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速い。簡単。強い。ソウブレイズex徹底解説

はいどうも。シティ出るデッキ、キャンコロピン刺ししがち。
むらにいです。
今回は初心者から上級者まで全てのポケカプレイヤーにおすすめできるソウブレイズexデッキを紹介します。採用カードから各対面での立ち回りまで、どこよりもわかりやすいソウブレイズ解説記事を目標に紹介していますので、至らぬところばっかりかと思いますがどうか最後までお付き合いください。
最終更新:12/15(日) バツローグさん型について追記しました
※環境の変化に伴い統計は一旦削除しました


ソウブレイズexについて

今地味に高いよね

ソウブレイズexは2024年8月30日発売のスタートデッキで登場したカードで、上技「しんえんほむら」はトラッシュにエネルギーを送るほど大火力を狙えます。そのため、デッキ60枚中20枚ほどをエネルギーが占め、博士やゼイユ、ハイパーボールでエネをトラッシュしまくって大火力を連発するデッキが活躍。ニンフィアばかり注目されていた前評価をひっくり返し環境入りを果たしました。
そしてこのデッキ、後でも話しますが圧倒的初心者おすすめ度no.1です。手札に来たグッズを使って、ポケモンを並べて、エネをひたすらトラッシュ。博士の研究でまたトラッシュ。そしてしんえんほむらと言うだけで大ダメージが連発できます。これまでにこんなに単純で強いデッキあっただろうか。そして安い。スタートデッキを買うと半分くらいのデッキパーツが1800円で揃います。これと4200円の「デッキビルドBOX ステラミラクル」を買えば残りは3000円以内で組めます(キチキギス除く)。デッキビルドBOXにはあらゆるデッキで使えるカードが大量収録されていることも考えると、やはりこの上ない最強の入門デッキというわけです。

デッキ解説【純粋型】

前置きはこんなもんにして、僕が現在使用しているデッキを紹介します。
まずはソウブレイズのみで戦う純粋型です。

カルボウ 70のやつ4枚
ソウブレイズデッキですので、こいつがいないと始まりません。
基本的には同じデッキに入っているカルボウ4投でいいですが、4枚目が全然見当たらないもんで…(商品には3枚しか入ってない)
地味におにびでスボミー取れるのは大きい。なぐっても倒れませんので。

ソウブレイズex3枚
4入れたいけど3でいいかなと思います。
タンカとかで使い回したらいいし、何よりソウブレイズは自分も相手も2−2−2進行なので3で十分かと思いました。

イキリンコex2枚
初手に絶対引きたいのでサイド落ちも考えて2枚採用です。
イキリンコにつながるカードが自分2+ネスト4+ハイパー4(+ゼイユ4)=10枚以上あるのでほぼ引けます。

かがやくゲッコウガ1枚
かがやく枠はこれ以外あり得ません。説明するまでもないソウブレイズデッキ最大のエンジンです。

キチキギスex1枚
お財布キチキチキチキギス
でしたが、テラスタルフェスでずいぶん安くなりましたね。こいつの3枚に助けられる場面ばっかりなのであるだけで安心できます。調子に乗って引きすぎてLOしそうになるのだけ注意。

スピンロトム1枚
言わずと知れた某ミミカス対策。ジェットエネですぐ場に出る動きがとにかく強いです。

スボミー1枚
最新弾で登場し話題を掻っ攫った1枚。詳しくは「テラスタルフェス環境での変化」の項にて。

ネストボール・ハイパーボール4−4
4−4以外ないです。特にハイパーはこのデッキでいちばん効率よくエネをトラッシュできるので4投以外ないです。

夜のタンカ3枚
お前が高いんじゃテラスタルフェスでお安くなりましたね。初手にソウブレイズなどがあってもこいつがあるので思い切ってイキリテイクできます。逆にイキリテイクで巻き込みたくないカード第1位でもあります…。あと、タンカで炎エネ回収してそのままかくしふだのコストにする動きも強くてたまにやります。

ともだちてちょう1枚
採用理由はタンカとほぼ同じで、デッキに1枚入ってるだけで安心できるんです。そのためイキリテイクで巻き込みたくないカード第2位です。

大地の器3枚
器で持ってきた炎エネ2枚をハイボでそのまま捨てるのがまあ強い。ハマった時の快感はハイボアーケアーケに匹敵します。かなり高額でしたがテラスタルフェスでy(以下略)

パーフェクトミキサー1枚
ソウブレイズデッキのエーススペックはほぼパーフェクトミキサーレガシーエネルギーの2択です。早いうちからぶん回すならミキサー、終盤に強くしたいならレガシーといった感じでほぼ好みの問題です。ただ現環境(超電ブレイカー環境)だとライコやリザードン等ワンパンできるデッキが多く、レガシーで生まれた1ターンが運命を分けることも多々あるためレガシーの方が多いかな、という印象です。
【12/9更新】テラスタルフェス発売に伴いパーフェクトミキサーが再増加しています。詳しくは後述します

