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失敗=笑い。
4月〜11月の毎週水曜日の午前中、大塩地区のグラウンドには楽しそうな声が響く。
大塩グラウンドゴルフ愛好会。
大塩長寿会の会員で組織されているクラブ。
近年、高齢者を中心に人気を集めているグラウンドゴルフ。
その魅力とは、一体どんなものなのか。
グラウンドゴルフとは?
その名の通り、グラウンドでできるゴルフ。
カップのかわりにホールをセットし、いかに少ない打数でホールに入れられるかを競うニュースポーツです。
ゲートボールとは違い個人競技なので、初心者でもビクビクすることなくプレーすることができます。
(ゲートボールは団体競技なので、プレッシャーがハンパないっす)
グラウンドゴルフは、鳥取県泊村(現湯梨浜町)が発祥の地。
これにちなみ、ボールがホールに入ったことを「トマリ」と言います。
班分けはくじ引きで。
グラウンドゴルフは、5名程度が1グループとなってプレーします。
そのため、班分けはとても気になるところ。
成績にも影響を及ぼしかねません。
時には夫婦が同じグループになることも。
いいのか悪いのか…
誰と一緒になっても、楽しくプレーしましょうね!
いざ!
準備が整ったら、一斉にプレー開始。
通常グラウンドゴルフは8ホールで1ラウンド。
練習では、2ラウンドまわります。
プレー中は、様々な声を聞くことができます。
「あぁ〜ダメだ〜」
「どごさ打ってんだべ!(自問)」
「なんだ〜うまぐいがねな〜」
ネガティブな言葉でも、みなさん笑顔で叫んでます。
グラウンドゴルフにもホールインワンというものがあります。
これが一番盛り上がる瞬間。
「お〜行げ行げ!まっすぐ!お〜!入った!…あ〜あ」
これは、ホールインワンだと思って期待してたらボールが出ちゃった時。
うまくいった人も、そうでなかった人も、16ホールまわると休憩時間です。
休憩時間を有効活用。
水分補給、世間話、イベントのお知らせなど、休憩時間もムダにしません。
この日は、旅行の行先についての話で盛り上がりました。
「あんま遠いどごはやんだな〜」
「近ぐでゆっくりすんべ〜」
「〇〇さ行ぎっちな〜」
楽しみが多くて何よりです。
私も連れてって。
延長戦。
休憩時間が終わると、再びグラウンドへ。
これは練習の練習なんですって。
みなさん、まだまだ伸び代ありますね。
グラウンドゴルフを好きな気持ちが伝わってきます。
1ラウンドまわったら、片付けをして解散です。
まとめ
グラウンドゴルフは個人競技なので、失敗しても他人に迷惑をかけるわけではありません。
他の人が失敗した時よりも、自分が失敗した時に笑います。
失敗して笑っている人を見ると、周りの人も笑います。
グラウンドゴルフは、失敗すればするほど笑顔が増える、不思議なスポーツでした。