燃え尽き症候群から脱出するのに2年半かかった話|脱ノマド思考
こんにちは、大阪に住む30代のおじさんです。
2年半ほど、燃え尽き症候群でした。(診断を受けたわけではありませんが自分の中で確信しています)
この間、ひたすら静かに過ごし、独身にも関わらず女性とデートすらしませんでした。
それが燃え尽き症候群中の過ごし方です。知らんけど。
まぁ、この間に色々なことがあったので整理したいと思います。1つのケース・スタディになることを願って。
燃え尽き症候群になったきっかけはアフィリエイトの失敗
20代後半は、ひたすらアフィリエイトしていました。(SEOアフィリエイトが流行っていた時期です。)
午前中は家で、午後からはカフェで。夜9時にはヘトヘトでベッドに入り、6時に起きる生活。修行僧のような生活でした。
とはいえ、そんな生活を毎日継続できるはずはなく、適度に友達に遊んでもらいました。
カフェで一緒に作業してくれる友達も...。すごく楽しかったなぁ。
まぁそうやって適度にアフィリエイトをし、適度に息抜きしていました。
なぜそんなことをしていたか?
色んな場所で生活する村上春樹さんに憧れ、海外ノマドを目指していたからです。
うまくいった時代もあった
そんな生活を続けていたら、いつの間にか海外にいました。
この頃、心がすごく安定していて、毎日幸せな状態。夢の中とはこういうことですか。
このまま世界中を旅して、あとはエデンの園を見つけるだけ......
ウキウキでしたがそう簡単にうまく行くはずはなく、アフィリエイトがお釈迦になりました。南無。
この出来事はすごいショックでした。我が子を失った気分。
たくさんの時間とエネルギー、愛情を注いだものが、こんな簡単になくなるなんて。
燃え尽き症候群の入り口
アフィリエイトがうまくいかなくなった頃、他にも問題を抱えていました。(ここでは言えません)
マレーシアのゲストハウスに住んでいたけど、毎日ピリピリしていて申し訳なかったな。
そんな状態の自分とご飯食べてくれる友達もいてすごく嬉しかったです。マジでありがとう。
この頃、家族への手紙を書き(渡していない) 、自分が死んだ後はここの葬式屋さんに依頼してねと、終活を完了させました。
これらのデータは今後も使えるので、やっておいて良かったです。早めの終活マジでおすすめ。
この頃から、なにをしていても上の空に...
再びアフィリエイトにチャレンジしましたが「これじゃない感」がありました。
帰国後は空虚な日々
コロナが始まって海外から帰国しました。(飛行機が直前にキャンセルされた時期でした。チケットが2枚ドブに消え、旅行会社からは未だに返金がありません)
まぁ、無事に帰国できて良かったです。
日本に帰国後は問題処理に追われつつ、どうやって生きていくべきか、考えました。
自分はなにをしたいのか?
また海外ノマドやりたいな。
漠然とした思いはありつつも、以前のようなしっくり感がありません。
そうやって自分の素直な思いを見つけられず、時間は過ぎました。
消えないモヤモヤ感
ただぼーっとしているのもあれなので、生活を維持するためにできることをやりました。Webデザインスクールに行ったり、オンライン英会話を始めたり。
就職、シェアハウスへの引っ越しと、環境を変えました。
しかしそれでも、人生の方向性が定まらず...今後について考える日々。
自分はなにをしたいのか?
人生とはなんなのか?
…
…
そしてついに...
アフィリエイトがお釈迦になり2年半ほど過ぎた2022年10月19日、突然心が晴れました。
「あ、もう海外ノマド目指す必要ないわ」
「これからは、パートナーと一緒に田舎に住むことを目標にしよう。労働時間は短めで。」
自分が囚われていたのは、「海外ノマドになりたい」という若き日の夢だったのかもしれません。
ささやかな気持ちがこんなにも重たいとは。
この2年半、家族や友人からたくさんのサポートを受けました。
この場を借りて、感謝申し上げます。
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