【茨城大学村上ゼミ】連載『就活声トレ』#4「正しい発声は、声帯の筋トレから」
ライター:石森 礼子
編集:宮下 楊子
〇「モテ声」トレーニング~準備編~ まずはリラックス!
「自分の声は変わらない」。
声にコンプレックスがある人は、こんな風に思っています。
しかし、それは誤解です。
誰でも声を変えることができます。毎日声のトレーニングをすることで、
「ブス声」から「モテ声」に変わります。
ブス声の人は、体に無駄な力が入っているために、うまく声がだせていません。
まずは体の力を抜いてみましょう。体がゆるみ、声がでるようになります。
〇声帯も筋肉、鍛えましょう!
体の力が抜けたら、いよいよ「のどを開く」声帯を鍛えるトレーニングです。
ブス声の共通点は、のどが正しく開いていないことです。
のどが開いていないと、
「覇気がないボソボソ声」「緊張したガチガチ声」になってしまいます。
のどを開くだけで、負担がかからず、のどが痛くなることもなくなり、
うまく声がだせるようになります。
声をだす時には、「声帯」を使います。
声帯も筋肉です。体の筋肉と同じように、声帯も鍛えることができます。
「筋トレ」をして、負担のかからないようにのどを開き、
自然に声をだせるようにしましょう。
○「モテ声」トレーニング~実践編~ 声帯を開く
声帯は、のど仏のあたりにある、左右一対の粘膜の隆起でできている器官です。
開いたり閉じたりする筋肉運動で、声を出しています。
まずは、声帯の左右の筋肉運動から。
「あーあっ!あーあっ!あーあっ!」と、あくびをするくらい大きく口を開け、
「あー」と長い音と「あっ!」と短い音を、お腹から声を出します。
これを、3回繰り返してください。
慣れてきたらスピードをあげ、終わりの「あっ!」は歯切れよくできるようにしましょう。
次に、声帯の上下運動。
高めの「あ」の音と、低めの「あ」の音を、
「あ↗」高「あ↙」低「あ↗」高「あ↙」低と、お腹から声を出します。
これも、3回繰り返しましょう。
慣れてきたら、らせん階段を下りるように、高い領域から低い領域に移る応用もやってみましょう。
脚の筋肉を鍛えるために、走ったり、筋トレをしたりして、
脚を積極的に動かすのと同じです。
声帯も、たくさんうごかしてあげましょう。
正しい発声は、声帯の筋トレから!
声帯を鍛えて積極的に声を出すことで、「ブス声」から卒業し、「モテ声」になりましょう。
次回は、「発声」「滑舌」についてです。お楽しみに!