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カミツオロチexデッキについて、初心者なりに考察してみた。

やあ、僕むらえもん。
今回は、カミツオロチexデッキについて初心者なりに考察しようと思います。僕はこのデッキを使っていてとにかく楽しいですが、勝てないことも多いため、前回の記事でいただいたコメントや、ジムバトル優勝デッキレシピなどをインプットに、より強くなるように考察・研究をしたいと思います。
長くなりますが、どうぞお付き合いください。
↓↓前回の記事はこちら↓↓


1.前提

  1. 2024年08月09日時点のカードプール・デッキレシピで考察します。

  2. あくまで初心者が考えたこと、かつ実際に使ったわけではないため、考察が間違っていることもあります。(皆さんの意見もお聞きしたく、よろしければコメントをお願いします。)

2.カミツオロチexについて

今回の主役の「カミツオロチex」です。シンプルで強い。

2-1.基本スペック

草タイプでHP330の2進化ポケモンex。弱点は火で逃げるは3エネ。
特性の「じゅくせいチャージ」は、自分の番に1回、自分のポケモン1匹に手札から草エネルギーを1枚つけて、そのポケモンのHPを30回復する効果で、自身のワザとシナジーがあります。
ワザは無色2エネの「みつあめストーム」で、素点30+自分のポケモン全員についているエネルギーの数×30ダメージを追加するため、高火力で相手をなぎ倒していくエースになります。

2-2.狙いたいこと

● 盤面に草エネを貯めて、高打点で相手を倒す。
● 高HPのため、相手の攻撃を耐えて反撃する。
● エースのため、早い段階で進化したい。

3.デッキ構築について

3-1.参考デッキ

多くのデッキがこのような構築
レシピが2行のシンプルな構築
ゼロの大空洞を採用した構築
サポートポケモンを多めに採用できる
ヒスイドレディアVSTARを採用した構築
2ターン目で爆発的に展開する

3-2.デッキ構築の考察

● 基本構築について
対戦動画やジムバトル優勝レシピなどを見ていても意外と型が少なく、ある程度まとまっている印象でした。「オーガポン」と「むしとりセット」でデッキを回しながら盤面にエネを貯めて、「カミツオロチex」が高火力で殴るというシンプルなコンセプトが基本になると考えます。

● おまつりおんど構築について
まず「おまつりおんど」の強い点は、カミッチュが2回攻撃できること、バチンキーで好きなカードをサーチして柔軟に戦えることだと考えます。
次に「カミツオロチex」の強い点は、盤面にエネを貯めて高火力で相手を倒せることだと考えます。
ただ、この2つの強い点は、残念ながらうまく噛み合わないと考えています。おまつりおんどは盤面にエネを貯める手段が少ない(盤面のエネが少なくても戦える)ため、カミツオロチexの打点が上がりません。また、カミッチュで戦えるところを、わざわざカミツオロチexに変える必要もないため、デッキレシピが見つからない=あまり使われていない、噛み合いが悪いと考えました。

● 耐久型構築について
カミツオロチは高HPかつ特性で回復できるため、耐久型ができるのではないかと考えていましたが、参考になるデッキレシピは見当たりませんでした。
僕はカミツオロチexデッキに「かがやくアマージョ」を採用していましたが、ゲコメノコ相手には強かったものの、他に有効に働いた場面があまり思い浮かびません。
高火力で殴りあう環境の中では回復が間に合わないため、耐久型の構築は活躍しにくい。耐久型にするよりも次のアタッカーを用意して殴り合う準備をした方がいい。というのが僕の考えです。

ここで、バトル場にカミツオロチex、ベンチにかがやくアマージョがいる場合を考えてみます。
例1:ドラパルト対面でファントムダイブ(残HP130)→50回復(残HP180)→ファントムダイブ(残HP0)となり、2回耐えることができない。
例2:サイド1枚取ったリザードン対面でバーニングダーク(残HP120)→50回復(残HP170)→バーニングダーク(残HP0)となり、2回耐えることができない。
例1では、カミツオロチexがもう1匹いれば2回耐えることができますが、1回で210ダメージ以上(サイド1枚取ったリザードン、ベンチ7体のテラパゴス、お互いのベンチ8体のパルキアVSTAR)の攻撃は回復しても耐える回数が変わらないため、回復する効果が薄いと考えています。
なお、ヒーローマントやコロトックの特性などでHPを上昇させるなら、相手の攻撃を耐えつつ、反撃で相手を次々倒す戦い方もできると思いますが、デッキやベンチの枠が厳しいと感じます。

● 草エネの枚数について
草エネの枚数はデッキの枠と相談しつつ、15枚~20枚が基本になると考えます。
現環境にいる大型の相手は、HP330のリザードンex(草弱点)、HP320のドラパルト、HP300のハピナスex、HP280のパルキアVSTAR、HP230のテラパゴス(バッフロンで実質HP290)などがいます。これらを一撃で倒したいため、盤面に用意したいエネの最低ラインは9個(300ダメージ)、理想のラインは10個(330ダメージ)と考えます。
草エネは引いてもオーガポンのドローに変換できること、オーガポン自身の火力アップに必要なこと、数枚はサイド落ちすることから、必要数10枚+予備5枚の15枚がデッキに入れる最低枚数だと考えます。

