私がコピーライター を辞めた理由 〜理想の仕事なんて存在しないんだ〜
念願のコピーライター になって、気づいたことがあります。
それは、「理想の仕事なんてない」ということ。
私は社会人になってからも自分が何をしたいのか分からず、
でも自分にも天職はあると信じてずっとやりたいことを探していました。
メーカーの営業、スパや飲食などのサービス業、CM製作会社のチームサポートなどの様々な仕事を転々とし、
ある時ふと、「コピーライターが私の天職に違いない」と天から降りてきたようなヒラメキがあって、
運よく、ある製作会社のコピーライター 職に転職しました。
初めのうちは天職を見つけられたこと自体が嬉しく、またコピーライターの仕事も好きで、
一人前のコピーライター として活躍できるようにと前向きに励んでいましたが、
徐々に人間関係や仕事の重圧に苦しむようになり、大きなストレスを抱えるようになっていきました。
理想の仕事に就職できたと思っても、理想と現実のギャップに苦しみ結果となり、
いつまでも「もっといい仕事があるはず」と、より良い仕事を求め続ける生き方になると気づいたのです。
つまり私は、「どんな仕事をしても、満足できない考え方を持っている」と気づきました。
やりがいを感じる仕事がしたい」「「自分の能力を生かしたい」と考え、
その上で「どんな仕事をしたいのか」を考え続けてきましたが、
今思うと、「どんなことにやりがいを感じるか」も、「自分の能力が何なのか」も、明確な答えが分かっていなかったと思います。
つまり、幻想に過ぎない理想を追い求め続けてしまっていました。
これではいつまで経っても、幸せになれないでしょう。
理想と現実のギャップを受け入れてコピーライター を続ける道もありましたが、
私は、理想の仕事が存在しないのであれば、「私が幸せだと思える明確な条件がある働き方」をしたいと考えるようになりました。
よっぽど合わない仕事でない限りは、
良き仲間と一緒に働けて、意思を持って主体的に働くことができれば、
私はその中からやりがいを見出し、活かせる能力を見つけて、
幸福を感じることができるのではないかと思っています。
それに、コピーライター の仕事内容はあらゆる職種に生かすことができるし、
文章はどこでだって書くことができる。
理想の仕事に固執しすぎて幸せを見失っていまえば、なんのために仕事をしているのかも分かりません。
「どんな人生を求めているのか」、本当の意味で、自分が幸せだと思える働き方をしていきたいと思っています。