「茨城大学村上ゼミ」連載 フリーアナウンサー 石森礼子先生による「就活声トレ」#6
ライター:石森礼子
編集:3年(12期)刑部香歩(静岡県)
〇面接は席につく前から始まっている!?
面接では最初の印象がとても大切。
面接会場の扉を開けた瞬間から、面接は始まっています。話す内容や表情だけでなく、姿勢や歩き方、椅子の座り方まで、気を抜いてはいけません。
歩き方のポイント
①お腹に力が入っているか?
②目線はまっすぐ前を向いているか?
③膝がのびているか?
④片足ずつ重心がのっているか?
⑤靴は汚れたり傷ついたりしていないか?
人に見られている意識は普段あまりないかもしれません。面接では、常に見え方を意識することが大切です。
姿勢や所作が美しいと印象よいもの。椅子の座り方、立ち方が美しいと目立ちます。
〇面接時は常に笑顔で!
面接時の笑顔は採用の可否を分ける重要ポイント。
好感がもてて、まわりの社員が親切に教えてあげたくなるような社員を採用したい!というのが会社側の本音。
無愛想、無表情で淡々と話す人よりも、表情豊かに話す人のほうが、面接官の目にとまりやすいのです。
面接という、緊張感のある中で笑顔を保つのは、なかなか難しいですよね。表情の作り方も、普段から意識しておきましょう。
笑顔を作る、口角を上げる、これで、声の高さもニ音くらい明るくなります。
〇面接はかいわ(会話)で必勝!
さらに面接で大事なのは、面接官に強く印象を残すこと。
面接官は1日に100人近い学生と接すると言われています。同じような自己PRが続けば、飽きてしまうはず。
人と違う自分だけのアピールができれば、多くの志望者の中から抜きん出ることができます。
面接はコミュニケーション能力が試される場。
かいわ(会話)で必勝!話す力を上達させましょう!
「か」簡潔に話す
結論から先に、キーワードをいれて歯切れよく
「い」印象深く話す
気持ちをこめて、相手の感情に訴える話をする
「わ」わかりやすく話す
抽象的な言い回しでなく、具体的に話す
「言葉」に「心」をのせて「行動」しましょう。