珈琲になさいますそれとも
週末は姑の食器片づけに終始し、午後からごみ処分場に行って来た。
入場時に自動車ごと計量スペースで計測し、ごみを出した後また同じ所で計測。
それでもまだ大量に残っている姑の食器、大皿とかメーカー名の入っているグラスとか。
ちゃちゃっと一気にやってしまえば良いのだろうが、気が進まぬ中戦意を奮い立たせてやっているのだ。
昨日まで色々と混乱して名称を間違えていたが
台所に天井までの白いカップボードがある。姑の夢と希望が、その白い色に込められていたのだろう。
だがしかしその扉は、油と埃とおそらく紫煙によってべたべたで薄汚れてしまっていた。
姑も自力で立ち上がれなくなって久しいし、それをしばらく面倒見ていたのが息子である夫で、仕事をしながらなのでそれは仕方がないのだ。
そのべたべたになった扉についている取っ手を外し、キッチン油汚れ用洗剤をアワアワかける。
そして洗剤を扉並びに壁面に噴射!
上から下へと流れ落ちる汚れそれを拭い、一度では汚れは落ちきれないので再度・再再度吹きかけて拭い取り、最後に水拭きをしなければならない。
食器を取り出し、中の棚も同様に。
上下の袋戸のところは無視して、真ん中のガラス張り部分から始めた。
とりあえず自分の食器を収納するスペースが欲しかったのだが、やりだすとそれだけでは止まらず、勢いのあるうちにやってしまえと。。。。
中のものはほとんど捨てた。
一度も使われていないシールがカサカサになっていたアミューズボウル。
紅茶のティーバッグや、一杯ずつのドリップするコーヒーを淹れた後のコーヒーフィルターの仮置き用に残した。
他に丼やら小鉢類小皿等々段ボール箱に入れ続けた。
そしてリビングには
こんなのでもっと大きいサイドボードが二つある、それに入っているカップ&ソーサーや銘々皿や諸々が入っていて
昨日のこれも入っていたのだけれどね
フランス国旗のシールが貼らさったまま
姑も男の子ばかりを育て、孫も男の子の方が多い家系で、食器なんてすぐに欠けたり割れたりだったろうから、良い物を集めて楽しむなんてできなかったのだろう。
息子たちも成長し、手のかかる孫も離れ、それから集めた陶器類がサイドボードに収納されていた。
でもね時代がバブリーだったから
こんな感じのデザイナーブランド系とかね
信楽や清水焼の菓子器もあるけれど、あれは漬物でも入れて使おうかしら。
衣類は夫が毎日ごみ処分場に通い、一ヶ月以上かけて捨てたけれど、それでもまだ洋服箪笥にジャケットやらが大量に残っていて
捨てるに捨てられない和服も、躾け糸がかかったままの物も結構あるわけ。
商売をしていたのでお付き合いで購入し、それで仕事へと繋げた事情もあったのだろう。
こんなことは専門業者に依頼する積りだったけれど、夏に叔母が入院したときに清掃とお片づけを依頼してその精算額が75万円弱だった。
予想外に出てきた不用品を処分するのに、とんでもなく時間も費用も掛ったわけ。
お金で済むのならばと思ったけれど、今から出来ることは自分でやっておけば、気持ちの整理もつけやすいのかしらとね。
実家も最終整理は業者にお願いするけれど、ぽつりぽつりと行く度にあちらこちらの片づけをして来ないと。
その中に若しやお宝が眠っているやもしれぬ。
叔母の食器類や茶道具はまだ片付けていないので、
数年後お宝探偵団で高額予想をして無惨に砕け散る自分がいるかもしれない。
見ないことにしていた袋戸に、大量の大皿やらビールジョッキーがあることに気付き、また暫く見ないでおこうと思うのだよ。