【データ】WASJ優勝騎手 岩田望来
世界の名手が揃い、白熱のレースが続いたWASJを見事優勝したのはデビュー5年目の若武者である岩田望来騎手。
岩田康誠騎手の息子ながら、その振る舞い・話し方は父親よりも大人と言われた一方で、若くして藤原厩舎からフリーとなってどうなるかと思いきや、その勢いは衰えることなく今回の優勝。
今後の競馬界を担っていく騎手のひとりになる可能性が高いことは間違いない。
イメージとしてはなかなか重賞は勝てないけど平場で頑張って上位のリーディングを維持している騎手だが、得意舞台はどうなんだろうと、いつもの切り口で調べてみた。
※データ対象:2020/1/1~2023/8/31
① 馬質で区切った分析
条件を区切らずに押し並べて調べてみると、人気馬(1~4人気かつ1.0~6.9倍)も人気薄(7~12人気かつ15.0倍~99.9倍)も勝率~複勝率はきれいに全頭(平均)を上回っていて優秀。
回収値は人気馬がやや上回り、人気薄がやや下回るがほぼ平均的。
そこまで癖のないタイプの騎手といえそうだが、条件を区切るとどうなるかは次項以降で見てみる。
② 芝のレース
分解してみると、結構バラバラ。
まず短距離(1000~1500)は人気薄だとどの項目も優秀で馬券的にも相当活かせる。
そして長距離(2600~)は人気馬でその項目も優秀でこちらもかなり信頼できる。
しかしその他の距離はイマイチな様子。
ややこしいが、上記2点のポイントは回収率も抜けているので覚えておいたほうが良さそうだ。
③ ダートのレース
ダートは比較的人気馬の信頼が高い。
まず短距離(1000~1500)は人気馬で優秀。
このあたりがリーディング上位につながっているのかもしれない。
そしてマイル~2000は大きな偏りはないものの平均は上回っている。
長距離(2100~)はそもそも騎乗数が少ない模様。
なお、短距離もマイルから2000も回収値はそこまで高くないので、あくまでも連系馬券で活かすのがよさそうだ。(単複べた買いはよろしくなさそう)
④ まとめ
表にすると以下の通り。
正直つかめない騎手というのが本音だが、①であげた全体が平均を上回っていることから、どのような舞台でも一定の仕事ができるタイプの騎手といえそう。
まだまだ5年目の岩田望来騎手、これからが楽しみである。
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