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メタバースはECサイトと同じ歴史を繰り返す?!

■ はじめに

皆様、こんにちは。

久しぶりにnoteを書いてみようと思いログインしてみたところ、1年前に下書きしておいた記事を発見したので、リライトしてみようと思います。

今回は、メタバースについてお話しようと思います。

2023年に入り「コロナの猛威とは何だったのか?」と感じで、急激な収束を迎えましたね。

コロナの収束と共に、zoomやteamsを使ったオンライン社内イベントやウェビナーからリアルに戻っていくのかな?と思っていました。

実際は、「テレワーク」の需要や「距離に関係なく訴求する事」は、現在も模索している企業の動きを感じます。

そんな中、メタバースの現状と今後どうなるかについて話したいと思います。

まず、タイトルに記載したように「メタバース」は「ECサイト」と同じ歴史を繰り返す(現在進行系)と考えています。

20年ほど昔、インターネットが今ほど普及していない中、ECサイトは全く普及できていませんでした。
そんな中、ヤフオクはインターネットユーザーの一部の人から活発に利用されている状況でした。

今ではECサイトは日常的で、無くては困る方々も多いのではないでしょうか。

そんなECサイトとメタバース、共通点は無いように感じられますが、どう繰り返されるのかについて書いてみたいと思います。


まずは、自己紹介から始めていきましょう。

■ 自己紹介

私は、株式会社 m-Labの代表取締役をやらせていただいております。

私が自宅にインターネットを導入したのは、今から25年ほど昔、高校生の頃「ピーーーピーピーガーーーー」っと電子音を鳴らしながら、電話回線で通信する時代でした。

高額な電話代の請求が届き、親に叱られながらもやめられなかった青春時代を過ごしました。

高校卒業後、上京して専門学校に1年弱通い中退。

その後、IT業界に就職し、ずっとIT業界で生きています。

現在、社内で2019年からブラウザで簡単にメタバースイベントが開催できるプラットフォームを開発・運営しております。
誰でもかんたんにメタバースイベントを開催できるV-expo

■ メタバースのおさらい

▼ 「メタバース」の語源

V-expoのギルドホール

メタバースという用語は「超(メタ)」と「宇宙(ユニバース)」を組み合わせた造語である。元々は作家のニール・スティーヴンスンが1992年に発表したサイバーパンク小説『スノウ・クラッシュ』に登場する架空の仮想空間サービスの名称だった。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ご存じの方も多いと思いますが、おさらいも兼ねて。
上記のように「メタバース」という言葉は、小説に出てきた造語です。
仮想空間サービスと言われてもイメージできる方はそんなに多くないのではないでしょうか。

▼ 実社会で「メタバース」はどのような意味で使われているか

新聞やメディアなど、「メタバース」という表現は幅広く使われていますよね。
フォートナイトやRobloxのようなゲームから、VR ChatのようなVRデバイスを使った没入型のVRコミュニケーションなどが挙げられます。
世の中的には「メタバース」というカテゴリには、「仮想空間」「アバター」で構成されていれば「メタバース」として認識されるということでしょうね。

また、連邦議会調査局では、3D空間であることとリアルタイムにインターネット上で交流ができるものを指すようですね。
※ MRI三菱総合研究所 メタバース等の利活用に係る海外動向等 抜粋

これによって、「2Dもメタバースなの?」と個人的にモヤモヤしていたものがスッキリしました(笑)

▼ アバターって何?

