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「放送作家は天職だと!!」(「今月の村上先生」から)

「放送作家は天職だと!!」(「今月の村上先生」から)
 
放送作家として テレビ番組5000本。40年近く、作品を書きけてきた放送作家、村上先生。ある期の先輩との対談形式の記事を見つけた。
オープンキャンパスで、ゼミ生と村上先生が行った対談の一部を抜粋したもの。コロナ前、茨城大学のオープンキャンパスで、人文社会科学部ではゼミがブースを出展していた。村上ゼミ4期が、2015年、勝手に始めたもので、その年、一番、多くの高校生が集まった。
その後、先生の模擬授業とセットで開催するようになると、高校生が殺到。2018年には、980人もの高校生、その親が模擬授業と村上ゼミブースに行列した。
目玉の一つが、村上先生とゼミ生の対談だった。
対談の中で、村上先生は「放送作家は天職」と語る。
バラエティーや情報番組の企画を考え、台本を書く【放送作家】。テレビ以外でもイベントやネット動画などで活躍するお仕事。名前を聞いたことがあっても何をするのか、その収入、どうやったらなれるのかなど疑問がたくさん。謎に包まれたそのお仕事。放送作家の仕事から、なり方、放送作家の仕事を語っている。先生と先輩の許可を得て、再構成し、掲載する。(村上ゼミ3年 小山慧菜)
 
 先生は、サラリーマン時代に脚本家になりたくて松竹シナリオ研究所(現在は閉校)に通ってい
た。ある日、先生の企画で映画を撮ろうという話があって、舞がってしまい、勢いで会社を辞めてし
まった。29歳の時だった。
だが、何の実績もない無名の脚本家勉強中に仕事の依頼は来ない。困っていたら、情報番組
やドキュメンタリーの台本(構成台本)の依頼があった。注文があるので、旅番組、音楽番組、バラエティー、スポーツと来る仕事を拒まず書いていたら、そちらが先に売れてしまった。
 
そもそも放送作家は、テレビやラジオの番組の企画・内容を考える仕事だ。番組はバラエティー。音楽番組・ドキュメンタリーなどさまざま。報道も取材は記者やディレクターが行う。が、「報道ステーション」(テレビ朝日)のような大型の番組は番組全体の進行や特集部分は、放送作家が関わる。
 
ほぼすべてのテレビ番組には台本がある。ただドラマは脚本といい、それを書く人を脚本家と呼びます。ドラマ以外のジャンルは構成台本と呼ばれ、放送作家が担当する。
放送作家はこれらの番組の企画を考え、決まったら台本を書く。ディレクターはその台本を基にカメラ、照明、音声、美術といったスタッフと打ち合わせを重ねて、番組を作る。台本はその基本、放送作家の仕事は重要だ。
 
 著名な放送作家は企画力からテレビ以外でもイベント、商品企画など幅広い分野で活躍しています。バラエティーの他、『M』などのドラマも書く、鈴木おさむさん(引退)。くまモンの企画者で、映画『おくりびと』の脚本を書いた、小山薫堂さん。作詞家の秋元康さんは、音楽番組の放送作家から始まった。
 
収入は駆け出しの年収100万円台から1億円超クラスまで。1000万円が一つの壁といわれる。 ゴールデンのレギュラー番組1本と特番数本担当すると突破できるが、そこまでたどり着くのはほんの一握りという厳しい世界でもある。
 
ナレーションを書くには多少の文章力が必要だが、基本はディレクター、プロデューサーとのやりとりなので、文章力は問われません。最も求められるのは企画力とその為のアンテナ。まずは、何でも興味を持つこと、初めてのことをどんどんやってみること。
だから、村上ゼミでは、「興味ない」「やらない」という言葉は禁止だ。
 
「放送作家は天職だ!!」
と、先生は言う。続けて、「毎日が文化祭の前の日みたい」。
先生は、子供の頃、変な子だったという。興味を持ったらどこまで追いかける、授業中でも駆け出してしまう。先生を質問責めする。
でも、「放送作家は変がいい」。変なことが新たな発想を生み、徹底的な好奇心が番組の完成を見たいと、最後までやり抜かせる。
「放送作家になっていなかっら、どうなっていたんだろう」。
                              
放送作家になるには、作家の事務所に入る、作家の弟子入りする、とりあえずテレビ局や制作会社の社員になって能力を認められて転身するなどの方法がある。
学生ならばテレビ朝日アスク、日テレ学院、放送作家組合の講座などに通って雰囲気を知り、そこで講師と知り合ってチャンスをつかむという道もある。
テレビだけではなく動画やイベントなど、放送作家のニーズは拡大している。将来性は高いので、職業として考えてみるのも。

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