曲はアルバム「PUZZLE」の7曲目(ラス前)に収録
★いわゆる激しめのロック曲

こちらもアコースティックライブではバラード調に仕立てて披露されることが多い一曲。お客さん、特に初見さんからの反応も多くみられ、アコースティックライブでのキラーチューンと言えるかもしれません。

今回はそれを更に推し進め、見事にブラッシュアップした印象です。

原曲は疾走感あふれるロックアレンジですが、スローテンポ&バラード調のアレンジでめちゃくちゃエモーショナルな仕上がりに。特に落ちサビのアカペラパートは必聴。

この曲のアカペラパートの小原声が、私は一番好きです。

音源化を待っていた!のは私だけではないでしょう。実際、そんな声も聞いてます、しかも多数。



【RAKUYOU SPLASH!】

★原曲はアルバム「PUZZLE」の2曲目に収録
★ライブでは元気いっぱいの「タオル曲」

トラック2・3とマイナー調+ヘヴィな音が続いたからでしょうか。もともとPOPな曲に軽めなタッチを持つアレンジで、良い意味での息抜きになっています。ウクレレ使ってくるとは予想外でした。

そういえばライブもこの曲が休憩明け1曲目で、良い導入だったなぁ

ウクレレ、ピアニカやボンゴ(←おにぎりではない)といった楽しげな楽器に乗る小原涼の軽やかな甘口ボイス…まるで気分は南国パラダイス、太陽サンサンの下でハッピー!といった感じに仕上がっています。

明るさ、開放感、リラックス…シンプルな楽器に乗る小原ボイス。「音を楽しむ」という「音楽の原点」がここにありました。

南の島のリゾートホテル、窓を開けたら涼しい風、部屋の壁にもたれながらゆっくりと流れる時間を楽しむ…あぁ、心地好いなぁ…
なんかそんな印象。


【テンションノート】

★原曲はアルバム「PUZZLE」の8曲目(ラスト)に収録
★明るいフォーク調でライブ終盤(本編ラストなど)に歌われることが多いです

原曲は明るめのフォーク気味のライトロックですが、ちょっぴり切なさを内包してるんですよ。明るいけど、どこか切なくなるような。曲のテーマとか歌詞の内容が(また逢いましょう)なので、そのあたりが影響しているのかもしれません。

これが…まるでジャズのような仕上がり!(言うてジャズをよくわかってない)
変幻自在なアレンジで、さながらプログレのようだ!(言うてプログレ語れるほど詳しくない)

全体としてサラッとした質感で、オシャレな仕上がりで大団円を迎える、そんな感じ。

うん。やはりライブでもCDでも、この曲は締めにぴったり。お別れはちょっと寂しけれど、また次に逢える時が楽しみだね。

小原さんもそんなふうに考えて「締め」に使っているのかもしれません(妄想)




以上です。
なんとなくでも伝わったら嬉しいです。

曲の「さわり」をこのトレイラーで聴けますので、良かったらチェックしてみてくださいね。


こちらがアルバム・ジャケット(通常版)です。彼女のテーマカラー、ピンクをメインに、金色のテクスチャーが美しいですね。



3つのポイント

さて、実際手にして感じたのが、予想を遥かに上回った作品だったこと。

そのポイントを3つほどあげてみます。

①既存曲のリアレンジが最高すぎる

新曲はもちろん、過去の曲も素晴らしい楽曲になった。

演奏実績のあるアレンジをアップデートさせただけでなく、全く新しいアレンジで曲に新たな生命を吹き込んでくれました。

これ全部が新曲と呼んでも良いんじゃね?なんて思いません?


②短期間でこの仕上がりは神すぎる

推しちゃんの作品ですから、評価が甘くなることは承知してます。それでも言っちゃいます、神すぎる。
正式発表されたのが昨年12月上旬のワンマンの時でした。そこからリリースまで約2ヶ月。

お正月返上で頑張ってくださった眞鍋さんはじめ、レコーディングメンバーやスタッフの皆さまのおかげです。

DTMで手軽にPCで音楽を創れる今の時代。もちろんこれ自体は音楽制作の参加障壁が大きく下がったこともあり、決して悪いことだとは思っていません。

でも、そんな時代にアコースティック楽器で一流プレイヤーの皆さまがスタジオで演奏し録音。アルバムをじっくり聴くと、その深み、温かみ、みたいなものが感じられます。

③まさかの2,000円

正直に言います。
販売価格について私は2,500円か3,000円と予想していました。頑張って25かなぁ…と。

ところがどっこい、フタを開けてみたらなんと2,000円でびっくり!

これ、大きいですよ。物販で2,000円なら心理的にも手が出やすい。(チェキ2枚分)

2,500でも3,000でもコアなファンはおそらく買うでしょう。でも初見さんやライトなファンの皆さんにも届いて欲しい、聴いて欲しい。これが小原さんの願いに違いありません、きっと(妄想)



おわりに

甘い評価と言われるかもしれませんが、ホントにこの作品はステキです。それだけのもの、いや値段以上のものがここにあります。自信を持って言えます。

なお、今回から全国流通をかけたそうなので、全国のCDショップ、アマゾン等のオンライン販売で買えることになるそうです。

もちろん、小原さんの物販でも購入可能。通販はまだ設定されていないようですが、近日買えるようになるでしょう。(設定・公開されたら後日リンクを貼ります)

ぜひ!おすすめの一枚です!(ちなみにイニシャルは500だそうです)

※イニシャル:音楽業界用語で「イニシャル」とは、発売日にCDショップに並ぶCDの枚数、初回の流通枚数とも呼ばれます。使うとギョーカイっぽくてかっこいいぞ笑




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