連載『地方の兆し』♯1「子供たちの絵が助けに⁉ウォールアート」
こんにちは!
村上ゼミ3年・鹿児島県出身のまつおです!🙋♀️
今回から、連載企画として『地方の兆し』を紹介していきます📰
村上ゼミには、北は青森、南は鹿児島と全国から学生が集まっています!
そんな私たちが、自分の地元の県や地域の新聞から
地方ならではの言葉を見つけ、
その問題が他の地域や全国規模でも考えられないか❓と、
発信していきます!
第1回目、鹿児島県出身のまつおが紹介する
兆しは『ウォールアート』です!
5月22日掲載の南日本新聞の記事から見つけました。
記事の見出しは、
「コロナで人通り減った深夜の繁華街を狙う落書きが急増 困った店主は子どものアートで防衛」。
鹿児島市の天文館地区で多発している、店のシャッターへの落書き被害。新型コロナウイルスの拡大で出歩く人が減った影響もあるのか、被害は収まる様子を見せません。消した落書きは昨年40件だったのに対し、今年は既に60件を超えています。そこで、鹿児島中央警察署は、子供壁画アートをシャッターに施す防止作戦に乗り出しました。
天文館の落書きは2009年頃か問題となっており、同年にボランティア団体「天文館安心・安全ラクガキ消し隊」が発足。しかし、コロナの影響で2年間活動を余儀なくされ、隊長の牧迫愼一さんらが個人で作業をしているそうです。
また、天文館・地域安全対策課は落書きスペースをなくし、壁面に子供の絵を張り付ける「ウォールアート」を企画しました。5回ほど被害に遭った「萩寿司本店」には、4月下旬に地元の小学生の絵を張り付けています。犯人の罪悪感にも働きかけ被害を防止するだけでなく、景観を明るくする効果も期待されています。
この記事を読んで、私が住んでいた鹿児島県姶良市にも「かもだ通」という商店街がありますが、シャッターが下りてしまった店も多いのが現状です。このように、少子高齢化や都市への人々の移動により、シャッター街が増えてしまっています。それに伴い、落書き被害が増えてしまうこともあるのだろうと感じました。
子供たちの絵を施すことでスペースを無くし、物理的に落書きをできなくさせるウォールアートの企画はとても素敵なアイディアだと思いました🙌
景観も明るくなり、子供たちも自分が街づくりに役立っていることを実感できるのではないかと考えます。
このための絵のコンクールを開催するなど、もっと子供たちを巻き込んだ企画を行い、更なる展開に期待したいです!✨
落書きの被害は全国どこでもある問題だと思うので、鹿児島県の取り組みで効果が出れば、他の地域でも生かせるのではないかと思いました!
◎↓以下、新聞記事の全文です!
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鹿児島市の天文館地区で、店のシャッターなどへの落書きが多発している。新型コロナウイルス感染拡大で出歩く人が減った影響もあるとみられ、消しても再び被害に遭ういたちごっこが続く。鹿児島中央警察署は、子どもの壁画アートをシャッターに施す防止作戦に乗り出した。
20年以上天文館の落書きを消している同市西坂元町の牧迫愼一さん(72)と17日、アーケード周辺を歩いた。シャッター、ビルの外壁、配電盤に落書きがあふれていた。スプレーを使った似たタッチのアルファベットやキャラクターがほとんど。一度は消した自動販売機にも書かれていた。
消した落書きは昨年は約40件だったのに対し、今年は既に60件を超え、4月だけで40件近くに上る。牧迫さんは「被害は今までで一番多いと感じる」と嘆く。コロナ下、時短営業でシャッターが閉めてあったり、深夜の人通りが少なくなったりしたことが要因とみる。放置すれば連鎖的に広がるため、管理者の許可を得て壁やシャッターに近い色のペンキを塗っている。
天文館の落書きは2009年ごろから懸案になり、同年、ボランティア団体「天文館安心・安全ラクガキ消し隊」が発足。年2回、大学生や天文館周辺の店と実施するクリーン活動で消してきた。新型コロナの影響で、この2年間は中止を余儀なくされ、隊長を務める牧迫さんらが個人で作業に当たっている。今月末、10人程度に人数を絞り、3年ぶりに活動を再開する。
勝手な落書きは器物損壊に当たる犯罪だ。天文館にある二つの交番は4月、広報紙で情報提供を呼び掛けた。同署天文館・地域安全対策課の砂本安久課長は「街の治安悪化につながりかねない。発見したらためらわずに通報を」と求める。
同課は落書きできるスペースをなくし、犯人の罪悪感に働き掛けようと、壁面に子どもの絵を施す「ウォールアート」を企画した。5回ほど店のシャッターが被害に遭った「萩寿司本店」に4月下旬、鹿児島大学付属小6年前田健太君の絵を張り付けた。
「絵を見て、自分勝手に落書きをする人が減ってほしい」と前田君。店の萩原恵子さん(68)は「絵の上にはさすがに書かないだろう。被害防止だけでなく、天文館の景観を明るくにぎやかにしてくれる」と効果に期待する。同課は地域や商店街の理解と協力を得て、壁面アートの輪を広げていきたい考えだ。
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