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ラグビー#6|TRY後に叫ぶ確率は!?イングランドのTRYゲッター ジョニー・メイ
イングランド観戦記も書き終え、いよいよイングランド代表の選手個人にもフォーカスしていこうかなと思っております。
少々(かなり!?)マニアックな内容になるかもしれませんが、それも楽しんで読んでいただけたらと思います。
今回はこの人。イングランド代表のTRYゲッター ジョニー・メイ選手
2013年にアルゼンチン代表戦でデビューしてから2020年のシックスネイションズまでの、彼のイングランド代表での活躍を調べてみました。
GPS最高速度37km!?スプリンター ジョニー・メイの魅力
ジョニー・メイの一番の魅力はやはり足の速さです。
色々な記事を見てみると、『GPSで時速37km/h以上を出した!』とか『100mを10秒台で走る!』など書かれていますが、プレー中の彼は本当に速いと思います。
足が長くストライドが大きいため、少々のタックルでは止まりにくいタイプのWTB。
さらにジャンプ力もあり、ハイボールなどの空中戦にとても強い選手です。
そんな彼のイングランド代表でのキャップ数や成績はどうなのでしょうか・・。
ジョニー・メイの代表でのキャップ数や成績は!?
▪️キャップ数:56cap
ワールドカップ2019の準々決勝、大分で50capを達成したのは記憶に新しいです。
50cap達成のため、試合入場では先頭で入場です。
ESPN Scrumのデータによると、56cap中55capはスターティングメンバーとして試合に出ていました。リザーブはたったの1試合。これもかなりすごいことですよね。
▪️ジョニー・メイが出場した試合の勝率:70%
ジョニー・メイが出場した56試合の戦績は、39勝16敗1分。
彼が出ている試合の約7割は、イングランドが勝利をおさめています。
▪️ジョニー・メイがテストマッチで取ったTRY数:29TRY
56試合中23試合でTRYをしています。
取ったTRYの数は29TRY。
ちなみにこんなデータも。
・ホームゲーム→31試合中14試合でTRY(18TRY)
・アウェイゲーム→25試合中9試合でTRY(11TRY)
(RWCなどニュートラル含む)
大観衆のホーム、トゥイッケナムでしっかり結果を残していることがわかります。
TRYのパターンは!?TRY後に叫ぶ確率は!?
ここからは、僕が勝手に感じていたことなどのデータを取ってみました。
僕が思うジョニー・メイの印象はこの2つ。
・キックチェイスでのTRYが多い
・TRY後に叫ぶ
まずは彼のTRYのパターンを簡単に調べてみました。
足の速さを使ったキックチェイスから、どれくらいのTRYが生まれているのでしょうか。
ジョニー・メイの全29TRYをボールキャリーとキックチェイス、この2種類に分別。
ボールキャリーしてからのTRY→20TRY(69%)
キックチェイスからボールを拾ってTRY→9TRY(31%)
彼のTRYの約3割がキックチェイスから生まれていると考えると・・
1.イングランド代表は空いているスペースにキックをうまく使い
2.彼の足の速さを生かして相手と追いかけっこをさせる
『戦術』としてしっかりジョニー・メイの長所を生かし結果に繋げている!
ということになるのではと思いました。
次に、ジョニー・メイのTRY後のシャウト率。
この動画の2分40秒のところのような感じで、TRYを取った後よく叫ぶ印象があります。
全TRYシーンを振り返ってシャウト率のスタッツを取ってみると・・
TRY後のシャウト率:13/29(45%)
約2回に1回はTRY後叫ぶというデータが取れました。
これも彼のパフォーマンスのひとつとして好きなところ。
いいデータが取れてよかったです。
これからも期待!ベテランの域へ!
1990年4月1日生まれのジョニー・メイ。現在30歳でしょうか。
プレミアの所属チームでは、レスターから古巣のグロスターに戻るとのニュースもありました。
見ている限り、まだまだ全然パフォーマンスの衰えは感じません。
次回のワールドカップフランス大会でもベテランとしてチームを引っ張っていく存在の選手だと思います。
これからもTRY後のシャウトを楽しみにしてるぜ!ジョニー・メイ!
データ参考・引用先:ESPN Scrum
ESPN Rugby