お母ちゃん！赤ちゃん！がんばれ！

いよいよ明日に出産を控えるため
妻が入院する

お父ちゃんと息子と愛犬は
１週間ほど妻(お母ちゃん)と離れて暮らす

寂しい

第一子の時は
里帰り出産を選んだので
この感覚を実感しづらかったのか
今回は特に寂しく感じた

妻と息子と３人で昼食
妻は心なしか口数が少ないみたい
明日に出産を控えて
緊張と安堵と不安と希望と
色んな感情が入り混じっているのだろう

---

この後に及んで変なことを言うと

妻と離れるのが
寂しい
こんな感情を持つようになったことに
自分の中の変化を感じた

結婚する前も
2年ほどお付き合いする中で
一度別れを選んだ

結婚してからも
頻繁にぶつかり、すれ違い
何度も何度もお互い別の道を歩もうとした

まだまだ
他人に毛が生えたようなもので
家族になんてなれてなかった

それでも
その都度、話しをして
互いに向き合い、寄り添い
時間を共にしてきた

そして
息子が生まれて
家事、育児、仕事と大変ながらも
一緒に暮らしを営むなかで

『　家族が幸せ=妻が幸せ　』

妻が笑顔→息子達が笑顔→家族が笑顔
という方程式みたいなものに、に気付き

お父ちゃんの価値観は変わった

そうやって
私たちも次第に
『 家族 』というものになってきたのだ

だから
妻と暫し離れるのを
寂しい
と感じたのだと思う。

---

14:00、妻を病院に送り
一緒に部屋で説明を受ける

部屋を出る時に
妻のお腹を摩りながら
心を込めて
「ありがとう、ありがとう、ありがとう」
「よくがんばった、よくがんばった、よくがんばった」
と妻と赤ちゃんにエールを送る

---

赤ちゃん(第二子)を
授かったことが分かってから約10ヶ月
仕事も家事も育児もしながら
大変だった妻と
ここまで時間を共にしているからこそ

こうして無事に出産を迎えられること

家族が一緒にいられること

宝物が増えること

家族と幸せに暮らせていることが

たまらなく嬉しい
たまらなく幸せ

さぁ！
がんばれお母ちゃん！
がんばれ赤ちゃん！