デザインが持つ強力な役割とは?
デザインの持つ訴求力
デザインはビジュアルに訴える力があるので、ユーザーの一番初めの接地面になります。そのため、ラベルや表紙のデザインというのはとても重要であり、ユーザーを引きつけなければいけません。
デザインを変えただけで売り上げが上がるといったこともよくある話で、人は視覚的情報に引きつけられることがよくわかります。
ですが、デザインをし直すことで売り上げが下がることもあるので注意が必要です。それだけデザインの持つインパクトは大きいということです。
コスパがいい投資がデザインである
Takramというデザイン事務所(メルカリのリブランディングなど)の代表である田川さんは、
「デザインが一番費用対効果がいい投資である。」
とおっしゃっていました。
これはどういうことかというと、企業として利益を上げ続ける場合、技術開発が必要となります。しかし、革新的な技術や市場効果が高い技術を生み出すには、膨大な時間と人が必要となります。
一方で、デザインは視覚的な部分を戦略的に整え、最小限の動きで最大の効果を発揮する役割があります。
技術開発と比べると導入しやすいのがデザインの強みであり、市場へのインパクトも十分に与えられるというのが田川さんの考えです。
これからのビジネスの話をしよう
モノ消費(物質)からコト消費(体験)に移行している現代社会では、いかにユーザーに適切な体験をさせるかということが注目されています。
「品質が良ければ勝手に売れる」という時代は終わりました。技術がいかにすごくても、それを適切に活かすことができなければいけません。
デザインは見た目だけでなく、デザイン思考という部分で大いにビジネスに役立ちます。この辺はまた次回紹介していこうと思います。