「仮想空間」は、ゲームのような「現実ではない空間」で、イメージは付きやすいと思うのですが、「アバター」と聞くと、映画を想像される方も多いのではないでしょうか。

AVATAR



「アバター」を表現する際に、

「メタバースの世界を、自分の分身であるアバターを操作し…」

などと語られる事が多く見受けられます。

ここでわかりづらくさせる「分身」という言葉。

アバターをわかりやすイメージすると、操作できるキャラクターです。

上記を踏まえてイメージしていくと、

・スーパーマリオの場合は「マリオ」
・星のカービィの場合は「カービィ」
・どうぶつの森の場合は、自分で作成した主人公キャラ
・マイクラの場合は「Steve」

みたいな感じです。

弊社のメタバースであるV-expoのアバターたちはこのようなキャラクターです。

V-expoのアバターたち

■ メタバースの現状

▼メタバースの種類とオススメ

上記では、メタバースのコンテンツの種類について記載しました。
メタバースの種類を大きく3つに分類されています。
どれが正しいというわけでもなく、それぞれの特徴や向き不向きもあると思いますので、かんたんに紹介したいと思います。

■ VRヘッドマウントディスプレイを使った、仮想空間没入型

仮想空間没入型メタバース

VRヘッドマウントディスプレイを装着し、仮想空間に入り込んだような体験が可能になります。
メリット
・没入感が強い
・映画などのコンテンツを、擬似的に大きなスクリーンで見れる

デメリット
・使用するには、ある程度の空間が必要(体をぶつける恐れがある)
・VRヘッドマウントディスプレイが重く暑いため、長時間使用できない
・VR酔いを起こす
・デバイスが高価

■ ARやXRを使った遠隔の人を同じ空間にいるように魅せる複合現実型

現実にアバターを投影する複合現実型

こちらはVRヘッドマウントディスプレイと似ていますが、現実空間を見れるようなゴーグルになっています。
しかし、上記のようなクオリティのものはまだ登場しておらず、研究段階です。

■ アプリやブラウザで、カジュアルVR型

ブラウザからワンクリックメタバース V-expo

パソコンやスマートフォン、タブレットなどのアプリやブラウザで閲覧できるメタバースです。WEBブラウザで見れるものとアプリで提供されるものとで、クオリティや出来ることに違いはありますが、既に所有しているデバイスで利用可能なため、体験しやすいものとなります。

アプリ版】
メリット
・既に所有しているパソコンやスマホ、タブレットで利用できるためデバイスの費用が不要
・酔いがほぼない

デメリット
・メタバースでできることも制限がある(手足と連動できないなど)
・アプリのインストールに抵抗を感じる(面倒と感じる)人が多い

【WEB版】
メリット
・既に所有しているパソコンやスマホ、タブレットで利用できるためデバイスの費用が不要
・幅広いビジネスでの利用にも向いている
・酔いがほぼない
・画面共有などが容易

デメリット
・メタバースでできることも制限がある(手足と連動できないなど)
・ブラウザによる制限があり、表現できる範囲が限られている



まずはメタバースを触ってみたい方は、カジュアルVR型をオススメします。

すぐにデモを見てみたい方はこちらから → 「ワンクリックでメタバースの世界へ V-expo」

▼ 現在のトレンド状況

メタバースのトレンドを知るために、googleトレンドで見てみましょう。

google トレンドのメタバースの推移

ピーク時にくらべ、半分以下にまで低下していますね。

私の感覚では、お問い合わせの件数や内容から、トレンドは7月あたりから強くなってるように感じています。

では、私のメタバースプラットフォーマーからの立場からのお話も書いてみます。

■ 弊社のメタバース(V-expo)の利用実績

上記は、V-expoをご利用いただいた企業様の一部を抜粋したものです。

昨年まではメタバースに興味があるレベルのお問い合わせも非常に多く、世の中的にメタバースへの関心が高まっている状況に感じられました。

去年の12月から実際に使ってみるという企業様が増え、調査やキャッチアップ目的のお問い合わせから、「今後の活用のために経験してみる」「ビジネスモデルを検討したい」企業様が増えてます。

今後はAIとの組み合わせでの活用や、メタバースを使ったビジネスモデルの構築が加速すると思います。

m-Labでは、ChatGPTと組み合わせた、「女子高生みたいな性格のAIコンシェルジュ AICOちゃん」をこちらで体験できます。

https://app.v-expo.jp/cg/spaces/ddbe6469-5ee9-4ae8-9b90-8deb9ae8f720

■ メタバースの未来

▼ 内閣府が掲げる『ムーンショット』計画

誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター 基盤
2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
・2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。

