見出し画像

UK記2023🇬🇧 -素晴らしき旅 2nd Half-


UK記2023、後半戦

2nd Halfです

<1st halfはコチラ>



色々な事があった、前半の3日間

2nd Halfは、さらに充実した日々を過ごすことができました





4日目



この日も朝から、クインズに勉強へ


ギルフォード駅まで歩いて行き、そこからタクシーでクインズのクラブハウスまで
(さすがにもう慣れました)


タクシー乗り場で乗ろうとしたら、タクシーの運ちゃんが



『Oh!Same!』



まさかの、初日のMOMの運ちゃん
(詳しくは1st Halfに書いています)


なんという確率


この日も、クインズのグラウンドまで送ってくれました


タクシー内での会話も増えてきておりまして


『寒いなー、冬の始まりやな』



と、運ちゃんのおっちゃん


確かに、イングランドの朝は普通に寒い





けどおっちゃん、ゴリゴリの半袖やもん



格好、常夏やもん



そりゃ寒いよ、おっちゃん



なんて思ってたら、あっという間にクインズのグラウンドへ



この日は、次の日が試合ということもあり、ミーティングや確認などの練習を行ったクインズ


ノンメンバーは、ハードにトレーニングを行っておりました



ミーティングと練習の合間の時間


『今時間ある??』


と声をかけてくれたのは、クインズのヘッドアナリストであるケビンさん



実はケビンさん、この日までは本当に忙しく仕事をしておりまして、なかなか話す時間がありませんでした
(同じアナリストとして、めちゃくちゃわかります)



『ちょっとコーヒー飲みながら話そうよ』



と言って、カフェで話すことに



そこでの時間は、この旅で僕にとって何よりも貴重な時間でした


話してくれた内容は、『クインズのアナリスト隊がどのようにして相手を分析しているか』という、僕が一番聞きたかった内容


実際に使う資料などを見せてもらいながら説明してくれて、本当に勉強になりました




クインズ男子チームのアナリスト隊は、2人のアナリストと2人のインターン生で構成されています


それぞれに仕事があり、インターン生にも実際に使う資料を作ってもらったりと、どんどん実践を積ませておりました


ヒートアナリスト隊も同じ構成ですので、その辺りも勉強になりました





この日は午前中で練習が終わり、午後からはコーチミーティングに参加


このコーチミーティングの内容が、アナリストからコーチ陣への次の対戦相手のプレゼンテーション


いわゆる、"プレビューミーティング" というやつです



このプレビューミーティングからも、アナリストチームから学ぶ事が多々ありました



膨大なデータの中から必要なものを選び、いかにシンプルにわかりやすくコーチ陣に伝えるか

分析結果から、アナリストチームの中でどのような答えを導き出したのか



ただ数字や映像を出すだけでなく、しっかりと考え、自分達のまとめと答えを持っている

コーチ陣の質問にも、的確に答える事ができる


アナリストとして必要なスキルを、高い質でこなしていました


一番感じたのは、アナリストとコーチ陣の信頼関係の深さ


やっぱりここが一番大事な部分なんだろうなと感じました




午前中は、ヘッドアナリストのケビンと1v1で話し、午後はプレビューミーティングに参加


学ぶ事が多い1日となりました


ちなみに、この日のクインズのランチはカレー



春巻きカレー


きっとココイチのメニューにもないでしょうが、美味しかったです





夜は、留学組の2人とタバイさんの家へ

タバイさんが、バーベキューに招待してくれました


レンガ調の家に、大きな庭

とても素敵な家でした


庭に大きなグリルがあるのも、海外ならではって感じで、すごくいい



2人のBBQマスターが焼いてくれている間、タバイさんはキッチンでサラダを作ってました


タバイさんに、そこへ呼ばれ


『今日1日、何を学んだ?』


と聞かれました


『めちゃくちゃたくさんのことを学んだよ』




・・・





けど、英語で何て伝えればいいんだろう??



ここで、語学の問題発生

詳しく学んだことを伝えたいのに、僕の英会話力はレベル3
(Yoshino様をレベル10とした場合)


