異界の進化搭載、発見コンボ解説(エクスプローラーBO1)
皆さん、とうとうMTGの最新セット「イクサラン:失われし洞窟」が正式発売されましたね。
アリーナでも11/15から実装され、数多くのプレイヤーが新カードを使って無限に遊んでいるなか、絶賛話題沸騰になっているコンボが発見されました。
今回はそんなコンボデッキの1つ、異界型発見コンボ(現状正式名称なし)について、概要と個人的に調整と検討した内容。他のリストを見て勉強になった部分を共有したいと思います。
異界型発見コンボとは?
私自身が調整した結果のデッキサンプルとなります。
コンボの概要としては、地質鑑定士または嘶くカルノサウルスの発見により、最後に必ず異界の進化が唱えられるようになっており、異界の進化からカルノサウルスを出すことでデッキから異界の進化が無くなるまで発見がループすると言った物になります。
コンボの勝ち方
発見5以下で捲れるカードが異界の進化以外すべて、発見5 or 3に繋がり最終的に異界の進化が絶対に捲れます。
捲れた異界の進化を地質鑑定士 or カルノサウルスを生贄に唱えます。(基本は地質鑑定士)
6マナのクリーチャーがデッキから出すことができるため、カルノサウルスまたはコピークリーチャーを選択しだします(カルノサウルスが場に出ていなければカルノサウルスを場に出す)
コピーはカルノサウルスで出すことで、発見5から上記の異界の進化を唱える手順が異界の進化がデッキないからなくなるまでループし、その間に盤面にカルノサウルスや地質鑑定士とコピーが並びます。
盤面に必要な打点が揃った場合は、異界の進化からカルノサウルスではなく、ドゥームスカールのタイタンを選択し場に出します。(6マナ4/4 場に出た時、全体1/0修正+速攻付与)
これにより、並んだクリーチャーが速攻を持ち一斉に攻撃して20点以上を削るデッキとなります。
カルノサウルスのパワーが7あり、トランプルを持っているため、3対以上並んでいれば速攻を付与で20点を削り切ることができます。
コンボ条件
コンボ方法は簡単で、地質鑑定士を唱えて場に出す or 嘶くカルノサウルスを場に出すだけです!
コンボ手順詳細
地質鑑定士からのコンボ手順
1. 4マナ払い地質鑑定士を唱えて場に出す
2. 唱えた場に出た地質鑑定士の誘発で発見3を行う
3. 発見3にて、異界の進化・鏡像・ミミックのいずれかが捲れる
4. 捲れたカードを唱える。
4-1. 鏡像・ミミックの場合、地質鑑定士をコピーし場に出す。唱えて場に出ているので発見3を行う
4-2. 異界の進化の場合、地質鑑定士を生贄に6マナのカルノサウルスを場に出す。
5. カルノサウルスが場に出て誘発で発見5を行う
6. 発見5にて、賢いなりすまし・地質鑑定士・異界の進化・鏡像・ミミックのいずれかが捲れる
6-1. 鏡像・ミミックの場合、カルノサウルスをコピーし場に出す。唱えて場に出ているので発見5を行う
6-2. 異界の進化の場合、地質鑑定士orカルノサウルスを生贄にする。
異界の進化がデッキに残っていれば、カルノサウルスを場に出し、発見5の手順を続行
6-3.地質鑑定士が捲れた場合、発見3を行う
7. 最後の異界の進化を唱えるときドゥームスカールのタイタンを出して速攻付与し攻撃してライフを0にする
カルノサウルスから場に出す場合、5番の手順から実行される
1回の発見で異界の進化以外を唱えるたび、カルノサウルスが1体増えていくため、最低3回異界の進化が捲れないだけでコンボが完走できるようになっております。
コンボが失敗する(20点削れない場合と確率)
高い確率で3対以上のカルノサウルスに速攻を付けてアタックすることができるコンボですが、十分なコピーが生成される前に異界の進化をすべてめくってしまうと失敗します。
そのため、異界の進化以外のカードが捲れる確率を上げる必要があります。
①上げる方法としては発見で捲れるカードの総枚数を増やす。
②当たりのパターンを増やす
①解説:単純にコピーカードを枚数を増やすことで異界の進化以外を当てやすくできます。ただし、基本的にはコンボでしか使わないカードなので枚数は最小限に抑えたバランスを目指したいところ
②解説:異界の進化以外の捲れるパターンを増やす
4マナのコピークリーチャーは発見3では捲れず、3マナは捲れるため3マナの採用を増やすことで確率を上げることができます。
そのため、コピーカードは3マナを優先したほうが良いとなるのですが、実際には細かいメリットデメリットがあります。
3マナ(クリーチャー) 発見3でも捲れる 安定
4マナ(クリーチャー・賢いなりすまし 全パーマネント)発見3で捲れない、自分の場にカードがなくても相手のパーマネントになれる。リングの除去に対して、リングになってリングを除去できる
4マナ(クリーチャー・灯の分身 自分のみ)発見3で捲れない、自分の場にカードがないとそのまま消えてしまう
4マナ(ソーサリー・イルーナ 全パーマネント)自分の場にカードがなくても相手のパーマネントになれる。リングの除去に対して、リングになってリングを除去できる サリアなどの場合、1マナ重くなる
上記のことから3マナクリーチャー優先だが、賢いなりすましだけは一定数取ったほうが良さそう。枚数は10枚程度あれば3回は捲れると思われます。
コンボ以外のカード
必須
1.マグマオパス系(捨てて宝物を生成する) キルターンが速くなる
採用枚数4~10
好み
1.有角の湖鯨 出来事で2マナで軽量除去
2.本流の機械巨人(青ギアハルク) オパスなどの捨てた協力スペルを唱えるなどのサブプランが取れる
3.6マナチャンドラ マナ加速がありコントロール対面に対しても長期戦で戦える
あとは発見に引っかからないなら何でもOK
特に6~8マナクリーチャーは異界の進化から持ってこれるから、殴って勝てないときなどのサブプランを取っておくのも正解になりやすい(アトラクサなど)
各々調整が必要になる箇所
マナベース:拡張性が広すぎるため、使いたいカードに合わせてマナベースの調整が必要。
キーカードのサーチ:サメ台風や発見+発散のようなカードを掘り進められて発見5に引っかからないカードの選定
サイドプラン:コンボ全力にするのか、コンボ以外の勝ち筋を搭載するのか
最後に
話題が出てほぼ1日で各デッキビルダーが検討して作られた段階で、お世辞にも洗練されたリストとは言えないまでもかなりの勝率を誇っているデッキで、必要なパーツも地質鑑定士+嘶くカルノサウルス+クローン+タイタンのみと自由枠も多く、色についても4マナで赤赤さえ出ればすべて許容されることもあり、かなり個性が見せられるようになりそうです。
ヒストリックBO3のプレイインでの抜け報告もあったようで、新たな進化の可能性が気になるデッキでした!
*正し、理不尽コンボかつ最速3キルデッキなので実用レベルの開発が進むとパイオニアでは問題がありそうです。
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