【予想】フェアリーS(2024年)
予想印と見解
◎ マスクオールウィン
☆ ラヴスコール
☆ エリカリーシャン
☆ メイショウヨゾラ
☆ ティンク
☆ スティールブルー
☆ テリオスサラ
☆ イフェイオン
まず、中山の芝がとにかく前・内が有利で時計が速く、エアレーション作業導入前の競馬を思い出させる。こういう馬場になれば内枠を買えばいいじゃんとなりそうだが、結局内枠ボックスを買えば1頭外枠の強い馬が入ったり、選んだ内枠の馬が後ろから進めて進路を無くしたり、皆が内を取りにいきゴチャついて不利が生じる(中山金杯のマテンロウレオもなかなか酷かった)等、基本的には萎える競馬が多い。ただ、そんな時でも馬券を休まないのが競馬ファンの悲しい性。しっかりと向き合って予想してみる。
まず中山金杯の時計が1.58.9。例年だと1:59後半〜2:00台なので、やはり馬場が早い。これくらい早かったのはラブリーデイが勝った2015年の1:57:8(早すぎだが)まで遡る。
ではこの年のフェアリーSはどうだったかといえば、11番人気ノットフォーマル(父ヴァーミリアン)が4番枠から逃げ切り大波乱だった。このノットフォーマルは1200で勝ち上がり、クローバー賞で2着だったがその後不振。父ヴァーミリアンであることからダートにも挑戦したが合わずに大敗。きんもくせい特別の3着から赤松賞(1勝クラスのマイル)で8着に敗れてからの巻き返しだった。時計はそこまで早くない1:35:2だったことから展開利は当然あっただろうが、短い距離でしか実績のなかったダート血統のノットフォーマルが内枠を活かして逃げて粘り切った当時のフェアリーSをヒントに予想をしてみた。
◎ マスクオールウィン
マイルは4着に敗れたデビュー戦以来だが、内枠の3番マスクオールウィンを本命とする。
実績は1200に集中しているが、その中身は濃い。
カンナS(出遅れて後ろから)で接戦を演じたオーキッドロマンスは京王杯2歳Sで0.1差の3着だが、その勝ち馬コラソンビートは阪神JFで3着と世代の牝馬でトップクラスの実力を示した。
なお、そのコラソンビートとはデビュー戦で0.2差敗れ(コラソンビートが3着、マスクオールウィンが4着)、そしてダリア賞では0.3差(コラソンビートが1着、マスクオールウィンが3着)敗れているが、今回はそこまで相手は強くない。
そして前走の黒松賞ではアララララ、スピリットガイドに0.2差快勝したが、その2頭は本日の1勝クラスで再戦し上位2頭を独占した。(着順は入れ替わり)
カンナSと黒松賞はいずれも中山で、速い上がりを使えない当馬にとって中山がいかに向いているかがわかる。
問題は距離延長だが、今の速く差しが届かない馬場は間違いなくスプリントに実績のある当馬にとってはプラスに働く。
血統的には現状ダート馬のほうが勝ち数も率も圧倒している父ドレフォンはいかにも高速馬場のダッシュ力に繋がりそうで父ヴァーミリアンのノットフォーマルを彷彿とさせる。また母父ハーツクライも距離延長はもちろんだが有馬記念(父ハーツクライのドウデュース)→ホープフルS(父スワーヴリチャードのレガレイラ)の流れから縁起が良い。
そして最後に津村騎手だが、芝マイルについてこちらの記事で調べた通り人気馬ではイマイチも、全頭、穴馬で見れば非常に優秀。今日中山金杯を制した際のインタビューで今の芝は前にいないと苦しい旨、話していたので明日もぜひ決めて重賞2連勝を決めてもらいたい。
☆ 内枠+2頭
まず、内枠が断然有利で、どの馬もチャンスがありそうで簡単にきれないので、ラヴスコール、エリカリーシャン、(横山和生騎手は芝1600以上、中山芝で買い)、メイショウヨゾラ、ティンク、スティールブルーはまず相手に入れる。
これに加え、阪神JF僅差2着のステレンボッシュと赤松賞で接戦を演じたテリオスサラ、芝1600〜2000で買い(こちらの記事)の西村淳也騎手が騎乗するイフェイオンも押さえておく。
買い目
単勝 3
複勝 3
馬連ながし 3-1.2.4.5.6.11.13