学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR -初声公演-渋谷クラブクアトロ<昼の部> 簡単レビュー
応募した時にはこんなに大人気になるとは思ってなかった学園アイドルマスター。幸いにも1公演のみチケットに当選してきたので行ってきました。以降の公演も広島や大阪でも当選したら行く気まんまんでしたが全て落選。
周囲の状況見ても1公演だけでも参加できるだけありがたいですね。
・会場
ライブハウスはミリオンでの「MTW15・MTW16」のリリースイベント以来。事前に会場の構造見ていて「うーむ」と思い、実際に会場入ってからも驚いたのがあのベイホールも斯くやの如く聳える柱。整理番号が早い方ではなかったので、下手にフロアの中に行くよりかは1段高い後段を当初から狙っていきましたが、カメラ機材や関係者枠でPA卓の前が閉鎖されており正面には入れず。多少横に逸外れた部分から見たので3人の立ち位置で下手側はがっつり柱にかかる位置でした。それでももっと後から入った人は相当に難儀してましたし、後段からは2列目で演者を遮る客もいない位置をとれたのは僥倖でした。MCでも言ってましたが中はめちゃめちゃ暑かったです。ジトジト。
ドリンク代が交通系で支払いできたのよかったです。ちょっとしたことですが。
・長月あおいさん(花海咲季役)
「Fighting My Way」も「Boom Boom Pow」も現地ならではの良い音響の低音に身を任せられてとてもよかった。「Fighting My Way」なんか最初の歌いだしからしばらくがあまりに心を掴む「咲季」の歌声のそれで、横の人に「これ、結構すごいことになってませんか?」って再確認してしまいそうだった。それをやったらヤバい奴なので心のうちで咀嚼してただけだけど。後ろの音と歌声が分離してるんだけどそれが浮いてないって言うんだろうか。歌声が歌唱力だけじゃないちょっと挑発的なニュアンスのつけ方の部分なりで輪郭がはっきりして聞こえたように感じました。これが振付つきで休みない歌唱で目の前でやってるのはそりゃ凄いなあとなってしまう。
配信と現地の違いというのはあるだろうけど名古屋や梅田を配信で見た印象とは大きく異なっていました。そういえば「giga!」の部分は配信では音声乗ってませんが散発的にちらほら聞こえました。
・小鹿なおさん(月村手毬役)
キャラクターの発表直後から何度も「青すぎるだろ…」って言ってたのでついに現地でも「青すぎるだろ…」って呟けて満足したところはあります。
「Luna say maybe」のクラップももちろん楽しかったんですが、それ以降のパートはMV見てた頃なんかもっとじーんと感動するんだろうなあと思ってたんですが、現地で見てるとクラップに参加した後の曲のノリに浸っていて楽しさが先に来たのがちょっと予想外だったかも。個人的には回数を重ねて聴く中でまた感じ方が変わってくるだろうなと感じました。
「アイヴイ」ではもちろん「あっ…すごい…(如月千早)」になれたのもよかったです。直接そういう振付してるわけじゃないんですがなんか歌で拳を振り回してるみたいな大暴れ感を今後も続けてほしい。
最初の「初」や「Campus mode!!」はちょうど柱で見えない位置だったのでめちゃめちゃいい声が柱から聞こえるな…とか思ってました。曲の途中の移動のタイミングで柱の横からぴょこぴょこニコニコ顔が出てきて手をふってくれたのはとても嬉しかったです。
・飯田ヒカルさん(藤田ことね役)
この公演を振り返って披露されたことねの3曲について触れようものならどの曲も「いや~」という感嘆から振り返ることになってしまう。
「世界一可愛い私」は聴き馴染みがあったことと洗練された客席のコールから一周回ってクラシカルな過去のアイマスのコール楽曲の雰囲気を感じました。再発見だったのが「Yellow Big Bang!」。会場はぎゅうぎゅうだったのでやるもんではないでしょうと思ってましたが、ゲームであるような「くるっとまわって」のところで観客が回転するのはコールが楽しいので回ってる場合じゃないですね。声出してコールする楽しさのほうのが体が馴染んでしまいます。そこ以外も「世界一~」に比べて聴きこみはしてない方だったからこそ現地でこの曲の楽しさをより実感できました。ジャンプ禁止ですが体が縦ノリになる部分って例えば「アイヴイ」の最後のサビのところとかあると思うんですが、現地ならではの知見として、「Yellow Big Bang!」の曲の終わりの最後のドラムが最後に伸ばしてジャーンと締めるところはみんなが「飛んで」いました。
「ふわふわ」もよかったなあ。梅田夜は配信でも見ていなかったのではじめてでしたが、しっとりした雰囲気ありつつもコールがしっかり入っていて。後ろの音もギターとかめっちゃおしゃれですね。初見でも何人かいるコールわかってる人の誘導でいれやすかったです。「ふわふわ~」のところの振付がやわらかくてかわいかったです。
・そのほか3人曲
「Campus mode!!」は音源で聴いてもいいですが現地でもとてもよかった。ほんと何回でもやってほしいぐらいいいです。ソロ音源のために2,500円×9人分お金だしても痛くない曲ですね。でも大きい出費だとは思う。
全体曲のメッセージがソロだったり今回みたいな少人数だったりすると歌詞の沁みこみ方がよりアイドル個人にフィーチャーされて聴くことができてやっぱりよかったです。特にこの曲みたいなまだはじまったばかりのコンテンツで明るい未来を確信してるというか、はじめたことをこれから正解にしていくぞという意思というか、そういったものを少人数で聴けるのって自分は大好きです。名古屋の配信で最初に見たときもこの曲が最初の感動ポイントだったかも。サビの「何度も何度も何度も」の部分はゲーム内の構造と重ねてるんですけどこの部分がコンテンツの色んな展開の意味合いもこれから重ねて聴けるんだろうなと思うと楽しみです。
「ミラクルナナウ (゚∀゚) !」は公開された時は961の関係で京都にいたので聴いたのが前日夜と当日午前に何回かだけ。でも聴いておいてよかったと思います。これコールがずっと入りつづける曲なので構造で既に盛り上がることが決まってるみたいでとてもよかったです。振付もめちゃんこかわいかった。
これだけ触れるのもちょっとおかしいですが、「キミとセミブルー」の前の波音は現地だと音量がめちゃんこでかくて波打ち際ではなく海の中にいるみたいでちょっとおもしろかったです。
・おわりに
現地に行って改めて思ったのがこの楽曲とパフォーマンスがライブハウスにとどめるにはもったいない!というとこです。もちろん実績の踏み方というのは考えてしかるべきなんですが。もっとこういう聞き方したかった!と思うところも沢山あったので今回の内容への満足だけでなく、また次の機会を望んでしまうようになってしまいました。今回の新曲の配信はまだかなあと楽しみですね。このあとの公演のメンバーなんかはまだ2曲目も世に出てない子も多く、ガシャ更新やら考えると追いつくのだろうか?なんてことも思いますが、なんかもう曲のストックはえぐいことになっていてフィジカルな媒体のくびきもないので、こういったこと気にせずガンガン出てくるんだろうなって思います。