博士の研究・ゼイユ3−4
この辺りの配分は悩み始めるときりがないのですが、自分は先1からぶん回したいのでゼイユ4博士3です。3枚でも案外引けるもんです。

ボスの指令2枚
ポケモンキャッチャーを抜いたので2枚採用です。ともだちてちょうがあるので3回以上使うことも理論上できます。

ブライア1枚
ほぼ保険のようなものであまり出番はないですがやはり使えたら勝ち確レベルで強い。非エク押し付けを突破できるプランが単純に1つ増えることにも繋がります。

サイクリングロード2枚
これもポケストップの方がいいと思うんですけどやっぱり金欠なんです。ただポケストップはどうしても不確定要素があるのに対し、サイクリングロードはエネ1枚を確定でトラッシュできるので打点が確実に上がります。あとかがゲコは特殊エネ対応なのに対しこちらは基本エネ限定なのでサイクリングロードで基本エネ使って後悔しがち。

ジェットエネルギー3枚
貴重な入れ替え札。スピンロトムの電源にもなります。ただこのデッキは手張りが唯一のエネ加速手段なので使い所は慎重になる必要あり。その点からミストエネルギー不採用です。

基本炎エネルギー16枚
ジェットエネルギーと合わせて合計19枚です。長らく20枚で使っていましたがミキサーもありますので19枚でも十分でしょう。

デッキ解説【パルキア型】

一時期はブリジュラスや「ほりまくり」のモグリューとかも流行りましたがあっという間にブームは過ぎ去り、代わって主流になったのがオリジンパルキアです。発売からしばらく経ち研究が進んだ結果、ソウブレイズデッキは純粋型かパルキア型かというのが定石になってきました。

このUR神々しくて好き


ソウブレイズデッキではポケモンVがほぼ採用されておらずVSTARパワーが余っていました。そんな中パルキアのVSTARパワーを使うことで特にげっこうしゅりけんを狙いやすくなることが注目され活躍しています。またこのVSTARパワーはトラッシュのエネルギーを使うためソウブレイズのデッキコンセプトとも完璧にマッチしています。
※スターポータルはトラッシュのエネを加速する効果であることから使うとソウブレイズのダメージダウンに繋がるため使用タイミングは慎重に考える必要あり

これが僕のパルキア型デッキです。前述の純粋型からスピンロトムを抜き博士を1枚減らして枠を作っています。博士2枚でも十分回ります。

緑のやつについては後述

デッキ解説【バツローグさん型】

というようにソウブレイズデッキは純粋かパルキアかできていたのですが、テラスタルフェス発売後有名プレイヤーのバツローグさんが使用しシティ優勝、その後急激に流行り出したのがこの通称(勝手に呼んでるだけ)バツローグ型です。

バツローグさんの優勝デッキ
知人が同じシティリーグだったそうです

なんといってもアカマツやマシマシラの採用が特徴ですね。またエーススペックもプライムキャッチャーになっています。パルキア型だと相手によってはげっこうしゅりけんが飛んでくると予知されてマナフィを置かれる可能性があるのですがアカマツを使うと(事前に水エネを貼っておく必要はありますが)いきなりげっこうしゅりけんをお見舞いできるため特にサーナイトと戦いやすくなるのではないかと思います。マシマシラはドラパルト対策でしょう。さらにむずむずかふん後の手札干渉としてジャッジマン、アカマツや終盤にボスにアクセスするためのネオラントも入っています。非常に奥が深くCL大阪でもよく目にするであろう今大注目のデッキタイプです。

回し方

単純です。単純と言うほかありません。ポケモンを場に並べ、初手はイキリテイク(場合によってしないほうがいいこともある)。それ以降はゲッコウガとサイクリングロードとキチキギスでドローし、グッズと博士・ゼイユでエネをトラッシュしまくり、あとはしんえんほむらを宣言すれば勝手に大火力が出ます。この単純さゆえポケカ始めたての初心者にもおすすめできる最強の入門デッキとなっています。気絶したり巻き添えになったソウブレイズは夜のタンカで再利用できますし、ブライアやボスの指令を切ることになってもともだちてちょうがあるので思い切って博士やゼイユを使うことができます。
そして何より見て欲しいのが下の表です。とりあえずこれを覚えてください。

エクセルでパパッと作ったので手抜きです

【訂正】サーフゴーは炎弱点のため5枚で倒せます
トラッシュにあと1枚エネが足りない時は、ハンドにジェットエネルギーがあれば裏のキチキギスとかに貼って一旦前に出してから逃がせば手札のジェットエネが20打点になります。こないだジムでこれやってブライア決めて勝ちました。