4.採用するカードについて

4-1.相性のいいカード(厳選)

ネストボール、ナンジャモ、ボスの指令などは必須として、触れておきたいカードについて話します。

● オーガポンみどりのめんex
特性「みどりのまい」により、1ターンに1度、手札から自身に草エネをつけて1ドローできます。盤面に草エネを増やしつつ、リソースを確保できるため、カミツオロチexとシナジーがあります。カミツオロチが倒された際は、エネをたくさんつけたこのカードがフィニッシャーになります。基本は4枚採用。

● むしとりセット
山札の上から7枚見て、草ポケモンと草エネルギーを合計2枚まで手札に回収できます。オーガポンと合わせてデッキをぶん回すためにも4枚採用。
(むしとりセットで何が何枚ヒットするかワクワクするあの感覚が一番気持ちいい)

● 大地の器、スーパーエネルギー回収
とにかく草エネルギーが手札にあることが重要になるため、エネルギー回収手段は必須です。大地の器は2~3枚、スーパーエネルギー回収は1~2枚の採用。

● ヒスイのヘビーボール
サイドにオーガポンがいると展開力が落ちるため、保険で1枚採用。

4-2.ACE SPEC

ポケモン回収サイクロン、レガシーエネルギー、プライムキャッチャー、アンフェアスタンプの4択というのが僕の考えです。

● ポケモン回収サイクロン
ダメージを負ったポケモンを回収して相手にサイドを取らせなくしたり、一緒に回収した草エネをベンチのオーガポンに活用できたりします。コスパの面でも優秀。

● レガシーエネルギー
個人的に注目しているカードです。カミツオロチexにもオーガポンにも使え、ダメージ計算にも加算されます。また、取られるサイド枚数が減るメリットが大きいです。ポケモンexが主体のため、サイドを2-2-2の3ターンで取られるところを、1-2-2-2の4ターンにずらせるため、こちらの試行回数が1ターン増えます。コスパの面でも優秀。

● プライムキャッチャー
ポケモンいれかえ+ボスの指令を1枚で行えるため、とにかく便利です。

● アンフェアスタンプ
発動条件があるものの、手札干渉により相手のゲームプランを崩せます。

5.自由枠について

上記の必須カードの他、自由枠で他に相性がいいカードがないか考察します。

5-1.ベラカス、リククラゲex

自身のポケモンを守る特性を持ったポケモンです。現環境にはドラパルトex、ヤミラミ、トドロクツキex、デヴォリューション(ワザマシン)などワザの効果が強いポケモンがいます。また、今後もニンフィアexやアローラナッシーexという、強力なワザ効果を持つポケモンが出てくることが判明しています。よって、念のためベンチを守れるベラカス、もしくはリククラゲexを採用する必要性がより高くなると考えています。
まずは、どちらを採用するかを検討するにあたり、性能を簡単に比較します。

ベラカスとリククラゲexの比較表

並べると意外と性能に差があり、下記の理由から、カミツオロチexデッキには「リククラゲex」の方が合っていると考えます。とはいえ、正直なところ、採用するかどうかも含めて、環境、デッキ構築、好みで選ぶところになると思います。(僕は採用したい)

  • ベンチは基本オーガポンとカミツオロチのラインで埋めており、エネは特性でつけられるため、リククラゲexの条件を満たしやすい。

  • オーガポンはテラスタルポケモンのため、ベンチではワザのダメージを受けない。別のポケモンがダメージを受けてもカミツオロチexで一応回復可能。

  • ボスの指令でバトル場に出されたときに、リククラゲexの方が倒されにくい=より長い間ポケモンを守れる。

  • より長くポケモンを守れるという意見と真逆、かつコンセプトがブレるが、リククラゲexがバトル場に出ても、最悪そのまま戦えそう。(実際に触らないと分からない)

5-2.ヒスイドレディアVSTAR

VSTARパワーの特性「スターパフューム」は、自分の山札から草ポケモンと草エネルギーを合計5枚まで手札に加えられます。オーガポンや草エネを手札に加え、次の展開につなげることができるため、非常に強力だと思います。レギュレーションはFなので、来年以降は利用できなくなりますが、それまでは進化ラインを2-2で採用できる余地があると考えます。

5-3.フォレトスex

特性「ばくれつエナジー」は、自身をきぜつさせることで、山札から草エネルギーを5枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつけることができます。盤面に大量のエネを用意できる点は魅力的ですが、相手にサイドを2枚取られる点がとても痛いです。オーガポンが並べばエネを貯めつつ次の展開につなげられるため、優先度は低いと考えます。

5-4.なかよしポフィン

自由枠に何のポケモンを採用するかによって、採用枚数が変わります。基本のカミツオロチex+オーガポンに絞るなら0枚でも回ります。リククラゲやベラカスを採用するなら1枚あった方がいいと考えます。

