「貯蓄税」課税なら定年のある組織はやばい
貯蓄税なる税の導入が検討されているという衝撃のニュースを見ました。詳細は不明ですが、貯蓄すると金利がつくどころか税金まで課税されるなんて、もう政策めちゃくちゃ、銀行と政府の思惑が食い違って内部分裂状態?という感じです。そもそも私は貯金はしなくていいと思っているし、今現在もほとんど貯金がない(そして借金も収入もない(笑))状態なので、失うものは何もない居心地の良さを感じています。
もし、老後のために漠然と貯蓄をしている人がいたら、ちょっとまずいかもしれないですね。そもそもなぜ老後のために貯蓄をするのでしょうか。生涯現役バリバリで働く前提であれば、貯蓄しなくて良いはず。60とか65歳で定年退職する前提、その後は年金暮らしをするつもりだから貯蓄するという発想になるのですよね。または、健康を害して医療費がかかるとか老人ホームに入るかもとかそういう想定もあるのかもしれません。
まず、65歳で定年という発想を捨てた方が良いと思います。天下れば良い、とかそういうことじゃなくて、「会社に雇われて定年まで働いて退職する」という選択肢以外も今から考えようってことです。特に私と同世代の若い人。定年の概念なく、生涯働き続けられる楽しい仕事を今から見つけておいた方が良いと思うのです。それは会社に勤めながらなら、月に数万とかでもいいと思います。そういう意図もあって、副業なしというのはデメリットが大きすぎるなぁと思ったりもするんです。
もう一つは、医療費がかかるとか認知症になって老人ホームに入るとか、そういうリスクを下げるために、今からきちんと体調管理、健康に気を遣った生活をした方が良いんじゃないか、ということです。今の保険診療取扱いの医療には非常に疑問を抱いており、私はいざ病気になっても緊急時以外は民間療法や自分の勉強している自然療法をメインに治療したいと考えているため、医療費にお金がかかる想定をしていません。日ごろから健康に気をつけた生活(特に食事)をしているので、一般の方より食費はかかっているかもしれませんが、医療費分の先回り投資なので、有用なお金の使い方だと思っています。
結局、貯蓄というものは「不安」が動機となって生じる行動なので、あまり好ましくないと思うんですね。今使うお金の価値と、老後使うお金の価値は全然違うわけですよ。「お金を使う」という行為はほんの表層に過ぎず、お金を何に使い、何を得たか、どんな経験をしたか、ということの方がよっぽど重要で、紙切れやデジタルの数字に意味はないわけです。考えるべきは、「どうやってお金を得ようか」ではなく「お金があったらこんなことをしたい、こんなものを買ってこんな生活をしたい」というビジョンであって、それは「お金がないと●●できない」といった後ろ向きな動機ではなく、常にポジティブであった方が、自然とお金が集まってくるものだと思っています。
貯蓄税があろうとなかろうと、別にどうってことないや、っていう生き方の方が、今後生きやすくなっていくことに間違いはないと思います。