中居正広事件に寄せて II ～敢えて中居正広を庇う～

最近、アイドルグループSMAP出身の有名芸能人 中居正広に関する事案が話題になっている。先ず2024年12月19日女性セブンが、続いて25日週刊文春が報じたが、その余波はフジテレビの社長・会長の辞任という大きな動きを産んだからだ。綾紫が理解している所は以下の通り。

• 中居正広はフジテレビのとある番組に出演していた。

• ある時番組のプロデューサー中嶋優一が自身や中居正広・女性アナウンサー渡邊渚も含む3名以上の会食を計画した。

• 中居正広と中嶋優一の親密さは業界でも有名だった。

• 大雨の降る2023年6月の当日、中嶋優一は会食をドタキャン、中居正広と渡邊渚の2人だけに。

• その後いつしか時のつれづれに。

• 中嶋優一はフジテレビの編成部長として出世。

• 渡邊渚は2023年7月、体調不良で休養、2024年8月、退社。

• 中嶋優一が絡んでいた事からフジテレビの"上納システム"という組織的不祥事、との推測も広まる。

• 何10年も前から行われてきており、協力度が昇進に直接関わる、との証言も現れる。

• 2025年1月17日、フジテレビ社長 港浩一が記者会見を実施したが、その閉鎖性が批判を産む。

• 少なくない企業がCMを中止。

• 1月27日、再度記者会見、会長 嘉納修治と社長 港浩一が辞任を表明。

だんだん、中居正広よりもフジテレビに世間の耳目が向いて来た様子が窺われる。

それどころか、理論上、中居正広は被害者の可能性もあり得る。何故なら、フジテレビには女子アナウンサーとの関係=貢ぎ物を拒むと出番が無くなる、と脅す動機がある。中居正広は有名人、フジテレビは名の知れた企業であっても黒子であるプロデューサー個人の暴走として逃げる余地があるからだ。バレてもダメージは相対的に小さく、後ろ暗い経験を共有し脅せば思いのままに動かせる、と考えても不思議ではないからだ。実際にはスポンサーを失い、会長・社長の辞任につながったからダメージも大きかったが。

いかがだろうか。