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【ホトカミ日記】東京の地形とお寺の話
いつもお読みいただきありがとうございます、村上です。自己紹介はこちらです。
以前お休みの日に、東京の歴史と地形を楽しみながら散策をしました。今回はそのお話です。仕事の話は一回お休み!
「上野の寛永寺」から「浜松町の増上寺」
東京の上野から浜松町まで散策をしました。
上野と浜松町と言えばどちらも山手線の駅。そして、どちらも大きなお寺のある場所です。上野には寛永寺、浜松町には増上寺があります。
寛永寺と増上寺、どちらも徳川家の菩提寺(お墓のある寺)であり、江戸幕府の歴代将軍から厚く信仰をされていた歴史を持ちます。
寛永寺と増上寺が、それぞれ江戸城の鬼門(北東)と裏鬼門(南西)に位置し、災害や疫病などから江戸を守っていた、というのも有名な話ですね。
では、寛永寺と増上寺がどこにあるのか、ちょっと地形を見てみましょう。
東京の台地
川・・・荒川
湾・・・東京湾
上・・・上野(寛永寺)
城・・・江戸城(現在の皇居)
浜・・・浜松町(増上寺)
浅・・・浅草(浅草寺)
オレンジ・・・台地
黄色・・・低地
緑線・・・山手線
江戸城の周辺の地形を表しました(デフォルメされていますが、細かいことは気にしない)。
上野にある寛永寺はちょうど台地と平地の境界線の向きが変わるところに位置することが分かります。ちょうど「ヘリ」の部分ですね。
さらに江戸城周辺をズームをするとこんな感じです。
寛・・・寛永寺
城・・・江戸城(現在の皇居)
増・・・増上寺
オレンジ・・・台地
黄色・・・低地
緑線・・・山手線
増上寺の南には川が流れていて、台地をえぐっています。実は増上寺も「ヘリ」の部分にあることが分かります。
実は神社やお寺はこうした特徴的な地形のところに建てられていることが多いのです。
ちなみに、神田明神や湯島天満宮(寛永寺と江戸城の間)、虎ノ門にある愛宕神社(江戸城と増上寺の間)、品川神社(増上寺のさらに南)の急な階段も、この台地があってこその地形です。
みなさんもぜひ、神社お寺と地形を楽しみながら、散策をしてみてはいかがでしょうか?