8/25 金利とは?
皆さん、こんにちは。
元銀行員のFP、むらっちです。
本日は金利について触れます。
先日、日本の銀行預金も金融商品の一つですという話をしました。
日本の銀行に金利は0.001%、
元本保証が1000万円あります。
日本では銀行への信頼が厚く、
金利が低いと不満を持ちながらも、
銀行にお金を預けている方が多いです。
一方、金利リテラシーの高い海外では、
あまりに金利が低いと銀行預金とはいえど
銀行に預金せず、他のモノで資産を持つ方が多いです。
金利は成長率とリスクのバランスで出来ています。
例えば、皆さん以下の様な場合に
どちらにお金を貸しますか?
A:利息は1%/年。毎年、0.5%の確率で倒産する。
B:利息は10%/年。毎年、5%の確率で倒産する。
Aは、貸したお金が無くなる可能性は低いですが、受け取れる利息は少ないです。
Bは、貸したお金が返ってこない可能性がAより高いですが、その分利息も多く受け取れます。
Aは大手企業をイメージしてください。
ある程度成熟したが、毎年わずかながらに成長している優良企業。
Bはベンチャー企業をイメージしてください。
大きな成長が期待できるが、その分Aと比較して倒産の可能性もある。
日本は完全にAのような位置付けです。
金利が高い国はどんなところかというと、
イメージしやすいのは東南アジアです。
ベトナムは5%程度、
フィリピンは6%程度です。
この国の定期預金に預けていれば、
12年〜14年程で預けたお金は倍になります。
成長率が高いので、それだけ金利は高いです。
一方、まだまだ国の信用という観点では
やや不安があります。
かつて、日本にお金を預けて
大金持ちになったイギリス人の様に、
もしかしたらこう言った国の通貨で
資産を持つことで将来大きなリターンが得られる可能性もあります。
ただ、通貨の信用度が低ければ、
いくら利息で現地のお金が増えたとしても、
為替が安定せず自国の通貨に変える際に
増えた利息分がまるまる無くなるなんてこともありますすので、ご注意ください。
成長率とリスクのバランスを見ながら、
上手にお金の置き場所を考えることが大切ですね。
本日は以上です。
村田も金利高めの人間を目指します笑
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。