5-5.ヒーローマント

耐久型の構築はあまり活躍しにくいという話をしましたが、ヒーローマントならカミツオロチexのHPが430になるため、高火力環境でも攻撃を耐えられる回数が増えます。また、無理やり倒すためにサマヨール・ヨノワールのカースドボムを強いたり、タケルライコexのきょくらいごうでは7エネ要求を強いれるなど、相手の段取りを崩すことができると考えます。耐久型の構築にする場合は採用の余地がありますが、ACESPEC枠ということもあり、採用のハードルは高いと考えます。

5-6.ナタネの活気

2ドロー+ベンチ1匹に2エネ加速できるため、デッキコンセプトに合いますが、採用の優先度は低いと考えます。サポートは1ターンに1回しか使えないため、手札にオーガポンと草エネを引くためには、ナンジャモやハイダイなどの手札交換の方がいい場面が多いと考えています。また、エネ加速の対象もベンチ1匹であり、草エネを盤面に増やす役割はオーガポンに任せられるため、恩恵もあまり高くないと考えます。ただし、リククラゲexを採用する場合は1枚~2枚採用してもいいのかなと思います。

5-7.偉大な大樹

強い点も弱い点もはっきりしており、採用判断が難しいカードだと思います。
強い点は、2ターン目にカミッチュからカミツオロチexに進化・速攻できることです。山札から進化するため、ふしぎなアメとカミツオロチexを手札に準備する必要がないこともポイントとなり、場合によってはピジョットexを採用する構築もありだと考えます。(ただしベンチの枠が厳しい)
弱い点は、スタジアムなので相手に使われることです。特にゲッコウガex、ピジョットex、ヨノワールなどを相手に展開されると、こちらに厳しい展開になります。また、ゼロの大空洞が流行している中で、デッキに1枚しか採用できないスタジアムを採用するリスクがあります。(この点はカミツオロチexを序盤で1体出せればいいと割り切れれば問題なし。)
ACESPECの枠は他にも強力なカードがあるため、強い点、弱い点のどちらを重くとるかで採用を判断する必要があると思います。

5-8.ゼロの大空洞

自分の場に「テラスタル」のポケモンがいるプレイヤーが、ベンチに出せるポケモンの数は8匹になるスタジアムです。デッキに必須になるオーガポンがテラスタルの条件を満たしているため、このデッキと相性がいいと考えます
このカードがあれば、自由枠であまり枠がないと言っていたサポートポケモン達も採用しやすくなります。具体的には、バトル場にカミツオロチex、ベンチはオーガポン4匹、カミツオロチex1匹、サポートポケモン3匹が展開できるようになるため、展開の補助をしつつ、盤面に草エネを用意できるようになります。サポートポケモンは、リククラゲex、かがやくゲッコウガ、キチキギスexが候補であり、リククラゲ、ワナイダーexのような妨害カードを採用することも良さそうだと考えます。

6.考察を踏まえた構築について

上記の考察を踏まえて、考えたデッキがこちらです。

僕が考えた最強のカミツオロチexデッキ(バカ)

基本コンセプトは狙いたいことにもある通り、『盤面に草エネを貯めて、カミツオロチが高火力で相手をなぎ倒す』です。そのサポートをするために「オーガポンみどりのめんex」を4枚採用します。草ポケモン主体のため「むしとりセット」も4枚採用です。
「ゼロの大空洞」でベンチを広げることを前提に、サポートポケモンも何匹か採用します。今回はポケモンが倒された時にリカバリーする「キチキギスex」、自分のポケモンをワザの効果から守る「リククラゲex」、相手のトラッシュ回収を妨害する「リククラゲ」を採用します。
1進化が増えたので「エヴォリューション」+「ペパー」を採用しましたが、ここはなくてもいいかもしれません。
草エネは最低ラインの15枚ですが、「ゼロの大空洞」+「リククラゲex」により、草エネの要求量が増えるため、おそらく枚数の調整が必要だと思います。
ACESPECは記述した4択ならどれでもいいと思いますが、草エネの要求量が増えたこともあり、個人的注目の「レガシーエネルギー」を採用しました。

ベンチに出せるポケモンが増えたことによる懸念もあります。リククラゲexの条件になるエネが間に合わないこと。ベンチへのダメージは防げないため、レジドラゴ(キュレム)やゲッコウガexの攻撃対象が増えることなどです。
ここら辺は戦いながら調整しようと思いますが、やはりゼロの大空洞を採用すると考えることが多くなります。
できることをシンプルにして、その道を最短で進む構築の方が、考えることも少なくパワーで制圧できると思います。

7.おわりに

カミツオロチexデッキを考察して、改めて高火力・高HPのエースが攻めるシンプルで扱いやすいデッキだと思いました。これはどのデッキにも言えますが、いかに早く盤面を整えて仕掛けられるかが鍵になると思います。強いは強いものの、正直環境に入り込めるほどではないと感じる部分もあり、何かアイデアや今後の強化要素が欲しいところです。

前提の繰り返しになりますが、あくまで初心者が考えたこと、かつ実際に使ったわけではないため、間違っていることもあります。
実際に考えたデッキを作るかは、お財布や時間と相談しつつ、今回はここまで。長くなりましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。また次回をお楽しみに。

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