スタンプvsリトゥ|ONE女子アトム級世界GP、優勝者はどっち?勝利予想します
こんにちは。ノマドブロガーのむらはるです。
ONE女子アトム級世界GP、準決勝が終わりました。お次は決勝戦。
決勝戦のカードは...
スタンプ・フェアテックス vs リトゥ・フォガット
どちらが勝利すると思いますか?
個人的には「スタンプ選手に優勝して欲しいけど、どうなるかな?」という感じ。
両者の準決勝の戦いぶりを振り返ると共に、グランプリの優勝者を予想します。
vsジェネリン戦、リトゥ選手の戦いぶり
リトゥ選手の準決勝の相手は、「ジェネリン・オルシム選手」。
体調不良で欠場の平田樹選手に代わり、準決勝出場です。
この試合のリトゥ選手、想像以上に強かった...
試合はリトゥ選手らしい「塩試合」。
グランプリ初戦のメン・ボー戦後半から披露した「テイクダウン→コントロール」のような形を、この試合でも何度も作ります。
ジェネリンは三角や横三角、アームバーにトライしますが、リトゥ選手の腰が強く、全てかわされてしまいます。
ジェネリン選手からすれば、リトゥ選手の腰の強さは予想外だったのでしょう。
他になすすべがない...という感じで、「寝技チャレンジ→リトゥ選手にかわされる→リトゥ選手コントロール」の茶番が最後まで繰り返され、試合が終わりました。
解説の大沢ケンジさん曰く、「リトゥ選手の戦い方は誰にでも通用する。アンジェラ選手にもワンチャンある。今のONEにはいない選手でおもしろい」とのことです。
vsジュリー戦、スタンプ選手の戦いぶり
スタンプ選手の準決勝の相手は、「ジュリー・メザバルバ選手」。
ハム・ソヒ選手の代わりに準決勝出場です。
この試合、スタンプ選手は想像以上に強く、ジュリー選手は想像以上に積極的じゃなかった...
ストライカー同士の対決。両者、様子見から入ります。
ジュリー選手は距離を詰めようとしますが、スタンプ選手がローキックするたびに下がってしまい、距離がリセット。
せっかく詰めた距離が、水の泡です。
ジュリー選手の狙いは、スタンプ選手の右足ミドル。
右足をキャッチし、一気に距離を詰め、パンチを連打する戦法です。
スタンプ選手がパンチを対処。ジュリー選手は「しゃあなし」でテイクダウンに持ち込みますが、グラップリングと腰の強さはスタンプ選手が上手(うわて)。
マウントポジションを確保し、パンチと肘をまとめます。
2Rまで同じような展開が続き、スタンプ選手ご満悦。ラウンド終了後に、スタンプダンスを披露します。
3R。スタンプ選手は完全に「流し」。右足キックを使うのを放棄します。(最後に1発遊ぶかのようにお見舞いしました)
ジュリー選手は決め手に欠き、そのままゲームセット。
ジュリー選手はスタンプ選手のキックを警戒し、山口芽生戦のような「グイグイ突っ込む」がありませんでした。
もっとバチバチ行くのかと思ってましたが。
スタンプ選手の打撃の強さが、ジュリー選手を封じ込めたとも言えます。
スタンプ選手はパンチもキックもグラップリングも強度がありました。
注目すべきは精神面。
終始冷静で、いつものような遊びを見せず、「大人になったなぁ」と思わされた試合でした。
スタンプvsリトゥ、決勝戦の勝者はどっち?
決勝戦、どちらにもチャンスがあります。
スタンプ選手は、メン・ボーvsリトゥ・フォガット戦前半の、メン・ボー選手のように、パンチやキックを効かせられれば、優位に試合を運べるのではないでしょうか?
リトゥ選手の体力やスタイルを考慮すれば、スタンプ選手は「なる早でKOしたい」「試合を決定づけたい」と考えるはずです。
リトゥ選手は、スタンプ選手のストライキングに耐えられれば、ワンチャンあり。
いつものように寝た状態でコントロールし、粘る...の絵が見えます。
スタンプ選手もリトゥ選手も腰が強いので、その辺の攻防も注目です。
少なくとも、リトゥvsジェネリン戦ほど、あっさりはいかないだろうと予想します。
最後に
僕はスタンプ選手のファンなので、スタンプ選手に優勝して欲しいです。負ける姿は見たくありません。
なので、あらかじめ、「スタンプ選手の負けがあり得る」と予想することで、スタンプ選手が本当に負けてしまった時のショックが和らぐよう、予防しているのかも。
決勝戦、何が起こるかわからないですが、しっかり行方を見守ります。