ミニマリストの旅行パッキング|国内編
11月に2泊3日で京都へ行ってきた。京都で最も観光客が多い月だからか、いつも以上に混んでいた。だからこそ、荷物は少ない方が身軽で動きやすい。
工夫を凝らし、15Lの小さめのリュックとエコバッグだけで、全ての荷物が収まった。
荷物が多いか、少ないか、で旅の疲労度が大きく変わるのでは?
今回は旅行の荷物を少なくするコツ、国内編としてまとめてみた。
(海外編はこちらから)
1) レンタルを利用する
宿泊先のアメニティやレンタル品をうまく活用すれば、荷物を減らすことができる。
今回はホテルに宿泊したので、タオルを毎日交換してもらった。ナイトウェアはレンタルした。たとえ有料であっても荷物を減らすため、支払って借りるようにしている。
シャンプーやリンスもホテルについているため、持っていく必要がない。ホテルならアメニティが充実していて、化粧水やクレンジングなども不要だ。
ゲストハウスに宿泊する場合でも、タオルレンタルしている宿がある。銭湯を使えばミニサイズのシャンプーやリンスなどを買うことができるし、湯船につかって疲れをとることができる。
2) 着替えは2日分だけ
当日着ている分を含めて、服と下着は2日分だけ用意した。ホテルの近くにコインランドリーがあるので、現地で洗濯した。洗濯用洗剤は旅行用のミニサイズを持参し、使い切って捨てた。
大きな洗濯用ネットを持っていけば洗濯時に使えるし、着た服を持ち帰る袋代わりにもなって便利だ。
帰宅後もそのままポンっと洗濯機へ入れることができる。
3) 不安なら現地調達する
旅行前日の京都は24℃と暖かかったのに、旅行中は7℃と冬のような寒さに見舞われた。衣服は薄着を用意し、予備で日数分のカイロを持参した。国内の観光地であれば、たいていの駅近にはユニクロがある。だから、ダウンなど必要に応じて現地調達すればよい。
結果、今回は持ってきた服とカイロで寒さを耐え忍んだ。寒いなら寒いなりに京都のお茶屋さんや喫茶店に寄り、身体を温めつつカフェ文化を楽しめた。
印象的だったのは海外の観光客の方が、京都駅構内の薬局で手袋を買っていたことだ。どんなに準備していても、なにが起こるか分からないのだから、荷物を心配する必要はない。
それよりも着るかどうか分からない服をわざわざ持っていく方が、重くて大変そうだなぁと思った。
4) リュックに入るエコバッグを活用する
京都では大きな荷物を持ったまま観光する方が問題になっているそう。いたるところに「荷物は預けて観光しよう」と啓発ポスターが貼られていた。
今回は京都駅に着いて早々、宿へ荷物を預けた。最終日は京都駅のコインロッカーへ預けた。
宿泊荷物はエコバッグに入れてサッと預けられるようにした。また、荷物を全て持って移動する際は、宿泊荷物が入ったエコバッグをそのままリュックに入れた。
最終日、荷物を預けに移動していたところ、出勤ラッシュと被ってしまった。満員電車でもリュックひとつなので、人混みをかき分けて電車の奥へ移動することができた。
コインロッカーに着いたら、リュックから宿泊荷物が入ったエコバッグを取り出して預けるだけだ。リュックひとつで移動できて、とても便利だった。
5) お土産は絶対にほしいモノだけにする
独身時代はひとり旅にハマり、旅行する度に服や雑貨を買い込んでいた。京都では狐のお面、作家さんのガラスコップといった使い道に困るモノ、すでに足りているモノなど、お土産選びを失敗していた。結局、全て手放してしまった。「せっかく来たから何か買いたい」という気持ちだけが先走り、不必要なモノばかりを買ってしまった。
今回はお土産に阿闍梨餅(あじゃりもち)と開化堂の茶筒を買うと決めて旅行した。行く先々で素敵なモノたちに出会ったが、本当に必要なのか問い続け、結局買わなかった。
他には、宿で売っていたシュトーレンや京都の和菓子など、消費できる食べ物に絞った。
夫と一緒にお菓子やお茶を食べながら、旅行の思い出話に花を咲かせている時間が好きだからだ。
まとめ
ミニマリスト修行を経てパッキングすると、本当に必要なモノたちが見えてくると思った。必要最小限の荷物で旅行するということは、今の生活に必要なモノたちが見極められるということだ。
見極める力がどんどんついて荷物を少なくすることができれば、どこへでも行ける。北海道でも沖縄でも、離島でも、海外でも、身軽に旅行することができる。
少ない荷物でふらっと旅できるようになっているかもしれない!と思うと、未来が待ち遠しい!