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自分のタイプ:MBTIのJ/P・S/Nの難しさ

エニアグラムの次はMBTIである。結論を言えばITタイプのどれか、と思い込んでいる。換言するとE/I・T/Fには容易に結論を出せたのに対し、S/N・J/Pについては迷い続けている。現状、

・J/P:何故分からないか理由を推定できた
・S/N:それすらまだ分からない

という段階なので説明しよう。

実はある動画で、「職場ではJ/P・S/Nが大事」という意見を見かけた。であればJ/P・S/Nは職場という、ミッションに特化して仮面をかぶる場でも外から分かりやすい特徴であり、迷う事はないはずである。だがnoteに於けるMBTIの大家イブリースによれば、

・I型とE型は最初に位置づけられる対立軸であり、比較的外部から見て分かりやすい。
・T型とF型の相違は古来から有名であり、必ずと言っていいほど価値観のすれ違いの原因になる。

とあるのでE/I・T/Fは分かりやすく、

・S型とN型はあまり16タイプ以外で認識されていない性格の対立軸だ。正直なところ、日常語彙でS型とN型の相違を表現するものは見当たらない。
・P型とJ型の違いもそこまで一般的には認識されていない対立軸である。

とあるのでS/N・J/Pは分かり難い、とする私の感じ方もあながち的外れではない。

それは何故だろうか。

先ずJ/Pについて、J型・P型ともJ/Pとは逆の機能を内面に宿している。ESTJならば内向的感覚、ESTPならば内向的思考、といった具合だ。そしてこうした内向的機能も透けて見える(かもしれない)ので、J/Pの違いには

(1)J:P=外向的判断:内向的判断
(2)J:P=外向的判断:外向的知覚
(3)J:P=内向的知覚:内向的判断
(4)J:P=内向的知覚:外向的知覚

の4パターンがあり得る事となる。私見だが内向的知覚は最も分かり難いため、(3)(4)は余りなさそうであるが。それでも(1)(2)の観点が恣意的に登場する所が、J/Pの分かり難さである。J=決断力、と記述されている場合は(1)に該当する。外向的判断は現実的で当座の用に間に合う決断のための、内向的判断はスピードを犠牲にした正確な判断(世間はそれを優柔不断、と称する)のため機能だからだ。J=規範的、と記述されている場合は(2)に該当する。判断機能は枠組みを定める機能でもあるからだ。

再びイブリースに登場願おう。

こちらはJ/Pに特化した記事で、どちらかといえば(2)の観点で書かれている。しかし1か所、異質な出島のような記述を発見した。

P型は相手に規範を押し付ける際に、その意図するところを完全に説明できることがほとんどである。勉強をサボっている子供に関しては「一日でもサボると学力が下がるぞ」といった具合である。口には出せないが「子供を御三家に受からせて近所に自慢したい」といった要素もあるかもしれない。いずれにしても、実際に口に出せるかは別としてP型は明確な願望や合理性を心の中に持っていることが多い。

一方、J型が規範を相手に押し付ける時は規範の意図するところを他人に説明できないことがある。J型が規範を押し付ける時は不機嫌な顔をしながら「ルールだろ!」と怒っている印象で、理由を聞いても「ルールだから」以外にうまく説明できないことがある。

ここだけ見るとP型のほうが規範についてまじめに考えていそうであるが、まさに(1)のP型=内向的判断の発現、と私は理解している。

もう1点、(3)は余り関係なさそう、と述べてしまったので矛盾するようだが、I型にとってはJ/Pとは逆の機能が支配機能である。従ってI型はJ/Pの説明をしっくり納得できず、また逆にそれがI型の傍証になっている、とも考えている。

次にS/Nについて、これは正直、もっと難しい。もしS/Nを他の特性と結び付けて

SF・ST・NF・NT

或いはKeirsey流に

SP・SJ・NF・NT

として考えれば私はNTに似ている。職歴を考慮するともっとそうである。しかしS/N単体で見た場合、Nっぽさは感じない。そしてイブリースの説明を読んでも益々、分からなくなって来る。せいぜい、ダサいからSでないかもしれない、という程度でこっちは降参だ。

でも、本当にここから進めないのか。

MBTIの欠点としてしばしば語られる事だが、S/NとJ/Pが相関している、という説がある。S≒J・N≒Pという具合、何故ならどちらもBig FiveのOpennnesに関わる次元だからだ。

となると、S/NとJ/Pが”同時に”分からないのであれば、打ち消し合っているから、とも考えられる。それならば私はISTP・INTJのどちから、となるが、ISTJ・INTPの可能性を捨てられる確証もない。

今日はここまで。

追伸1:「職場ではJ/P・S/Nが大事」と述べている動画は16 TYPE LABO 【性格タイプ研究所】

であった。膨大な数のためその中の何処か見失ってしまったが、特定できれば報告したい。

追伸2:難しそうな学術論文だが、J/P予測は難しい様子である。

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