伝えたいことは山ほどあるけど、うまく伝わらない


こういう時に、英会話力のなさを痛感します


もっとレベルアップが必要だと感じました



しかし、僕の意味不明であろう英会話を真剣に聞いてくれた、タバイさん


そうだよね、こっちではこうだよねと、丁寧に教えてくれました


ありがたい、本当に優しい人です




その後、BBQや料理を美味しくいただき、この日は解散となりました







5日目


この日は、いよいよ試合の日


グロスターというチームと、アウェイゲームでした


キックオフが19:45とナイターゲームだったため、当日の昼にグロスターへ移動

そしてゲーム後、その日に帰ってくるとのこと


日本では、ナイターゲームの時は試合後ホテルへ泊まることもあるのですが、イングランドでは当日移動でその日に帰ってくるのが普通のよう


試合会場へ着くと、クインズアナリスト隊に帯同させてもらい、試合へ向けての準備などを見学させてもらいました




試合会場は、グロスターのキングスホルムスタジアム


キングスホルムのコーチボックスはとても小さく、コーチ4人とアナリスト2人が横にぎゅうぎゅうで並んで試合中の仕事を行うらしいです





狭かったので、試合中はボックスの中に入らず客席で試合を観戦



結果としてクインズは負けてしまいましたが、この1週間チームが準備してきたことができた部分、できなかった部分を間近で見る事ができ、とても勉強になりました



プレミアシップは、ホームとアウェイの差がすごい


今回は、完全にグロスターファンで埋め尽くされておりました


試合後には、勝ったグロスターのファンがクインズのウェアを着てた僕らに対してですら、小馬鹿にしたようなことを普通に言ってきます笑



そういうことも肌で感じる事ができ、ある意味とてもよかったです




試合後、チームはバスでギルフォードへ


試合後の弁当は、チキンカレーでした



5日間で5日連続カレーを食べましたので、多分こっちの人はカレーが好きなんだと思います





ここでひとつ、面白かったことが


遠征バスは、2階建てのバス

1階にスタッフ陣が座っており、僕もその席に座っていました



帰りの出発前、アナリストの1人が立ち上がり


『ビール何の種類がいいー??』


とみんなに聞く


みんなはそれぞれ飲みたい種類を答え、アナリストが冷蔵庫から取り出し、瓶ビールを配る







もう飲むんや笑



てか、みんな仕事は?笑



そもそも、バスに冷蔵庫あるんや笑





コーチやアナリストは、試合後とても忙しい


試合のレビューを作成しなければなりません



彼らは、ビール片手にその仕事を始めました笑



試合後の仕事のお供は、コーヒーではなくビール


こちらでは、それが普通なんでしょう


僕がそれをやったら、多分酔っ払って10分で寝る笑




そういった文化の違いを感じながら、クインズのクラブハウスへ到着したのは夜中の1時半


なかなかハードな日帰り遠征、経験できてよかったです








6日目



前日の試合で、僕のクインズでの研修期間は終了

この日は、ギルフォードのホテルからロンドンのホテルへ移動でした


ギルフォード駅まで、歩いて行くか


と思っていたら、『駅まで送るよ!』と迎えに来てくれたのは、タバイさん


休みの日の朝にも関わらず、わざわざ送迎のためだけに来てくれました


最後の最後まで、お世話になりっぱなしでした


英会話レベル3の僕が、現在知っている最大限のお礼の言葉を英語で伝え、ギルフォード駅でタバイさんとお別れ



このクインズでの研修期間、僕の全ての段取りを取ってくれたタバイさん


ミーティングに入れてくれたり、アナリストたちとミーティングをさせてもらえたり、遠征に連れてってもらえたり


みんなにお願いして、裏で動いてくれてたのは間違いなくタバイさんです


本当に、感謝しても感謝しきれません



そして留学組の2人にも、色々とお世話になりました


この2人がいなかったら、もっと苦労してただろうなと思うことが多々あります


2人にはとても感謝していますし、残りの留学期間もどんどんチャレンジして頑張ってほしいです




ギルフォードという街は、とてもいい所でした

ロンドンまでもそんなに離れておらず、治安も良さそう

何より、クインズがある街です

また絶対来たい場所の1つになりました





この日は、1度ロンドンのホテルに大きい荷物を置き、ブリストルという所で行われる試合を観に行く予定

ロンドンからブリストルまでは、電車で1時間半ほど


試合が14時半開始だったので、14時ぐらいにブリストルへ着くようにスケジュールを立てておりました



ギルフォードからロンドンへ電車で向かい、この日泊まるホテルがあるロンドンのパディントンに着いたのは10時ごろ


こっちに来て初めて1人でのフリー時間ができたので、家族(妻)に頼まれていたお土産を買いに行くことに


目的の品は、この2つ

・スーパー『M&S』のエコバッグ
・紅茶(指定あり)


