真の大物とは「今お金の価値が0になっても生きていける人」だと思う

世の中何をするのでもお金、お金。人々の悩みの種も、大部分がお金のこと。なんでこんなに毎日苦しいんだろう?と考えると、「資本主義がすべての元凶では?」と思い至るわけですね。資本主義=国民総「お金依存」社会であり、お金がないと生きていけない(=依存)と日々思わされている社会なんですよね。この世をらく~に生きていくためには、「お金とは何か」ということをしっかりと学ばなければならないと思います。それは、財テクとか資産運用みたいなマネー塾、ではなくて、もっともっと根本的な話です。

私はこれからは「なるべくお金に依存しない生き方をしている人が一番豊かで強い」という価値観が徐々に広まっていくと感じますし、お金を得よう得ようという動きよりは「お金を使わないでうまく循環させていく、共同創造の社会」というのが目指すべき新しい方向性だと思うんですね。

我々が真に自由に生きていくためには、あらゆる国家のシステムへの依存を脱却していかなければならないと思うんです。たとえば「政治批判をする」というのは、国家に依存しているからこそ起きる問題であって、国のシステムがなくても、崩壊したとしても生きていける自信がある人にとってはどうでも良いことだと思うんです。年金だとか税金だとか保育所にしても、問題は山積みなわけですが、国のシステムに頼らず庶民だけで共同創造のしくみを作れば、解決できることだと思うんですね。政治批判をしても始まらないと思うんです。主導権は政治家側にあるわけですし、国民のためなんて少しも思わない人でないと偉くなれないのが国の仕組みなわけですから、それをとやかく言ってもエネルギーの無駄だと思うんです。

そして国家のシステムの最たるものが、資本主義であり、お金依存症なわけです。国が発行する通貨をなるべく使わない、依存しないようにする、ということが、資本主義システムの崩壊と我々の真の自由な生き方にとって、非常に大切なわけですね。いくらピラミッド社会から離れたとしても、独立して大金持ちになりたい、という気持ちがあるとすれば、まだ国家のシステムに依存していると言わざるを得ません。国が発行する通貨をたくさん得てしまうと、その分税金もたくさん納めなければならず、結局資本主義システムにエサを与えてしまうことになるからですね。

真の大物というのは、「今お金の価値が0になっても生きていける人」だと思います。それはすなわち、今の時点ですでにお金に依存しないで生活をしている人、ということです。それを真に体現しているのは、かの有名な坂爪圭吾さん(いばや通信)。以前はホームレス暮らしをしていらっしゃいましたが、現在は熱海に拠点を持ち、循環型(「わたり●●」など)の生活を送られているようです。坂爪さんは歴史に名を残す大物(すでに)だと思いますし、真の覚醒者だなと思っています。彼はお金や物は何も持っていない、だからこそ生まれる循環型、そして共同創造のコミュニティ。坂爪さんと同じ時代に同じ日本に生まれていることに心から感謝したくなるくらい、彼の生き方から学ぶことが多いです。ゆくゆくは電気、水道、ガスにあたるエネルギーも自給できたらというお考えがあるようで、私も同じことを考えていたのでこれからも学ばせて頂こうと思います。あそこまで究極的にはできなくても、これからの方向性としては坂爪さんのようなあり方だと思います。お金や既存のシステムに依存せず、すべて自給自足もしくは温かい人とのつながりや循環、共同創造によって、ともに豊かに生きるということ。坂爪さんの登場により、新しい価値観、意識の広まりや、そういった流れがいっそう加速すると思います。

お金の価値がなくなって困るのは、お金に価値があると信じ、お金を溜めこんでいる人ということです。ですから、お金とは何かを見極め、お金依存から脱却し、お金を溜めこむのをやめること。そういう生き方を選択する人が増えれば増えるほど、自然とこの資本主義社会は崩壊していくと思うんですよね。私はまだまだお金依存から抜けられないなぁと思うことがありますが、徐々にピラミッド社会から離れつつ、自給自足を始め、少しのお金を得て、人とのつながりによって共同創造のコミュニティを創っていくことに意識のエネルギーを注ぎながら、これからも日々過ごしていきたいと思います。

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