【12/17更新】テラスタルフェス環境での変化

12/6に発売されたハイクラスパック「テラスタルフェスex」により環境は大きく変化しましたが、ソウブレイズデッキもそれに伴って転機を迎えています。

スボミーの登場

まずはスボミーです。テラスタルフェスexで新規収録され環境を激変させましたが、ソウブレイズも例外ではありません。むしろソウブレイズはスボミーによって大幅な強化を得たと言えます。

ソウブレイズデッキのたねポケモンたちは大体逃げ1であり(逃げ2はパルキアVくらい)デッキにエネが多いこともあって後1むずむずかふんを比較的容易に宣言できます。ソウブレイズは相手より先にサイドを取り始めないとかなり勝ちづらいデッキのため先攻を取られて先2から攻められると結構痛手となりまが、後1むずむずかふんが決まると相手は先2でのワザ宣言が難しくなり、実質的に先攻・後攻が逆転したような状態になります。こうなったらあとはこっちのもので、相手が動けないうちにエネルギーを大量にトラッシュして大火力で押し切ったり、げっこうしゅりけんで小粒を枯らしていく有利展開に持っていくことができます。逆に相手がスボミーを使ったとしても、ソウブレイズは博士の研究とかくしふだで回すデッキであるため影響は小さい方だと思います。

エーススペックの変化

以前はレガシーエネルギーが主流でしたが、テラスタルフェス発売後はスボミーで相手を止めている間にエネルギーをスピーディーにトラッシュできるパーフェクトミキサー型が増加しています。またレガシーエネルギーの真髄は「相手のサイドを奇数にして2−2−2での最速負けを防ぐ」ことにありますが、現環境ではスボミーを早めに取っておきたい心理か奇数サイドを誘発しやすいこともこの結果に繋がったのかなと思います。バツローグさん型はほぼ100%プライムキャッチャーです。

ジャミングタワー

最近新たなスタジアム枠として採用が急増しているのがジャミングタワーです。スボミー環境で上がったきたデッキはグッズの代わりにポケモンのどうぐを活用するものが多くそうしたデッキによく刺さることが評価されています。特にサーナイトに対してはかなり強くてエヴォリューションを止められるだけでなく、相手が例えばおまもりフワンテで爆発してきた返しに後貼りするとそれだけでフワンテは倒れます。他にもドラパルトの緊急ボードやきらめく結晶、ミライドンの封印石等も止まります。

各対面での立ち回り

最近学業が忙しくて全くポケカに触れられていないため大半の対面が想像になってしまいますがご了承ください。またデッキ相性はポケカジラ様の記事を参考にしております。ありがとうございます。

vsタケルライコ
相性:微有利
目安エネトラッシュ枚数:11〜13枚
サイドを2枚先制した方が勝つ。4枚トラッシュできれば草ポンが弱点で取れるのでボス等で早めに狙っていく。イキリンコやキチキギスは相手からしたら絶好の餌なので場に出すかは慎重に考えること。また相手のポケストップを積極的に使っていくと良い。
パルキア型もさほど変わらない。

vsリザードン
相性:不利
目安エネトラッシュ枚数:15枚
きつい対面。まずエネを15枚落とすのが相当大変。またこちらがロトムあたりを取ってサイド4にすると、ヨノワールとリザードンでかがゲコとソウブレイズ倒してすぐ逆転を許す。返しにピジョットをとってもブライアでGG。リザードンはライコに強いという相性なので、ライコと同じアグロデッキの類に入るソウブレイズもライコ同様不利対面となる。
パルキア型だと最近マナフィが入らないのもあって月光手裏剣がめっちゃ通るのは承知の通り。ただし相手はネジキで容易に復帰してくるので油断は禁物。

vsドラパルト
相性:微有利
目安エネトラッシュ枚数:15枚
ドラパルトはふしぎなアメがあまり採用されておらずドロンチのていさつしれいで回すデッキのため攻撃開始に3ターンは要する。その隙にドロンチやヨマワルから取っていけると強いと思われる。2回のファントムダイブ(バトル場200+ベンチ60)でギリギリ倒れないのもグッド。新弾のビクティニを入れると必要なエネが1枚減る。
パルキア型ではドラパルトにも月光手裏剣が通る。しかもネジキがないことが多いので相手には隙が生まれる。そこを狙っていけばより有利になる?

