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Defleshedを観に行きました【ライブレポ】

2022/12/6(火)@SPACE ODD

Grind Over Matter Japan Tour 2022

というわけでDefleshed来日を観て来ました!

国内のバンドを観る機会は自分もバンドでライブをしているのでありましたが、海外のバンドを最後に生で観たのは2020年1月のObituary来日以来。


それまでは海外バンドの来日公演をいくつも観に行っていましたが、約3年もその機会を失っていたので本当に久しぶり。

ここ数ヶ月は続々と来日公演の発表があり更にはLOUD PARKも来年3月に復活するということで、次第と元の日々に戻れているようで嬉しい限りです。




今回観たDefleshedですが、所謂デスラッシュが好きな人であれば必ず知っているバンドだと思います。

私自身もDimension Zero、The Crown、The Haunted、Darkane、Carnal Forge、Ebony Tearsといった 、At The Gatesの4th以降のメロデスとまではいかない硬質なサウンドが特徴の(スウェーデンの)バンドが昔から好きで、一時期は本当によく聴いていました。


そんなデスラッシュ勢の中でもDefleshedはかなり激烈なサウンドが持ち味で、高速の刻みと名手 Matte Modin (ex-Dark Funeral)によるブラストビートがひたすら聴き手を刺激する、そんなバンドです。


Defleshedは2005年に解散していたので、自分が初めて聴いた時(2015年くらい)にはとうの昔に解散したバンドだったのですが、昨年復活を果たし更には今年17年ぶりのフルアルバムをリリース。

今回の来日はその新譜の日本ツアーになります。




さて、今回のハコSPACE ODDですが、私は初めて行きました。

渋谷駅の新南口の近くにありどちらかというと代官山に位置してると言った方が良さそうですが、2016年にオープンしたということで、新しめの渋谷のライブハウスといったところ。

SPACE ODD

やはり内装は綺麗でロッカーの数もそこそこ充実していたので、サイクロンやギャレットくらいの規模なら今後選択肢の1つになっていくのかもしれないなと思いました。


物販でシャツを買った後に待っていると、今回のツアーに帯同しているDefiledの演奏が始まりました。



Defiled

日本のデスメタルバンドだとかなりの古巣で、結成は1992年。Season Of Mistに所属しており世界的にも知名度があるのではないでしょうか。


私は今回初めて彼らのライブを観たのですが、特に印象に残ったのはドラムの上手さで、DefleshedのMatteにも負けないくらいの手数を叩いていました。

ただ残念だったのはギターやベースが全然聞こえなかったことで、自分のいた位置の関係もあったのかもしれませんが、Defleshedも観ていた感じ恐らくはPAの問題なんじゃないかな〜という気がしました。


来年SoMから新作をリリースするようなので、気になる方はチェックしてみては。



Defleshed

21時過ぎてしばらくしてからDefleshedがスタート!

Setlist:
1. Stripped To The Bone
2. Hand Over Fist
3. The Return Of The Flesh
4. Entering My Yesterdays
5. Heavy Haul
6. Fast Forward
7. Fire In The Soul
8. Brakefailure
9. One Grave To Fit Them All
10. Metallic Warlust
11. Grind And Rewind
12. Farewell To The Flesh
13. Walking The Moons Of Mars
-encore-
14. NIghtvision
15. Under The Blade

演奏が始まって最初に思ったことは、ドラムが上手過ぎる…ということです。

いや、Defleshedは音源でも凄いし、2000年から2007年にかけてDark Funeralでも叩いていたMatteの技術がずば抜けているのは分かっていたんですが、生であの速さのブラストを観るのはもはや爽快とも言える域に達していました。


ただアンプが同じだったためか1曲目ではDefiledと同じくギターやベースが埋もれてしまっており少し心配になってしまいましたが、Larsが自分で調整したおかげか途中から聴こえるようになり安心しました(Gustafも序盤にギターの返しを上げてくれと言っていたので、やはりPAの問題だったのでしょうか)。

ドラムのみならずギター、そしてベース/ボーカルもタイトで、十数年もの間解散していたとは思えない圧倒的な演奏でした。


MCはユーモアに溢れており、観客が「More fast!」と叫んだのに対しても(文法的にはFasterが正しいと思いますが)、「はやく帰って寝たいのか~?」みたいなお茶目な反応をしていて好感が持てました。

「喉の調子が悪いから」とか「みんなのほうが上手いから」と(本当は全然そんなことなかったのに)コーラスを促していたのも良かったですね。Fast ForwardとかUnder The Bladeとか分かりやすく曲名をサビで叫ぶタイプの曲ってやっぱり楽しいな~と思いました。


今回は新譜のツアーでしたが、セトリは過去作からも満遍なくやっていた印象。
ただそもそものBPMが速いのと、曲があまり長くないのもあって全体的には割りとあっさりと終わってしまい、もっと聴きたい!となりましたね(Frictionとか個人的に聴きたかった)。それだけカッコ良いライブだったということです。


終演後にはバーカウンターの前にメンバーが来ておりLarsとGustafが快く写真撮ってくれました(Matteは気が付いたらいなくなっていた)。
特にGustafはかなりフランクな印象でしたが、「明後日も来るの?」と聞かれて明後日は行けないのよ~と答えるしかなかったのは少し胸が痛みました(そういう時どう答えるのがベストなんでしょうね?)。それでも元気でねとハグしてくれたので優しいなと。


21年ぶりの来日だったようですが(その時自分はまだ5歳…)、また来日して欲しいなと強く思わせてくれる、そんなライブでした。

(余談ですが、Defiledの後に転換が始まってから新譜のジャケのような骸骨をマイクスタンドに刺したものがいくつも出てきた時はちょっとかわいいなと思いましたw)



というわけで本当に久々の来日だったのですが、年が明けてからも色々と立て込んでおり、とりあえずEmperorとLOUD PARKはマストで行くつもりですが、改めてようやくこういう日常が戻ってきて良かったなと。


日本のバンドを観るのも楽しいですが、やっぱり海外のバンドを観るのは非日常感が強くて楽しいです。

正直思っていたよりDefleshedを観に来ていた人が多かったのですが、皆さん普段どこにいるんですかね…?
昔はそんなこと思わなかったのですが、今回はそういう光景が久々過ぎて感動(?)してしまいました。


かつて来日したバンドのライブレポをブログで書いていたことがあったので、今回こうして記事にしましたが、また書けたら良いなと思っています。

それでは!


(最後に私が撮った映像をTwitterに上げたものを貼っておきます)


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