ラヴィット!のすーじーちゃんがすごかった話
6月29日。
本日をもって、『ラヴィット!』水曜日シーズンレギュラーの日向坂46・富田鈴花ちゃん(番組では「すーじー」と呼ばれていたので本記事でもそう呼ぶこととする)が同番組を卒業した。
めちゃくちゃ寂しい。
この記事はすーじーがラヴィットを卒業してめちゃくちゃ寂しい人が、とにかくすーじーを褒めまくってヨシヨシするだけの記事です。
1 登場からすごかった
遡ること昨年の11月4日。
その日は、「いい推しの日」ということで、ゲストやレギュラーが「いま推しているもの」をテーマにオープニングトークをする、という内容の放送だった。
その日のゲストは、歌舞伎俳優の中村勘九郎さん。
日本歌舞伎界の宝とも言える中村勘九郎さんが取った奇行 行動が、これである。
これを観たスタッフが、日本歌舞伎界の宝をここまで笑顔にするトミタスズカとは一体……? となったのかどうかは知らないが、それから約1ヶ月後、すーじーはロケのゲストとしてラヴィット! に初登場する。
ロケのお相手はなすなかにし。手練れのロケ芸人を前にアイドル・すーじーがどのような化学反応を見せるのかと思ったら。
なぜか『大喜利バトル』と題し、イルミネーションの紹介もそこそこに、ハウステンボス内のサンタの置物相手におじさん2人と日本歌舞伎界の宝の推しアイドルがモノボケ対決を繰り広げるというまさかの展開に。
しかし、この意味のわからなさが逆にラヴィットにハマったのか、すーじーはその約2ヶ月後、再びロケに呼ばれ、あばれる君やザ・マミィを相手にアイドルとは思えない大暴れをして帰って行った。
あばれる君より全然暴れていた。
この2つのロケの大暴れがスタッフにハマったのかどうかはわからないが、この2ヶ月後、すーじーのラヴィット! シーズンレギュラー入りが発表される。
そう、すーじーはめちゃくちゃ大暴れをしたと見せかけて、「ロケで爪痕を残してシーズンレギュラーに上り詰める」というめちゃくちゃ真っ当なことをやってのけたのである。
2 バラエティ力がすごかった
そんなすーじーがシーズンレギュラーとして放り込まれたのが水曜日。
矢田亜希子さんをアンタッチャブル柴田さん、見取り図のお2人が囲み、ゲストもほぼ芸人という、バラエティ慣れしていないアイドルにとっては鬼門ともいうべき曜日である。
ここでの立ち振る舞いとして考えられるのは2つ。
矢田亜希子さんのように芸人のガヤガヤの中に咲く一輪の花になるか。
それとも芸人側になるか。
すーじーの選択は。
知ってた。
ということですーじーちゃんは臆することなくバラエティ全振りで行くことを選び、初回放送からモノボケ大喜利リアクションをこなし、放送の最後にはゲストとして出演していたさらば青春の光・森田さん(高いところが苦手)を無理やりスカイダイビングに連れて行こうとするというグイグイっぷり。
こうして、すーじーのラヴィットシーズンレギュラー生活は華々しいかどうかはよくわかりませんが、幕を開けたのである。
3 前のめりさがすごい
ここまで読むと、すーじーがとにかく破天荒な子のように思えるかもしれないが、実はそういうことでもない。彼女、クソがつくほど真面目なのである。
例えば、テーマに沿った市販の食品を、その道のプロが食べ比べて採点し、その1位を当てる『ラヴィット! ランキング』のコーナー。
まずフリップをめちゃくちゃ書き込む。ちょっと早く入って書き込んだりしてるらしい。
そして、
「もし不正解だったら寝ちゃいますよ」
と宣言してからの
先ほども書いたが、水曜ラヴィットは基本的に芸人の独壇場で、特にすーじーが出演していた頃は、
「見取り図盛山さんがスタッフ用の台本を盗み見る不正をしてランキングの1位を当ててレギュラー降格」→「レギュラー復帰をかけていろいろなチャレンジをさせる」
とか、
「盛山さんの試食用のスイーツがマトリョーシカのような何重にもされた箱に入っていて時間内に食べさせてもらえない」
とか、
「絶品スイーツを試食できる人を決めるためのくじに不正があって絶対に盛山さんが当たらない」
などの一大盛山イジりムーブメントがあった。
その中で、すーじーはとにかく前のめりに、個性を出していくことで、少しでも出シロを探そうとしていたのだ。
どうだ真面目すぎるだろう。
4 やっぱりロケがすごい
シーズンレギュラー中、すーじーは2回のロケに行った。
すーじーはロケでの功績を買われてシーズンレギュラーになっただけに期待値は高かったが、案の定というかなんというか、大暴れして帰ってきた。
5 オープニングトークがすごかった
ラヴィット!は毎回オープニングの30分ほどでテーマトークをする。先に述べた「いい推しの日」もそうだが、その日の出来事や記念日になぞらえたテーマになることがほとんどなのだが、まぁ毎日やっていることなので、正直トークテーマに関しては無理やりというか、ネタ切れ感もある。
しかし、すーじーは趣味の幅広さを活かし、この無茶とも言うべきオープニングトークに果敢に食らいついた。
なんか変なことばっかして大暴れするだけのおもしれー女だと思ってたら多趣味だしギターも弾けるし歌もうまいしお料理までできちゃうなんて……。少女漫画だったら確実に恋に落ちてるタームに入ってる。
そして極めつけがこれだ。
すまん、姫???
お茶の間は思ったに違いない。今まで散々へんな食レポとかモノボケとか大喜利とか大暴れロケとかやり散らかすおもしれー女だと思ってたけど、すーじー、実は顔がドチャドチャに良い
しかもウケるのがこれを披露したのが初登場から約2ヶ月後の6月8日放送回という。いやアイドルなんだからモノボケとか大喜利とかやる前にこういうのやっとこうや!!!!! 本当にすーじーはおもしれー女である。
【まとめ】やっぱりすーじーはすごかった
というわけで、ひとしきりすーじーをヨシヨシしてきた。
3ヶ月という短い期間でここまですーじーのいろいろな一面が観られたのは、彼女のポテンシャルももちろんだが、ひとえにラヴィット!という番組の自由なフォーマットと、そしてスタッフの皆さんのすーじーに対する愛があればこそだと思う。
本当に楽しい3ヶ月間だった。スタッフのみなさん、すーじーを見つけてくれて本当にありがとうございました。そしてすーじー、お疲れ様でした。
最後に一つだけ。
さらば森田さんとのスカイダイビングロケは何があっても実現させてくれ
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
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