自分へのご褒美「なだ万茶寮」体験記(其の壱)
回らないお鮨をおまかせで食べてみたい、そんな夢をきっと皆さん持っているはずです。そう断言して憚らない、食べることが大好きな私である。
一月末日ついに私は、回らない鮨を求めてかの高級百貨店大丸デパートの高層階へと突撃(間違い)お出かけをしたのである。
さすが雪まつりシーズンの札幌、高級鮨店には空き待ちの人がずらりと並んでいるではないか。北海道だから鮨を食べようなどとありきたりな発想しかできぬ旅行者よ、君たちは間違ってはいない北海道の食材は旨いのだ。
素材勝負の食事を観光客に譲る優しさを持つ道産子の私であるが、高揚した気持ちは萎えることなくお隣の「なだ万茶寮」へと襲撃を(間違い)入店の確認をした。
「あのぉ、予約していないのですが大丈夫でしょうか」ちょっと気弱になる、だってなだ万だもの緊張するでしょう。
快く店内に通され案内されたのだが、私たち以外の客もいるようなのだが見えないの。テーブル席だけれどスペースをたっぷりと取っているからだろう、かすかにどちらかのマダムグループの話し声がするだけ。
先ずはビールを注文
最初に出てきたのがこのお盆と献立表、ここでおじけづきそうになる。
献立お品書き
先付
インカの目覚め豆腐 コンソメゼリー キャビア 車海老 雲丹 クコの実 香草
全景
こちらの写真の方が見やすいかしら
「美味しい」しか言葉が出ない貧乏人親子、ジャガイモの味がするけれど、何故こんなに上品なのだ。
旬菜
間八胡麻酢和え ちぢみ雪菜 小口ネギ 白胡麻
子持ち昆布と菜の花浸し 糸雲丹
炙り〆鯖かぶら寿司 針柚子
わだのごぼう摺り流し 生ハム グリッシーニ 黒胡椒
白身魚香り揚げ フィンガーライム
間八胡麻酢和えは四角い福の入れ物の中
右上のごぼうの摺り流しなのですが、十勝のわださんの作物だそう。ごぼう好きにはたまらないお味です。器の上にあるグリッシーニ(パスタの一種)を揚げたものを付けながら、スプーンで掬いながらいただく。生ハムとごぼうは良く合うと知ったのだ。
わ~い子持ち昆布だと浮かれながらも、こんな贅沢な時間をどうしよう。。。。
今日は職場の飲み会だからと参加しなかった長男、自宅で一人しゃぶしゃをしている夫に心の中で深謝するのだった。次男は太ってはいないのに大食いなので、これじゃ足りないよね。
この辺りで次の飲み物を選ぶわれわれであるのだ
【次回へ続く】
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