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【予想】天皇賞・春

久々に長距離の王者を決めるにふさわしいメンバーが揃った今年の天皇賞・春。
近年中距離のトップに牝馬が立つと、その牝馬が回避する天皇賞・春はどうしても手薄なイメージが拭えなかったが、最近の王者のタイトルホルダーが宝塚記念も制したことで、自らその盾の価値を高めることとなった。
そして、連覇を目指すタイトルホルダーと、レベルの高い4歳牡馬世代の菊花賞上位3頭や古豪ディープボンドらが新装された京都競馬場の3200で顔を合わせることになった。

印と見解

◎ タイトルホルダー
☆ ジャスティンパレス
☆ アスクビクターモア
☆ ディープボンド
☆ ボルドグフーシュ

◎ タイトルホルダー

京都競馬場に舞台が変わっても、歳を1歳重ねても、歴史的にド派手な勝ち方を菊花賞と天皇賞・春で見せてきたタイトルホルダーの王座は揺るがないとして、本命とする。
菊花賞(5馬身差)と天皇賞・春(7馬身差)で見せたパフォーマンスは言うまでもないが、驚かされたのは例年にはない超高速馬場で行われた宝塚記念でもコースレコードで3馬身差圧勝したこと。
このレースでただの長距離の専門家ではなく、スピード勝負でも強いことを証明した。
しかし昨年秋は凱旋門賞を大敗、そして有馬記念でも大敗してしまったが、有馬記念の直後に血便が出た(らしい)との情報もあり、体調が良くなかったのが敗因であれば、前走の日経賞の圧勝は復活したと見てよいだろう。
展開面では今回逃げ・先行馬が多いが、タイトルホルダーは最高の3枠を引き、同型のアフリカンゴールドは大外であればまずハナを奪えるだろう。
また、宝塚記念でパンサラッサ相手にみせたように、2番手の競馬でも全く問題がないので道中で他馬がハナを主張しても自分のペースを守ればよい。
馬場状態は朝9時時点で重馬場だが、皐月賞のときのような極端な差し馬場にならない限りは当然プラスに働く。
このあとは雨が降らないようで乾いていくようだが、さすがに超高速馬場にはならないだろう。
【メモ】天皇賞・春で挙げた通り、前年の天皇賞・春の勝ち馬が参戦した場合は過去10年なんと(3.0.0.0)のパーフェクト!この馬にも歴史を作ってもらいたい。

☆ ジャスティンパレス

阪神大賞典では0.3差の快勝で、その長距離適性を見せる素晴らしい内容だった。
もともと菊花賞では8枠ながら0.1差で3着と強い内容を見せており、有馬記念は荒れた内から伸びあぐねたが、ルメール鞍上がその才能を開花させたように思える。
現時点では馬場状態がどうなるかは読み切れないが、長距離を走る上でルメールも望んでいた最内枠は大きなプラスで、逆転も当然有りうる。
阪神大賞典の勝ち馬は過去10年で(2.2.2.3)と好走率が高いので、馬券検討上切ることは出来ない。

☆ アスクビクターモア

前走の日経賞はまさかの出遅れ+極悪馬場で惨敗したが、強い4歳世代のダービー3着馬であり菊花賞であればたった一度の凡走で見限るのは早計。
特に菊花賞の4角先頭の内容はペースを考えれば驚異的な粘りだった。
馬場状態が微妙だが、日経賞よりはマシな馬場のはずで、確実に条件は好転する。
前年の菊花賞勝ち馬は過去10年(3.0.1.1)で当然セオリー通りなら抑えなければいけない。

☆ディープボンド

唯一穴として食い込むならこの馬。
天皇賞・春で2年連続で2着に入っていて、前走阪神大賞典では5着に崩れたが、叩き2戦目で再び良化する可能性を考えればここまでは抑えなければいけない。
前年の天皇賞・春で2~3着の馬は(0.4.0.5)とリピーター要素も強い。(今年は舞台が変わるが)
馬場状態も高速馬場にならなそうなのはプラスで、京都の下り坂を味方につければ早仕掛けからの粘り込みが見られるかもしれない。
新たな4歳世代は強いが、ベテランの維持を見せてもらいたい。

☆ ボルドグフーシュ

前々走の有馬記念までなんと7戦連続で上がり1位の末脚を見せ、菊花賞と有馬記念ではいずれも2着に入り、トップクラスの実力を示した。
前走阪神大賞典では早めの競馬が裏目に出て、上がり3位に留まり2着に敗れたが、その経験と今回のメンバー構成から今回は後ろからまくる競馬をするであろう。
馬場状態が差し馬に向く状態になるかはわからないが、前がやりあえばこの馬が突っ込んでくる光景は容易に想像可能。

買い目

馬連3-1.6.13.16
3連複3-1.6.13.16


各馬券とも払い戻しが同額になるように調整をする。
また、予算配分は馬連:3連複=1:1でいく。

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