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ナレーションは世に連れ・・・その2

ぼーっと視ているテレビから流れてくる声。少しでも食いついてもらえたらと思いながらナレーションをしております。

「ナレーションは世に連れ・・・その2」は、広川太一郎さんをご紹介しますが「誰?」と思う方は若い、「知ってる」方は・・・^^

こういうのん、ありました。

吹替偉人伝 特別版 「広川太一郎 蔵出しインタビュー」

YouTubeの解説にはこうあります。

「渋く低いトーンの二枚目キャラクターから、巧みな言葉遊びや駄洒落を組み合わせた『広川節』と謳われる妙技を駆使した三枚目キャラクターまで幅広い役柄を演じ、『吹替の世界』に革新的な新風を吹き込んだ不世出の役者。2003年3月16日に収録された貴重なインタビュー」

このインタビューの5年後に69歳で亡くなられました。生涯フリーだったというのは驚きです。

俳優・声優・司会者・ラジオDJ・ナレーター・・・とメディアを縦横無尽に駆け回れたのだと思います。

広川さんのラジオCMナレーション集もありました。これは「1980年前後のラジオCM」とのこと。

私もこういう仕事をやってきたのですが、時代は90年代。バブル弾ける前後。大阪の業界は活気ありましたなぁ。「おもしろCM」というのが流行ってました。

1970年の大阪万博は戦後日本のある種の到達点だったか。浮かれ気分になっていたと思います、71年のドル・ショックで1ドル=360円の固定相場が終わり、結構大騒ぎだったと記憶しています。

さらに73年のオイル・ショック!では、トイレットペーパー騒動勃発。当時私は中学生。「騒々しい」とは感じてましたが実感はあったのか・・・なかったような・・・。

こういう混乱期を経て、70年代半ば以降、落ち着きを見せつつ、80年代の「輝かしい日本経済」へと向かっていくわけですな。

広川さんの高めの声を使った軽妙なテンポ。これは、みのもんたさんや小倉智昭さんへと繋がっていった「ナレーションのひとつの系譜」ではないかと思います。

「広川節」と称された語り口。昔の声優さんは個性豊かでもありました。こういう方はもう現れないのかな。「昭和の時代だったからこそ現れた表現者」ということなのかもしれません。特にアニメ好きでもない私には、今はほんま区別がつかん。攻殻機動隊は大好きです。バト-のファンです^0^

広川さんのようにはできませんが、そのエッセンスを「千原ジュニアの座王」でやってみようかな^0^ほんの一カ所だけでも。

その3は、みのもんたさん、小倉智昭さんです。



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