吉備の中山ハイキング
タイトルはハイキングとしているが、目的は吉備津彦神社・吉備津神社の神社ツアーに同行させてもらった。
神社から神社までのハイキングコースがあるなんて知らなかった。そもそも低山に興味がないもので。シニアになってから体力トレーニングの場所に使えばいいと思っているから笑。
吉備津彦神社で待ち合わせ。
わちゃわちゃした吉備津神社よりも
こちらのほうが静かに参拝できる。
少し離れたところに登山口。
この地は桃太郎ゆかりの場所。桃太郎のモデルとされるのは吉備津彦命。
吉備津彦命は二つの神社の祭神である。
この日は朝から夏真っ盛りのような暑さ。梅雨はいつ来るのか!
燦燦と照りつける太陽。
最後まで行けるだろうかと思ったけれど木陰で歩きやすかった。
ハイキングだけあって、なだらかな道が多い。先月の高尾山のような。
木陰、なだらかな道といっても歩けば熱い。汗がじわじわ。風がほしい。
あと半分くらいだなと確認したところで脇に階段を見つける。
「八大竜王?」
「ここ行きたかったところ。見逃すところだった~」
ちなみに私はまったく下調べしておらず寄りたいところはお任せである。
休憩していると心地よい風が吹いてきた。あ~気持ちいい~。
来た道を戻っていき、吉備津神社方面へ向かっていると
不思議なことに、私の前にファン(微風モード)があるかのように
いい感じの風が吹き続けている。
だけれども
木々の葉を観察していると風に揺れているようにみえない。
え、私達だけに風が吹いているΣ(・ω・ノ)ノ!?
「暑い暑いばかり言ってるから
龍が仕方ないなぁ、ちょっと分けてあげるよってくれたんじゃない?」
なんと~!
石仏の掘られている岩の穴に耳を当てると
観音様の声が聞こえる、潮騒が聞こえるという言い伝えがあるというので
聞いてみる。
全然聞こえなかった。
そんなことより
私の今回の服装が岩と同化したいんか?みたいな色で笑える。
中山茶臼山古墳は柵で囲まれていて中には入れない。
立入禁止にしている古墳は初めて見た。しかもかなり大きそう。
備中国分寺(総社市)の近くにあるごっつい「こうもり塚古墳」なんて
GW?あたりの期間になると、中に自由に入ることができるくらいなのに。
しかも、この古墳は「宮内庁」が管理しているのだ。
柵に沿って歩いていくと…
なんと鳥居があるではないですか。
え、古墳に鳥居!?
私たちがしゃべっていると、中で整備をしていた?おじさんが降りてきた。
「どこから来たの?」と尋ねられてからの話がとんでもない話だった。
ここから内容はうろ覚えですが。
「鳥居の上の空をみてごらん。他と違うでしょう?」
へ?見上げると、淡い青。違うっちゃ違うのかな。
「柏手の響き方が違うから。やってみてごらん」
自分でやると気づかず(笑)
人が打っていると確かにパーンと大きく響いていた。
また
・ここは磁場の影響で時計が壊れる。
とくに鳥居の左側が強い。なので時計はつけないようにしている。
・光の柱?火の柱?が見えた。1度限りでそれ以降見ていない。
どう見ても普通のおっちゃんなのだが(失礼)
そういう見えないものを感じ取れる方なのかもしれない。
そして「古墳」と名がついているけれど、ただの古墳ではなさそうである。
吉備津彦神社、吉備津神社よりもここが一番のパワースポットなのではないだろうか。吉備津彦命の陵墓だものね。
境内は立入禁止なのだが、Googleの口コミを見ていると
階段を上がって鳥居の近くまで撮影した写真をあげている人がいたので
おいおいと思った。
もうひとつ言うなら、さっきのおじさん
ベンチに座ってタバコを吸いながら話してくれたのだが
タバコの灰が地面に落ちていた。こんな神聖なところにいいんですか…。
アスファルトの道に出て脇道に入る。
吉備津彦神社からよりも吉備津神社から来る人のほうが多い。
ちょうどお昼の時間なので参拝前に腹ごしらえしようにも周りに飲食店がない。
神社の入口にお店があったけど、ご飯食べられたかなぁと行ってみるとやっていた。
観光料金だけど仕方ない。
古墳にいたおっちゃんが
神社の柱は等間隔ではないんだよと言っていたが確かに違う。
なぜ違うかは言ってなかったと思う。ネットで調べたらここに追記しておこう。
ここは紫陽花スポットでもあるのだが、全然雨が降らなくて花がしょんぼりしている。
神社に呼ばれるという感覚はないんだけれど、歓迎されているというサインや現象ってコレなんだ!ということを初めて知ることができた。
今回で言うと
龍が(おそらく)風を分けてくれたり、おっちゃんが現れて皆があまり知らない情報を教えてくれたり。
なかなか面白い体験が出来た。