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マンドリン曲を作り始めて1年。自分の表現したいものを作っているわけではない

モノを作る人に憧れて2020年の11月から作曲を始めて1年が過ぎました。曲作りには正解があるわけではないので、自発的に作る分には好き勝手し放題でなかなか楽しい。若い頃からあれこれハンドメイドの趣味も試してみたけど、結局長年携わってきたマンドリン音楽に関するものが楽しかったということです。

アートなモノ作りをする人は、自分の内面から湧き出る何かを表現するために、モノを作らずにはいられない人達なんだと思いますが、私の場合はその欠片もないのが残念。前にも書きましたが、パズルを解く感覚なんです。そういえばクロスワードパズルにハマっていた時期もあったなぁ。

天から曲が降ってくるなんてことは一つもなくて、無理矢理ひねり出したワンフレーズをいかに展開するかを考えます。音楽理論が分かっている人は展開の仕方の引き出しをたくさん持っているのでしょうが、いかんせん完全独学の素人作曲家なので、ほぼほぼ「なんとなくの感覚」で展開させています。

けれど意外と曲としての体を成したものが出来上がっているので、少しは作曲の素質があるということでしょう。そういうことにしておきましょう。

「なんとなくの感覚」で作り進めるので、毎回予想もしないところへ着地します。途中で拍子が変わった、調性が変わったはいつものこと。思いがけず明るくなったり暗くなったり。ハーモニーを合わせるために考えてもいないメロディになったり。

なので、人から「こんな感じの曲を」と依頼されて作る人にはなれそうにありません。10年くらい続けたら思い通りの曲を作れるようになるかな?

それと「こんな素敵なメロディを皆さんに聴いてもらいたい!」という気持ちよりも、「いかにマンドリンで弾きやすいか?」を優先してしまいます。作曲を始めたきっかけが、「私でも弾ける簡単なマンドリンソロ曲があればいいのに」というものだったからでしょう。

しかし、楽譜作成ソフトのミューズスコアの音源の再生能力は素晴らしいので(マンドリン属はダメダメだけど)、弦楽用とかフルート用とかピアノ用とかの曲を作ってみるのもありかもしれませんね。

今回初めて作ったマンドリン四重奏曲はミューズスコアの弦楽四重奏で音源を作ってますが、とてもいい感じです。リアルな弦楽四重奏でも演奏してくださいと言いたいところですが、ビオラでは弾けない音が1音あります。その辺も考慮して作っていこうかしら?


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