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凡庸なる悪が蔓延る世界 追記あり

近頃「凡庸なる悪」という言葉が脳裏を過る事が多い。
確か安冨歩東大名誉教授がある動画で語ったのを聞き、心に深く刻み込まれたと思う。
残念な事に未読なのだが、出典はハンナ・アーレント『エルサレムのアイヒマン』であり、彼の裁判記録を記した著作だ。

goo辞書ではこのように記されている。

ぼんような‐あく【凡庸な悪】 の解説
第二次大戦中に起きたナチスによるユダヤ人迫害のような悪は、根源的・悪魔的なものではなく、思考や判断を停止し外的規範に盲従した人々によって行われた陳腐なものだが、表層的な悪であるからこそ、社会に蔓延し世界を荒廃させうる、という考え方。ユダヤ人の政治哲学者ハンナ=アーレントが、親衛隊中佐としてホロコーストに関与したアドルフ=アイヒマンの裁判を記録した著書の中で示した。

あらゆる所に「凡庸なる悪」が蔓延していると感じた。

例えば、移住前不動産を買取で処分したが、その時のメーカーの担当女性。
目ぼしい売買業者にメールで問い合わせをし、その中から選択したのがメーカーと地元の会社だった。
メーカーなら左程低い査定は出さないと期待したためだ。
私はエンパスのためか相対した時、相手に悪意害意がある場合は体が緊張し、うまく対応できなくなってしまう。
彼女からはそららを感じず、根は素直な人との印象を抱いた。
彼女は、地元会社の担当者を意識し、いつも負けてしまうと諦めたように語っていた。
実際見積もりをお願いすると、メーカーの額が有り得ない低さだった。
その理由のひとつが、収納スペースが少ないという。
実はその家のおおよその設計は私がしており、収納スペースを何カ所も作り、その多さと広さが特徴と言える程だったのだ。
彼女もそれは承知らしく、指摘すると僅かに気まずそうにしていた。
メーカーから予め金額が決められ、それに合わせ適当に辻褄を合わせたと感じた。
「○○○ホームじゃないと働けないから」と言っており、常識的なものの見方が出来ない私は首を傾げた。
仕事など合わなければいくらでも変えれば良いと考えていたからだ。
地元会社の査定は、後にポストに投函してもらう事にしていた。
だが、来ない。
確認すると確かに入れたと言う。
メールで送ってもらい問題はなかったのだが、額はメーカーの1.6倍だった。
彼女の仕業であろうと思っていたので、お金が絡む怖さもあり、買取は見送る旨の連絡を入れた。
「まさか電話をしてもらえると思わなかった」とは彼女の言葉。
すぐ後に、未開封の査定書類がそれとなくポストに入れられていた。
未開封という所に、彼女の正直さ、または小心さが現れており、切ない気持ちになった。

デヴィッド・ボウイ主演の『戦場のメリークリスマス』は故坂本龍一の美しい旋律で知られている作品だ。
ビートたけし演じるハラのその後を描いた『種子と蒔く者』で、主役であるロレンスが戦犯として収容された彼を訪れる。
ハラは、捕虜に暴力をふるったのも日本人として掟に従っただけ、何故死刑になるのか納得いかないと語る。
そこには悲しさしかなく、加害者と被害者の両面を併せ持つ故の理不尽さに満ちていた。

また、森友学園の国有地売却を巡る文書改竄で証人喚問に立った佐川元理財局長を思い出した。
安倍氏の自分や妻が関わっていたら議員を辞めるとの発言から改竄へと突き進んだが、自殺者が出たにも関わらず、彼は嘘を付き通した。
彼など「凡庸なる悪」の典型と言えるだろう。

「凡庸なる悪」は、ただ坦々と言われるまま無思考で悪を為す事だが、今まさに進行している。

昨夕配信された『レプリコンワクチン(遺伝子製剤)の危険性について。荒川央先生とのミーティング。』中でTrilliana 華さんが語っていたが、村上康文東京理科大学名誉教授が明治製菓ファルマに突撃し中心の方とお話したという。
彼はエクソソームを知らず、シェディングも最新の情報も知らない、個体間伝播の動物実験もやっていない、やり方も分からない、逆に村上教授に教えを請いたいと言っていたと・・・

ニコ生は気付くのが遅れラストの約30分しか聞けずにいたが、こんな驚きの話が曝露されるとは思わず、全身の力が抜けてしまった・・・
何も考えずにエスニック・クレンジングを起こす可能性のある凶悪なものを世に放とうとしていたのかと・・・

現在ニコニコ動画に上がっており、ログインせずとも視聴する事が出来る。
後でゆっくり視聴しようと思っている。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44079736

専門家を称する者の無知は恐ろしい。
これも「凡庸なる悪」として、後に裁かれるストーリーしか思い描けない。

大抵の省の職員も同様なのだろう。

己の罪を知った時、彼らは何を語るのだろうか。
やはりハラのように、何故裁かれるのか納得できないと泣くのだろうか。

今、多くの組織で権力志向の者が上についている。
平和(見せかけだけだが)な時は、無能であっても上司の覚えめでたければ上に上り詰める事が出来る。

今後襲い来る嵐に翻弄されるだろうが、嵐の到来に気付く事はないかもしれず、納得がいかずに嘆くのだろう。

切ない気持ちに胸が詰まる。


Trilliana 華さんが上記動画で伝えていたはこの動画らしい。

音が酷く小さいため、イヤホンで聴くと良いかもしれない。
村上康文教授が明治製菓ファルマのほぼ責任者と電話で話したとの事。
レプリコンワクチンの販売はまだ未定との返答。
レプリコンを打たせたい連中の思惑は、風評被害(実害だと思う)により日本の株・土地が下落した際安く買いたたくためとの曝露話も。

やはりXでも情報を集めるしかないらしい・・・。


追記2

山路徹氏の動画の音声を大きくし音ズレを修正した動画が上がっており、
再集録版は、YouTubeに上がっていた(すぐ削除される可能性が)。


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