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投資判断で使うIRRって何?!
こんにちは #金曜日はカネ曜日
ファイナンス担当のけんたろです。
今日は、「IRR(内部収益率)」という小難しい指標について掘り下げてみたいと思います。
IRRの数学的な意味合いなどはググれば潤沢な資料に出会えるはずなので、今回はもっと概念部分にフォーカスしてまいります!
よい投資って何?(例題)
例えば皆さんが以下の投資結果を得た時に成功したといえますか?
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左側のQ1についてはどう思いますか?成功ですか?
右側のQ2についておどうでしょう?
一度考えてみてくださいませ。
~♪~(シンキングタイム)
よい投資って何?(回答)
ちなみにワークショップでよく取り扱う例題なんですが、Q1については違和感を持たれるフィードバックいただきますが、
Q2は投資成功という声が集まることが多いです。(けんたろ調べ)
では早速回答編を観ていきましょう!
まず結論から記載しますが、
「成功かどうか判断するには情報が不足している」が答えになります。ひっかけ問題を出してごめんなさいw
ではそれぞれ観ていきましょう。
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Q1については5億円を持っていれば銀行に預け入れるだけで1年後利子として100万円増やせます。(現在、銀行の利率は0.002%程度)
つまり、”いくら投資したか(投資金額)”を考慮することも投資判断の成否を考える上では必要になります。
同様にQ2については”投資期間(どれくらいの長さ預けていたか)”が盲点になります。
同様に100年間銀行に預ければ、例えほぼ利率が付かない現在でも複利のおかげで1.2倍にまで増えるんです。
では100年もかけて1.2倍になるのは成功でしょうか。恐らく失敗ですね。
投資の成否判断は「投資金額・回収時期」または、それを「何と比べるか」が必要になってきます。
例えば以下のような金融商品が二つあってどっちがお得な投資案件か判断したい場合はいかがでしょうか。
片方は1億円を投資することで1年後2倍になって返ってくる投資
もう片方は、2億円の投資で毎年1億円が6年間に亘って返ってくる投資
これらをどのように良し悪しを判断すべきか、なかなか判断に悩ましいですよね。
そこでこれらをパリッと一つの指標で表すことができるのがIRRという指標になります。
僕らが投資時に最も慣れている”利率”のように様々な要素を一元的に表せられる便利な指標です。
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それらがどのように計算できるのか、は難しい説明が必要なので、後日noteにしますが、
”なぜIRRという指標が必要なのか”について、このnoteで皆さまの理解が深まったのであれば嬉しいなと思います。
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