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「夢」って後付けでできている。を科学する【人事シリーズ④】

皆さん、こんにちは!けんたろと申します!
数学とファイナンスがとても得意で、今は人事部門に所属しているので、人事制度や働き方に関係しそうな論点をシリーズでnote化してみようとはじめてみました!(しばらくぶりの投稿ですw)

タイトルに戻って、今回のテーマは「夢」についてです。
”あなたの夢はなんですか?”一度はこんな問いかけをされたことってありませんか?

世の経営者やインフルエンサー・著名人の”夢”に関する特集も良く出回っていますよね。
っで、今回のnoteはそんな”夢”って最初からあって行動したのではなく、後付けでできているんじゃないか、という内容です。

”夢がなくて苦しい”。そんな風に感じている方にとって何か考える上でのちょっとした参考になればいいなと思っております。

夢は先にある?後付け?どっち

4月、弊社新入社員へのWelcomeイベントを開催したんですが、
そこで新入社員さんからこんな問いかけを頂いたんです。
「入社してイマ、特に何を実現したいとか夢があるわけではない。先輩社員はどうやって、いつから”夢”を持つようになったのか」

同席した先輩社員は矢継ぎ早に、自身の夢について語る中、
違和感を持つことがあって、それが見出しにも書いた「夢は先にある?後付け?」どちらなのか

「●●な夢があるから今の取り組みをしてます!」ってホンマ?

僕は、完全後者の後付け派閥です。
その理由を説明するために、大学時代の友人の話を少しだけ脚色して紹介します。

”動機”が”夢”に代わる。そして夢は「変化」もするし「進化」もする

大学時代、良く家を行き来する仲の友達がいて、飲み会大好きな彼は短時間サクッと働いて高給取れるアルバイトを探していたようでした。
程なくして塾講師のバイトを始めたという報告を受けました。

元々、話上手な彼は、生徒や塾頭からの信頼も瞬時に獲得していてイキイキ働いているようでした。
遊んでいても隙間時間見つけては、生徒さんの苦手分野の例題を作ったりしてたのを思い出します。

しばらくしてある日、飲み会で友人が日本酒片手に語りだしたのが
「俺さ、”勉強することの楽しさを高校生にも知ってもらいたい”から塾講師始めたんだよね。」
「高校生のうちから勉強の楽しさを覚えたら人生最高やん?そんな生徒を溢れかえるくらい世に排出したい!」

当時の僕はちょっとカッコイイな、って嫉妬してたはず笑

そんなセンスもあって情熱もある友人は1年も経つと、トップクラス(有名大学受験コース)を任されるようになってた。受け持つ生徒さんのレベルもグンと上がってプレッシャーとか言うてた気がします。
そんな愚痴を言いつつも、嬉々として仕事する友人。別の飲み会で、また彼は夢について語ってました。
「俺さ、”世の中を変える天才/秀才を輩出したい”から塾講師始めたんだよね。
「俺が教えた生徒が官僚とかになって色んな仕組み変えてくれたら最高やん?受け持った生徒は、有名大学にも余裕で合格できるようにしたい!」

あれ、前言っていた夢と違うやん?とか思いつつ相変わらずかっこいい友人の話でした。


と、カッコいい友人がいることを自慢したいnoteではなくて、
彼の”夢”に対する移り変わりにフォーカスいただきたいんです。

友人は最初から、世を変える秀才を輩出する夢を持っていたから、塾講師を始めたわけではなかったですよね。
しいていうなら、「効率よく短時間で稼ぎたい」。これが彼の”動機”だったはずです。
この”動機”がいつしか”夢”に代わっていって、変化・進化していきながらドンドン取り組みにのめり込んでいった友人でした。

若干脚色してますが、この事例で言いたいことは
「夢は変化もするし、進化もする」ということ。

友人の事例から「夢が形成されるプロセス」

上記、友人の事例をSTEPで書いてみるとこんな感じかと思っています。

①ほんの”動機”を元にとりあえず行動してみる
②”得意を発揮できる/楽しい≒褒められる”からその行動を継続したくなる
⓷継続してやり続けていることを”他者に説明するために理由が欲しくなる”=「夢」

これが冒頭触れた「夢は後付け」と僕が結論付けた背景です。
あくまで私見ですが、夢とは自身が継続して行っている行動を他者に説明するために”後付け”でできるもの
なんだと思っています。

最初から崇高な夢があったわけではなく、何らかのカタチでほんのちょっと社会に貢献できる領域=褒められる、ことに出会い
その取り組みをやり続けるロジックを作り語っていく中で、その先にある大きな社会への貢献を目的にしていき、

そのビジョンを夢として他者に語るときに、”夢”と”取り組み”の因果関係が逆転していくんじゃないかなと思うんです。
最初は「取り組みがあったから夢になった」のに、「夢があったから取り組めた」と

夢ってコミュニケーションが生み出す1つのカタチなのかなって思っています。

最後に

夢がコミュニケーションの産物なんじゃないか、というのがこのnoteの主張ですが、
言いたいことは別にあって、

\ 夢を探し考えるんじゃなくて、何かやってみようぜ!! /

ということと
また、私たちがふと漏らした感謝とか称讃したその一言が誰かの夢になるかもしれないので

\ ドンドン称賛しまくろうぜ!! /

ということ。

あれ?これ人事編noteなのか?www
まあいいか。

最後までお付き合いいただいた皆さまありがとうございます。

けんたろ

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