パディントンは大きな街だし、目当ての品はすぐ見つかると思い込んでた僕


M&Sもどこにあるのかを知っていたし、余裕ぶっかましてました



しかし、いざ行ってみると目的の品がない


小さなM&Sだったので、大きな所に行ったらあるかな


スマホで大きなM&Sを探してみると、地下鉄で2駅ほど離れた場所に発見


時間もあるし、行ってみることに



到着してエレベーターに乗ると、一緒に乗ってた人が


『あんたフィリピン人?』


と話しかけてくる


確かにフィリピン人顔やけども


『日本人だよ』


というと、『そうなんや!おれ日本行ってみたいんよー!』と言っておりました


イングランド住人で、日本に行ってみたいという人は結構いる


イングランドから見る日本は、どんな感じで見えるか気になりますね




そんな感じでまだまだ余裕かましてた、この時間


3階建てのM&S

ここに、ない訳が無い







・・・





ない



エコバッグも紅茶もない




これは参った

下調べ不足や



同じ街に違うスーパーがあったので、とりあえずそこに行くと、紅茶は発見



嫁さんに電話


『エコバッグがないんやわー』



『えーーーーーーーっ!!!』


と嫁さん



M&Sのエコバッグが本当に欲しかったらしく、他のお土産を何も考えてないほどでした



『他に欲しいものあったら教えて!』

と、電話を切ったのが11時過ぎ


ブリストル行きの電車時間は、12時半


刻々とタイムリミットが迫ってきていました



目当てのものがないからと言って、嫁さんに何も買って帰らないのは、良くない




非常に良くない




嫌な予感しかしない



この1週間、こますの面倒で非常に大変だった嫁さん


感謝のためにも、お土産は必須です


ただ、一向に嫁さんから連絡がない




そして、時間がない




地下鉄で移動しながら調べると、人気でオシャレなバッグが売ってるカフェを発見


場所は、オックスフォードサーカス


地下鉄で、さらに数駅離れた場所です



『このバッグはどう?』


とりあえず、ラインを送る



ただ、返事が来ない


すでに時間は11時半



時間が、ない


お土産を諦めて、ブリストル行きの電車に乗るパディントンへ行くか


それとも間に合うかわからないが、オックスフォードサーカスまで行くか



際どい、非常に際どい


なぜイングランドでは、こんなに時間に追い詰められるのか




するとようやく嫁さんと連絡が取れ、『それいいね!』とのこと




よし、GOサインや

行くしかない!




急いでオックスフォードサーカス行きの地下鉄に乗り、駅に着いたのは11時50分



店があるデパートまで走る


デパートに着くと、予想以上にデカい


案内図で店の場所を探す時間もなかったので、入り口に立ってた店員さんにExcuse me

必殺『I’d like to go to〜』文で尋ねる


『4階ですよ』と教えてもらい、4階まで駆け上がると、目当ての店を発見


これください!とレジでバッグを出すと、レジのお姉さんがオドオド



『値段がなんかよくわからないのよ〜』





もういくらでもいいです、お姉さん



はよして!



1分ほどの時間ロス



カードで支払いをすませると



『ミッッ』


と、レシートが1センチぐらいで無くなる



『ごめん、すぐレシートの紙変えるね〜』






はよしてっ!!!笑




合計2分ロスした頃には、12時を回っていました


今からパディントンへ戻って、地下鉄から電車乗り場へ行かなければならない・・



ダッシュで駆け出す




走る


横目にデッカいNIKEショップ



行きたい、けど走る






なんとかオックスフォードサーカス駅に辿り着くと、奇跡的に地下鉄がすぐ来てくれました




お陰で、ブリストル行きの電車にギリギリセーフ




電車の中では、疲れて爆睡でした








ブリストルに着くと、タクシーでスタジアムまで行く事に



『アシュトンゲートスタジアム』という有名なスタジアムで、行くのがとても楽しみでした




ブリストルの駅からタクシーで15分ほど


歩いて40〜50分で行けそうな距離でしたが、車窓からの景色を見ながら、タクシーでよかったと思いました



何か少し、治安がドキドキする感じの街



治安がいいとは聞いていませんでしたし、何より徒歩で行き止まりに合うという経験がある




ここで行き止まりにあったら、ヤバい




タクシーの運ちゃんはとても優しい人で、無事アシュトンゲートへ着きました






試合は、ブリストルベアーズ対ノーサンプトンセインツ


どちらもクインズと同じリーグ、プレミアシップに属するチームです




この日は、中立な立場で観戦


最後はホームであるブリストルベアーズが逆転し、39-38で勝利


とても良い試合を観ることができました





試合後はホテルがあるロンドンのパディントンへ電車で戻り、UKでの最後の晩餐に



やっとカレー縛りから解き放たれた、最終日の夜


イギリスといえば、やはりコレ








フィッシュアンドチップスをテイクアウトし、ホテルで食べて終了でした








総括すると、本当色々なことがあったこの1週間

それも含めて、イングランドに来ないと体験できない、素晴らしい旅になりました


何よりも、自分が好きな場所で好きな事を学べるのは、この上ない幸せな事だと改めて実感しました


この経験を、これからの仕事に最大限活かしていけたらと思います


そして、僕の大きな夢のひとつ

イングランドでラグビーの仕事をする事


いつの日か実現させる為にも、さらに頑張って行きたいと思います



今日からヒートは練習が再開

僕は明日からチームに合流します


またヒートのみんなと働けるのが楽しみです




後半戦のUK記も読んでいただき、ありがとうございました!


それでは、また鈴鹿ライフでお会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?