vsサーナイト
相性:微不利
目安エネトラッシュ枚数:14枚
フワンテがソウブレイズ、サケブシッポがイキリンコを狙ってくる。対するこちらはサーナイトを取っていきたいがフトゥーで回収されサイド1枚しか取れない盤面にしてくる。さらにクレッフィでイキリテイクもかくしふだも止まる。サーナイトの柔軟性に猪突猛進気質のソウブレイズがうまく合わせるのは難しい。
マナフィの採用率が高くパルキア型を知ってる人には置かれる。キャンコロ入れてみてもいいかも。

vsルギア
相性:微不利
目安エネトラッシュ枚数:13枚
チラチーノは4エネでこちらをワンパンできるため手張り権が残る。そこで裏のチラチーノorチラーミィにもう1枚手張りしておくと、こちらがどこを殴ってもまた4エネチラチーノの起動が可能になってしまう
(アーケオス取る→プライマルターボx1+手張り=4)
それを少しでも咎めるために超電ブレイカーのソウブレイズが有効と思われるが、はっきり言ってそんなことしてる暇はない。場の特殊エネを消すんだったらアーケオス取った方がいい。あとイキリンコごっつぁんされたらほぼ終わり。
パルキア型の場合も相性は大して変わらないと思われるが、早めに手裏剣でチラーミィを取って1ターン稼げると強いかも。

vsレジドラゴ
相性:微有利
目安エネトラッシュ枚数:13枚
これもライコ同様草ポンから取ればかなりイージーゲーム。ただしマナフィ不採用なのでトライフロストには注意。レジドラゴやパルキア、パオジアンを重く見るなら採用もあり。

vsイバラ単
相性:微有利
目安エネトラッシュ枚数:10枚
イキリテイク、かくしふだ、さかてにとるが封じられますが10枚のトラッシュであれば博士やハイボやサイクリングロードで概ね達成可能。基本的に手張り進行なのでクラッシュハンマーもそこまでキツくない(逆に打点を上げてくれている)。逆にシステム系を縛られるときつい(入れ替えにジェットエネルギーを要するため1ターン渡すことになる)ので下手に出さないのが無難。

vsトドロクツキ
相性:五分
目安エネトラッシュ枚数:10枚
このデッキは後1で殴り始められる圧倒的スピード感を持つためそこについていけるかの勝負。先にくるいえぐられると間に合わないので間にスピンロトムやレガシーエネルギーを挟めると効果的。

vsカビゴン
相性:不利
目安エネトラッシュ枚数:11枚(マントカビゴミ)
勝てない。と思う。一応ミミカス対策でスピンロトムと、闘ポンはソウブレイズ自身が特性を持たないため突破可能だがおはやし笛でシステム縛られて概ねGG。あまりにカビゴミが多いならメテノ1枚あってもいいかも。

vs古代バレット
相性:微不利
目安エネトラッシュ枚数:10枚(ツキex)
基本的にHP140前後の非エクポケモンと対峙し続けることになるので大打点を狙うソウブレイズとの相性はそこまでよくない。復唱になってしまうがアグロデッキvsアグロデッキは先殴り勝負。

vsパオジアン
相性:微不利
目安エネトラッシュ枚数:10〜11枚
ソウブレイズは弱点突かれるわイキリンコはごっつぁんされるわで終始相手のテンポ。手札干渉もほぼないためセグレイブを取ってもセビエが1体残っていればカイ1枚で復帰される。
パルキア型の場合早いうちに手裏剣でセビエを取っておけばかなり有利になると思われる。

vsサーフゴー
相性:五分
目安エネトラッシュ枚数:6枚
サーフゴー自体には弱点を突けるがあちらもガンガンワンパンしてくる。結局どちらが早く準備を整えられるかの先殴りゲーに帰結してしまう。
パルキア型だがマナフィの採用率が高いのであまり変わらない。

vsボムパルキア
相性:微不利
目安エネトラッシュ枚数:13枚
ヨノワールがかがゲコやイキリンコに襲いかかり、残ったソウブレイズも弱点を突かれる。「微」不利なんだ。

ミラー
目安エネトラッシュ枚数:12枚
これも先殴りゲー。大体先にサイドを取ったほうが勝つ。レガシーエネルギー型であればその1ターンで逆転に繋がるかも。
パルキア型ではもはやパルキアで攻めた方が強いまである(お互いのベンチ合計で4体いればソウブレイズを弱点込みでワンパン可能)。もはや何デッキかわからないけど。

vsテラパゴス
相性:微有利
目安エネトラッシュ枚数:13枚(バッフロン込み)
こちらもカースドボムで裏から狙ってくる。テラパゴスもカースドボム込みでこちらをピッタリワンパン可能だがカースドボムによってサイド1枚献上されているため返しにテラパゴスを取ればリードは保てる。ブライアだけ警戒。
パルキア型ならヨマワルやサマヨールを狙えばターンを稼げるかも。

終わりに

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