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【新発田市】職員採用試験に思うこと Part.2

予想通りに1回で書ききれませんでした。
ということで第2回です。

求める人物像かどうかをどうやって見極めていくのか?

ということについて書いてみようと思います。

■第1回はこちらから
 【新発田市】職員採用試験に思うこと Part.1
 https://note.com/mura_note/n/nd66507238145

新発田市の求める人物像は3つありました。

1.時代の変化に迅速かつ柔軟に対応できる人
2.市民目線に立って行動し、市民の信頼を得ることができる人
3.チャレンジ精神が旺盛な人

これらの人物像に当てはまるかを選考を通じて見極めていくわけですが
まず、前提として必須の要件と、できれば欲しい要件というのがあります。

極端な例ですが、医師の採用をするのに医師免許がない人を採用することは
ありませんから、この場合は医師免許は必須です。
そして、今年は外科の採用に力を入れたいと考えていれば
外科希望の方の方が良いでしょうけれど、必ずしも外科希望でなくても
良いケースもあるわけです。

このように、スキルや知識、希望職種ですら「必須」だけとは限らないので
人物の特長は良い一層、「必須」ということはないと言えます。

最近はその方の長所などではなく、価値観を重視する傾向にあり、
カルチャーフィット、つまり組織に適応するかどうかという点を
重視する動きもあります。

これは、その人の価値観や行動特性が、自社組織と適応していないと
いくら能力やスキルがあっても生かせないことも起こりえるからです。

前置きはこの辺にして、具体的な話に入ります。

ここでは一例として
「3.チャレンジ精神が旺盛な人」かどうかを見極めるということで
少し考えていきたいと思います。

まず、「チャレンジ精神とはなにか」ということが大切です。

受験者本人が「私はチャレンジ精神があります!」と言ったところで

はい、そうですか!じゃあ採用!!

とは、ならないわけです。
新発田市役所に勤めた際にもチャレンジ精神を発揮できるかどうかが
ここでは重要になってきます。

ですから、エントリーシートの設問には「学生時代に挑戦したこと」などの
項目があるかもしれませんが、面接ではそこから深く質問を重ねます。

以下は例ですが

・挑戦とは具体的にどのくらいのことを挑戦と言っているのか
  →その受験者の感覚やキャパシティをおおよそ掴みたい

・なぜ、それに挑戦しようと思ったのか
  →モチベーションの源泉や価値観を知りたい。
   自分で動けるタイプなのか、背中を押せば動けるのかなどの行動特性

・挑戦から得たもの
  →結果に関わらず、「挑戦」はいままでは
   できなかった・やらなかったことなので、どんな学びを得たのか
   もしくは経験から学び取れるのかを把握したい

・いま挑戦していることはあるか
  →その時限りの挑戦なのか、常になにか取り組んでいる人なのか
   なぜ、挑戦しようと思ったのか。ということなどともつながる

・実際に働き始めてから挑戦してみたいことはあるか
  →おそらく想定してきている質問なのでだいたいそれらしい答えが来る
   業務についてきちんと理解が行き届いているか
  →その挑戦はどうやったら実現できるか、
   そのために何が必要だと思うかなど聞いていくと回答に差が出る
   この辺で、本当にチャレンジ精神があるかが見えてくる

上記に挙げたのはあくまでも一例なのでその限りではないのですが
「チャレンジ精神が旺盛な人」というだけでも見極めは本当に難しい。
だからこそ、組織内で見極めのポイントや質問なども
ある程度は共通化しておくことが重要になります。

また、そのようなチャレンジを支えてくれるタイプの人も
組織には必要であり、他人に巻き込まれるけどがんばれちゃう人。
というのも貴重な人材だったりします。

新発田市には
ありがちな要件を載せるだけではなく、
組織の現状を応募者に伝えながら活動することでより実態に即して
入職後も活躍しやすい組織になるのではと思います。

一案ですが、コーチングではよく用いられる4つのタイプ分けで
職員の出すなどもおもしろい取り組みかと思います。

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出典:株式会社コーチ・エィ  
   https://coach.co.jp/whatscoaching/20170821.html

なんとなくの印象ですがサポータータイプやアナライザータイプが多く
プロモータータイプは少ないようなイメージです。
※完全に偏見です、すみません。

重要なので何度も書きますが、未来の新発田を支える大きな屋台骨は
毎年入られてくる職員の方々かと思います。

市のこと、仕事のこと、採用条件も重要ですが
より具体的で、オープンにしていくことで新発田市出身者だけではなく
より広域からも「ここで働いてみたい」と思われるのではと思います。

多様な応募者が増えることは採用にとって選択肢が増えるということで
とても大切です。

現状では30倍程度の倍率ですが、倍率だけを見るのではなく
喉から手を出しても欲しいと感じた応募者が何人いたのか。ということを
ベースに採用活動を展開いただければと思います。


■新発田市の募集要項はこちらから
 2021年度 新発田市職員採用案内

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■新発田市へのふるさと納税はこちらから
 https://www.city.shibata.lg.jp/machidukuri/furusato/index.html
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■このnoteの趣旨
 このnoteは新発田市や市の政策を批判する為のものではありません。
 いつか帰る地元はいまどうなっているのか?という疑問や
 こうなったらいいな。を一個人の主観で書いています。
 多様なご意見あるかと思いますが、このnote自体もその多様な意見の
 1つとして捉えていただけますと嬉しく思います。
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