見出し画像

オンラインにおける生徒と大人の出会いの新たな価値 〜10/24ミライドアレポート〜

こんにちは!
並想メンターのムラケン@Catali屋です!

私が活動しているNPOでは、中高生が将来のイメージを膨らませる機会として「ミライドア」を実施しています。

過去記事参照
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
中高生のキャリア選択の視野を広げる活動 〜8/1ミライドアレポート〜
https://note.com/muraken_career/n/nce8a0cefb6df


コロナ禍の中で始まった取り組みも、もう半年が経とうとしています!

(  はやっ!Σ( ̄。 ̄ノ)ノ       )


現在は、子供たちが通常どおりに登校している地域が多いです。

ミライドアは毎回土曜日の午後に開催しているのですが、部活動も実施できるような状態になったので参加者は減少傾向にあります。

加えて、子供たちが大人との出会いの中で気づくことが少しずつ変わってきているな〜と感じます。


ちなみに、私はそのミライドアのプロジェクトでファシリテーション担当を務めています。

もともとは毎回担当を務める体制ではなかったのですが、組織体制が見直されて以降、ファシリテーションの専任として活動しています!
(自分の強みを活かせると感じたので、むしろ嬉しいです!)


10月には2回ミライドアが開催され、両日でファシリを務めました!

結果、私個人としても大変嬉しかったできごとが沢山ありました!

そこで今回は、そこから私自身が気付いた学びを共有したいなと思っています!


私の選択は正しかったのか・・・?ともやもやする高校3年生

参加してくれた高校生からはこんな感想をいただきました。

現在高3でなかなか志望校が決まらず、学部もなんとなくで決めてしまっていて将来どうしようという不安でいっぱいでしたが、「学んでいく中でやりたいことが見つかった」や 途中で学部を変更したことなどを聞いて、やりたいことはこれから見つければ良いし、学部選択が全てではないと感じることができました。


高校3年生の10月って、大学進学なら学部を決めて猛勉強している時期ですよね。

自分の将来を明確に描いている/いないに関わらず、大学選択という大きな選択を迫られるタイミングですね。

そんなタイミングでの今回の参加だったようです。
だからこそ、「なかなか志望校が決まらず、学部もなんとなくで決めてしまっていて将来どうしようという不安でいっぱい」だったのですね・・・(T ^ T)

これを読んで、多くの若者が悩んでしまうことじゃないかな?と私は思いました。


「自分の決断が正しかったのか?」

私もこのように考えていた時期はありました。

それこそ志望校を決めるときもそうでしたし、学校の先生にならないと決めたときもそうです。
大学で理系だったところから、大学院で文転するときもそうです。

不安と隣り合わせでやってきたな〜と思います。


ところで、何がそう思わせるんでしょう・・・?

これは個人的な見解(自分に問いかけて感じること)なのですが、

・失敗したくない/成功させたいという気持ち
・正解がどこかにあるという認識
・人生の先輩たちからの助言の欠如

あたりなのかなと思っています。

学校はマル、バツで判断されがちで、かつ競争になる世界です。

いかに、答えを早く正確に導くか?という世界で生きていると、どうしても「正解」を見つけないと・・・という思考になってしまうんだろうな〜と思います。

これは私自身、肝に銘じたいのですが、「正解は自分が作る」という思考をしていきたいですね。


話がそれましたが、このように悩んでいた高校生が参加したことで、とても素晴らしい気づきを得ていますよね…!

「やりたいことはこれから見つければ良いし、学部選択が全てではないと感じることができました。」

大学がゴールイメージではなく、その先の人生を見据えて、「学部選択が全てではない」と感じたとのことです。


私としては、最高の学びをしていただき、とっても嬉しいです!!!

きっと一気に気持ちが軽くなったんじゃないかなと思います!

どうしようという漠然とした不安が和らぎ、大局的に自分の人生を見ることができたのだと思うのです!

