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「おもちゃ美術館学芸員養成講座」に参加しました@高知県佐川町
2022年10月1~2日に、高知県の佐川町にて行われた「木のおもちゃ美術館学芸員養成講座」に参加しました。
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木のおもちゃ美術館学芸員養成講座とは、おもちゃ美術館にて学芸員として働く人が受ける講座のこと。
さて、そもそも、おもちゃ美術館をご存じでしょうか?
多世代交流、木育推進、コミュニティの形成などをコンセプトに掲げる、日本の各地に広がっている交流型ミュージアムです。
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おもちゃ美術館
郷土の自然や文化と遊びが融合した交流型ミュージアム。各地から要望によって設立計画が進められ、公民問わず様々な組織が設立・運営を行っている。
▶全国のおもちゃ美術館についてはこちら。
おもちゃ学芸員は「あそびの案内人」。おもちゃ美術館で、人と人の懸け橋となる存在です。
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講座の主なタイムラインは以下の通り。二日間にわたって行われました。
①おもちゃ美術館とは、さかわ木のおもちゃ美術館の構想について
②グッド・トイ
③おもちゃと遊びの文化継承
④手作りおもちゃワークショップ
⑤おもちゃ美術館で伝える木育
具体的な活動内容
まずは、全国のおもちゃ美術館の事例を通して、「おもちゃ美術館とはなんぞや?」というものをレクチャーしていただきました。
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全国のおもちゃ美術館では、その地の材を用いて(東京を除く)、その土地ならではのコンセプトで作られているので、どこも特徴的!
図書館と一体型のところや、森林公園内に施設を作ったりなど様々。
そんな中、現在佐川ではどんな構想が進んでいるのかも、お聞きしました。
その次はグッド・トイについて。グッド・トイとは、遊びを通した五感磨きやコミュニケーション能力の向上、夢を育てる手助けをするおもちゃのことです。
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座学の後は、とにかくおもちゃで遊びまくる時間!(笑)。
各班、好きなおもちゃを争奪戦で取りに行き、子供顔負けの無邪気さが溢れました。はじめましての面々もいつのまにか大はしゃぎ。おもちゃってすごい!
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手作りおもちゃのワークショップでは、佐川で有名な牧野富太郎さんが愛したとされる「バイカオウレン」をモチーフにしたコマを制作しました。
とってもキュートなお花です!
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いきなりコマにデザインも難しい…ということで、まずはモチーフや創造力にエンジンをかけるワークを、班内で行いました。
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各班そんな時間を経て、いざ自分のコマ制作へ!
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まだ決定ではありませんが、ワークショップで制作したコマたちが、美術館内では群生するバイカオウレンのような景色にもなるかも??
とっても素敵な構想で、楽しみですね~!!
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全国にひろがるおもちゃ美術館がどんなものかを知ることができ、また、おもちゃを実際に目の前にして改めて遊ぶことで、単純におもちゃの楽しさやコミュニケーションツールとしての側面を実感しました。
コマ制作のワークショップ中、モチーフを考える際、ワークショップを企画してくださった方が仰っていたのですが、
「美術館に子供たちが来た時に、自分のコマのストーリーが話せるといいですね」
との言葉が印象的でした。
すべてのものが作られるときにはストーリーを持っていて、それを知ることが出来、学芸員さんそれぞれが持っているのは素敵なことだな、と思いました。