見出し画像

最近行っている練習について

こんにちは。
むらです。

今回は最近の練習で心がけていることを書こうと思います。

今までの練習方法はというと、、とにかく強度を上げて出来る限りたくさん乗るって感じでした。ロングライドをして平均速度が速かったりすると満足感を感じたり、峠でタイムアタックしてタイムを更新したりと、自由に、好きなように追い込んでました。

ですが、最近ではその練習方法に限界を感じてきています
というのもパワーがどうもここ1、2年頭打ちしてるのです。調子の良し悪しはあれ、だいたい同じくらいのパワーに収束しています。

そこで考えました。どうやったらこの状況を打開できるのか。自分にまだ伸び代はあるのかと。

で、本を買いました。パワートレーニングバイブルです。

たくさんのシリアスホビーレーザーが持っているであろう本です。
パワーメーターを用いたパワートレーニングについて詳しく書かれています。

この本を読んで目から鱗でした。
今までのトレーニングの無駄な部分が明らかになったのです。
例えば、トレーニングを行うために峠に向かうまでの長く、信号の多い往復路は非常に時間効率が悪いです。

体力だけ無駄に消費してほとんどどの能力帯にも効いていません。

以前、自転車通勤が練習になるかと思い、アップダウンの多い道だったのですが、片道18kmほどを2ヶ月欠かさず乗ったこともありました。
休日にはローラーで20分SSTやL4を2セットなどをしていました。

結果としては全然速くなりませんでした
理由は信号が多く、長くても1分半くらいしか踏み続けられないからです。

1分半というのはL6かL5あたりで踏んでいることになりますが、L6を刺激してもレースに重要なFTP(L4)やVo2max(L5)の向上には効果が薄いです。
また1分半をL5で踏んでいたとしたらそればL5を刺激するには時間が足りないのです。

実際に私が実力を測るためにたまに通う都民の森でのTTですが、タイムは全く変わらないどころかベストより落ちていました。

その後もしばらくそういった効果の薄いトレーニングを続けていました。
効果の薄いトレーニングとは、どの能力に刺激を与えるのか明確でないトレーニングということです。

そこで、パワートレーニングバイブルを読みました。本当に目から鱗でした。今までなんて練習の目的意識が低く、効率が悪かったんだろうと感じました。

この本を読んでから、まず真っ先にFTP測定を行いました。FTP測定をしたのは久しぶりでした。
そして脚質を見極めるべく、過去のデータを確認し、各時間ごとのMMPを表にに当てはめました。

するとどの能力が優れ、劣っているかが一目瞭然となります。

そして、その苦手な領域を鍛えるのか、それとも得意な領域を伸ばしていくのかを考えます。また、次に出場するレースに必要になるであろう領域を伸ばしていきます。

例えばヒルクライムレースに出るのであれば、FTP(L4)あたりを効果的に刺激するべきですし、レース序盤で先頭集団のペースUPについていけるよう、Vo2max(L5)領域を鍛える必要があるとわかります。

クリテリウムレースの場合は、急加速が頻繁にあることが予想されるので、神経筋(L7)のトレーニングも取り入れたほうがいいに違いありません。

私の場合は20分のMMPが他の能力値に比べて低かったため、FTPを向上させるトレーニングを重点的に行うとともに、出場予定のレースは同じコースを周回するエンデューロレースであったため、L7のトレーニングも積極的に取り入れました。

パワートレーニングバイブルを読んでからは目的意識なく漫然とトレーニングを行うことはなくなりました。

真剣に速くなりたいのであれば本当にためになる本なので、読んだことない方はぜひ読んでみてください。
ちょっと値段が高いですが、、、(笑)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?