出典:内閣府 「ムーンショット目標1
2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現」

上記を見ると、国の動きとして2030年までにメタバースのような世界でアバターを複数体同時に使えるものを想定してる印象ですね。(同時に10体以上を操作するメリットが想像できないですが)

▼ 三菱総研の調査では、2030年には24兆円規模と予測

原義のメタバース、パーソナルバース、リアルバースを合わせて広義のメタバースとし、2025年には4兆円程度、2030年には約24兆円規模の国内市場が期待されるとした。

メタバースの国内市場は2030年に約24兆円規模へ、三菱総研が調査

▼ マッキンゼーの予測では、世界で2030年に約650兆円市場と予測

With its potential to generate up to $5 trillion in value by 2030, the metaverse is too big for companies to ignore.
(2030 年までに最大 5 兆ドルの価値を生み出す可能性があるメタバースは、企業が無視するには大きすぎます。)

Value creation in the metaverse

今後は、「メタバース」という業界は成長の期待は大きいということが、ご理解いただけたのではないかと思います。

■ メタバースとECの歴史は酷似している

冒頭でお話した内容に触れていきたいと思います。

私が見てきたIT業界の流れから、メタバースの成長はEC(Electronic Commerce)の成長と似ていると感じています。

約20年ほど昔の話ですが、ECサイトは全く普及していませんでした。
当時もヤフオクは認知が高かったですが、小売業界ではECに対して消極的でした。

理由としては、購入者が「騙されるのではないか」「実物を見て購入したい」という不安的心理が強かったためです。

その状況で参入し、継続しつづけた企業は先行者利益を得た形でした。

北斗の拳で大ブレイクを起こしていたサミーさんのECサイトの立ち上げプロジェクトに関わっていたのですが、リリースして間もなく、激しいアクセスに見舞われシステムが正常運転できなくなった事が印象的でした。
(サミーさんからしてみれば嬉しい悲鳴ですよね。エンジニアからするとただの地獄でしたがw)

その後、そんな成功事例が出るまで指を加えて見てる後発組が、自社ECを乱立させる時代が訪れます。

しかし、顧客獲得のハードルが高まり、正常運転する事なく、消えていくケースも増えていきました。

そんな企業に蜘蛛の糸を垂らすかのごとく、楽天市場やAmazonのようなショッピングモール型のプラットフォームに出店することで集客力を高められる構造となりました。

このEC乱立期と同じようにメタバースも乱立されたのが2022年から今も続いてる状況に感じています。

立ち上がっては消え、M&Aされて消え、この二年間で継続して実績を詰めているプラットフォームは多くないのではないでしょうか。

これから先は、下記の点で成長・拡大が左右されると考えています。
・ブラウザで提供できること(インターネットのシェア率90%)
・広大で軽量なメタバースを構築できること(Amazonや楽天のように無数のコンテンツを提供するため)
・コミュニケーションや操作性のクオリティが高いこと
これらが満たされることにより、人も集まり、コンテンツ(企業)も集まってくると思います。

まさに、この状況が楽天市場やAmazonと同様の状況だと考えています。

■ 私達の未来

私達は、たくさんの人に体験していただけるメタバースプラットフォームを目指し開発しています。

名前は、metarium と言います。

metarium

このメタバースでは、ブラウザでアクセスできて、惑星型のメタバースとなっており、非常に広大な空間になっています。

ここでは、ショッピングや交流、観光誘致や移住促進など様々な取り組み実現させたいと考えています。

まずは、V-expometariuのデモに触れてみていただき、メタバースってこんな感じなのか、と体験してもらえると嬉しいです!

もしメタバースでビジネスモデルを構築したいとご検討されてる企業様いらっしゃいましたら、お気軽にご連絡くださいませ!




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