・・・・これって、成長えぐない?笑

たった1時間そこらのイベントに参加して、これだけ視座が上がるって純粋にすごいなと思いました。

ミライドアって改めて可能性を秘めているのだなと感じざるを得ません。


高校や職業について不安に思う不登校の中学2年生

私は、お仕事をしていて感じるやりがい・大変なこと、お仕事中に気を付けること、職業について考えるうえで大切だと思うことについてお聞きしました。 皆さんの答えに少しずつ違いはありましたが、〇〇さんと〇〇さんが「大変なこともやりがいにつながっているから実は大変なことってあまりない」とか、「自分が楽しいと思える職業に就くといい」とおっしゃっていたのが印象に残っています。 また、〇〇さんと〇〇さんから「職業についてはあまり考えすぎたり想像し過ぎないほうがいい」とお聞きしました。最近学校に行けていないのもあって、高校や職業に就いて不安になることがちょくちょくあったのですが、もう少し楽に構えようかなと思いますw 本当はせっかくなのでもう少し詳しく書かせてもらおうかなと思ったのですが、途中で入力内容が勝手に全削除されたのでこの辺で失礼しますw

このような素敵な感想を書いてくれた生徒は、学校に行けていない中学2年生です。

私も最近知ったのですが、実はコロナの影響で23%以上の学校で不登校が増えたようなのです。(下記参照)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201014/k10012662591000.html

しかも、もちろんこれまでのように人間関係を理由に不登校になることもありますが、感染を避けるために親もしくは児童・生徒が積極的に不登校を選んでいるのです。


となれば、きっとこの生徒のように学校に行かない中で、高校や職業に対する不安が高まってしまう生徒も少なくないのではないかと考えています。

この生徒はミライドアに参加したことで、
・大変なことでもやりがいにつながる
・楽しいと思える職業に就く
・今は職業については考えすぎない方がいい
といったアドバイスを受け、「もう少し楽に構えようかな」と気づきを得ています。

・・・・これって成長えぐない?笑(本日2度目)


ちなみに、この生徒に関しては、お母さんの勧めでミライドアに参加しており、気乗りしていなかったとのことでした。

ですが、参加してみてしっかり話を受け止めて、真剣に聞いてくれる大人との出会いを通して、参加してみてよかったという気持ちになっているのです。


この経験はきっと本人が思っている以上に大きいのだろうなと思います。

これまでにいろんな経験をしてきた大人のアドバイスを聴くことで、視野が確実に広がっています。

新しいパラダイムを得たことで、きっとこれからのご本人の人生が変わってくると、そう願ってやみません。

おわりに

いかがでしたか?

今回の生徒の感想には、この時期ならではの進路の悩みやコロナで不登校中の悩みが率直に語られていました。

状況が以前とは変わってきていますよね。


私としては今回のミライドアを通じて、自分が関わっているこの活動の意義をますます感じました。

それは、学校の先生ではフォローしにくい部分をオンラインを通じて、外部の大人がサポートしていけるということです。
さらにそこには、生徒の精神的な成長があります。

受験生一人ひとりが抱えている悩みを拾い上げる受け皿や、不登校の生徒のキャリア発達をサポートする機能を現状の学校に求めるのはとても難しいと思います。

(先生方の問題ではなく、教員数や支援機関の充実など行政上の問題です。)

しかし、今回の生徒が気づきを得ていたように、もっと多くの生徒にこのような大人との接点を作ることができれば、将来に対して不安な気持ちから前向きにチャレンジしようとする活力につながっていくのではないかと思います。

さらにいえば、もちろんこのような活動を以前は学校に出向いてリアル授業で実施していました。

現在はZOOMを用いてオンライン授業です。

オンラインになったことで、場所という距離を超え、気軽に大人に会える場になっています。

これも大きな価値ですよね!


今回のミライドアを通じて、改めて生徒の現状を知るとともに、自分が取り組んでいる活動の意義に深く感銘を受けました。

自分の力が誰かのためになっているという実感を得ることができ、ますますモチベーションが上がっています。

加えて、自分の強みを生かしてファシリテーションという形で活動に貢献できていることも自分自身の自己効力感が高まる要因になっています。(これはまた別途投稿しようと思います笑)


もし、この活動に興味を持ってくださった社会人の方がいらっしゃいましたら、一緒にやってみませんか?

今なら、全国関係なくご参加いただけると思いますので、お声がけください〜!

また、学校関係者の皆様、オンラインで大人との接点を作るような機会も作れたらと思いますので、もしご興味ございましたらお気軽にお声がけください!


それでは、また次回お会いしましょう〜〜!^^


★★★★★★★

よかったら、ハートマークを押してあなたからの“スキ”をください!٩( 'ω' )و
▼Twitterもやっています!フォローお願いします!
https://mobile.twitter.com/muraken_c_house

いいなと思ったら応援しよう!