ラグビー#3|イングランドラグビー観戦記①【後編】
ついに観戦の朝。もちろん早く目が覚めました。
試合は16時45分キックオフだったため、朝からロンドンのオシャレな街『ノッティング・ヒル』というところを散歩して朝ごはん。
準備のため一回ホテルに戻りテレビをつけるとU20シックスネーションズの、U20イングランド vs U20ウェールズが放送されていました。
いよいよだなーっと感じながら身支度し、チケットを握りしめていざトゥイッケナムスタジアムへ出発!
前日の予行練習通りのルートでスタジアムへ向かうと、昨日とは全然違う雰囲気。まず電車の中でみんなお酒を飲んでる・・すべてはここから始まってるのか。
スタジアムへ到着!選手が目の前に!
約2時間前に到着したのですが、すでに多くの人たちが集まっていました。
イギリスならではの天気の悪さで小雨が降っていましたが、スタジアム横に隣接してある大きなバーに集まり、みんなお酒をひたすら飲む。
そんなお酒飲んだら、僕は試合まで持ちません。。
と言いつつ、やはり現地の雰囲気に溶け込みたいのでこのテントに侵入し、黒いビールをゲット。うん、美味しい。カップもいいぞ。
黒ビールを飲みながら散策していると、何やら人だかりが。
行ってみると、みんなカメラとか用意してただならぬ雰囲気。
たまたま行ったその場所は、今日試合をする選手たちがバスで到着し、スタジアム内へ入っていく動線だったのです。
これはすごい!となり、バスの到着を待つことに。
前から3列目ぐらいで僕はギリギリ見える位置だったのですが、周りのみんなが大きくて嫁さんは全然見えない様子。すると最前列にいたおじさんが嫁さんを引っ張って自分のとなりに。イギリス人のジェントルマンシップに感心しながら、最前列で見れる嫁さんがちょっと羨ましい。笑
そうこうしているうちにバスが到着。ブラスバンドの演奏の中、選手登場です。
この写真は、右から当時のキャプテンディラン・ハートリー、僕らの中で『王子』ことジョージ・フォード、『スーパーマロ』マロ・イトジェ、そしてマイク・ブラウン。
登場シーンからかっこいい。。なんだこれは・・。さっそく感動が止まらない。
スタジアムの中へ!そしてキックオフ!
選手たちを間近で見れた余韻に浸りながら、スタジアムの中へ。
1時間ほど前に入ると、トゥイッケナムの中はこんな感じでした。
えっガラガラ!?もうすぐウォーミングアップ始まりそうだけど・・
それよりみんな、飲みたいんですね。
ちなみにスタジアムが満員になったのは、キックオフ直前の国歌斉唱あたりぐらい。
日本で開催されたワールドカップ前にビールが足りなくなる問題があったけど、納得の飲みっぷりです。
試合は大満足の内容。
試合が始まるとすぐ、スウィング・ローというイングランドのラグビーアンセムを約8万人の観客が大合唱。
前半2分にターンオーバーからオーウェン・ファレルが裏のスペースにキック。それを100m10秒台、GPS時速37km/h台で走ると言われているジョニー・メイが拾い上げTRY。
前半19分にはラインアウトから25フェーズ重ね、ローンチベリーからのオフロードを再びジョニー・メイが受けTRY。12-0。
イングランドの圧勝かなーと思っていたら、ウェールズも粘る。
後半21分、カウンターからウェールズのアタック。TRYかと思われたがこの日リザーブで登場したベビーフェイス・ターミネーターサム・アンダーヒル(ワールドカップ大活躍の7番)がバッキングからスーパーTRYセーブ。
結局ウェールズにTRYを許さず、12-6でイングランドが大接戦を制しました。
『一生に一回』が『また絶対行きたい』へ
試合が終わり、帰ろうとするけどスタジアムからなかなか出られない。
8万2000人の観客が小さなトゥイッケナム駅めがけてなだれ込むため、全然進みませんでした。みんな酔っ払ってるし・・。笑
駅にたどり着くまで1時間半ぐらいかかり結構大変な思いをしましたが、トゥイッケナム駅の駅員さんの見事な臨時電車さばきで意外にスムーズに電車にも乗ることができました。
お金もかかったし、一生に一回のチャンス!と思って行ったこの旅でしたが、ロンドンのヒースロー空港から日本へ出発する頃には、『また絶対行きたい!』という思いに変わってました。
今はこのような状況で次いつ行けるかわかりませんが、そのチャンスが来る日を楽しみにしています。
1つだけ後悔したことも。
試合前に飲んだワンパイントビールのカップを、スタジアムでなぜか捨ててしまったこと。その時の自分に問いたい。なんで捨てたんだ!?
プラスチックで、イングランドのマークも入っていたのに。。
家に持って帰って使えたのに・・今でも後悔しています。。
次行ったら絶対に持ち帰ります!!