さかわ発明ラボに研修に行ってきました!
こんにちは!
むlaboでむらの工作室を担当している
ざっきーこと山崎です!
これからむらの工作室を本格的に稼働させるべく、9月の1ヶ月間、高知県佐川町にある「さかわ発明ラボ」というFablab施設で運営方法からデジタルツール・工具の使い方まで、様々な内容を学ばせていただきました!
佐川町は人口約12,000人の町で、町面積の7割が森林、そのうちの7割が人工林で、西粟倉と同じく林業が盛んな地域です。
佐川町では明るい未来に向けて、どんな町を目指すのか、何に力を入れていれていくのかをまとめた「みんなでつくる総合計画」を住民と行政が一緒になって作っていて、町で生み出された木材を有効活用するための出口戦略として、さかわ発明ラボが作られました。
いざ研修へ!
、、、
そういえば、むらまる研について全然知らなかった…
研修に行って最初にぶつかった壁は、自分がむらまる研について全然知らないということを思い知らされたこと。
発明ラボの方々に挨拶をし、いざむらまる研についての紹介をしようとした時に、うまく説明できず、自分自身むらまる研について全然知らないことに気づかされました、、
なので、むらまる研としてどんなビジョンを掲げて、どんな事業をしているのか、その中でむlaboやむらの工作室がどのような立ち位置なのかなど、自分の中で整理し、むらまる研について理解することから始まった研修でした。
業務内容
さかわ発明ラボでは
町内外の人へ機材貸出を行うオープン日
町内の子どもたちが自由にものづくりできる放課後発明クラブ
商品の企画〜製造、ワークショップの企画〜実施など、ものづくりに関する多様な要望に応えるコンシェルジュ
の3つが主な業務内容で、研修ではオープン日と放課後発明クラブをお手伝いさせていただきました。
オープン日
オープン日にはレーザーカッターで記念品を作る方がいたり、イベントのセットを作るアーティストの方がいたり、コマやゴム鉄砲を作って遊んでる子どもたちがいたりと、町内外から様々な方がいらっしゃいました。
他にも、発明ラボにはむらの工作室にはないUVプリンタやデジタルミシンなどがあり、オリジナルのプリントTシャツを作っている方もいました👕
このように様々なツールと発明ラボという場所があることによって、
今まで個人で作るには難易度が高く、購入するしかなかったものを自分で生み出すことができたり、
同じ空間にいる人が作っているものを見て、新しいアイデアが生まれたりと、ものづくりの可能性がどんどん広がっていく感じがして、とても素敵な空間だと思いました。
むらの工作室もものづくりの可能性が広がって、さらに来てくれた人の可能性も広がっていく、そんな場所にしていきたいなと思いました。
放課後発明クラブ
ものづくりや子ども同士の交流を通して自分の興味を発見し、その中でお互いを認め合う心や柔軟な判断力・発想力を育んでほしい。
そんな思いから放課後発明クラブは生まれました。
クラブでは1年間のカリキュラムが作られていて、クラブを通して子どもたちが想像力や社会性を育んでいけるように毎回のコンテンツが考えられていました。
クラブを通して感じたことは、ツールはあくまで手段でしかないということ。
クラブでは主にデジタルツールを使ってものづくりをすると思いきや、ハサミやのりなど、アナログな道具を使ってものづくりをすることも多かったです。
クラブで大切にしていることはデジタルツールを使いこなすことではなく、
自分の中でアイデアや目標を思い描いたり、
その目標に向かって試行錯誤したり、
他の子どもとの関わり合いの中で子ども自身が成長していくことであって、
デジタルツールは必要であれば使う、というスタンスでした。
むらの工作室も様々なツールは備えつつ、デジタルツールに捉われず、ものづくりの先にあるものを大切にできる場所にしていきたいと思いました。
今回の研修では本当にたくさんのものを見て、感じて、考えた1ヶ月間でした。
むらの工作室をよりよい場所にしていくために、今回学んだことをしっかり活かしつつ、いろんな方に使ってもらえるように引き続き環境を整えていきたいと思います。
最後になりましたが、普段の業務もあり忙しい中、1ヶ月という長い期間研修を受け入れてくださった山千代さんとさかわ発明ラボの皆様に心よりお礼申し上げます。