高校1年生、釜石でガチなお店をつくる
「じゃあ、つくっちゃえ!」
ってことで高校1年生、お店をつくることにした。
友だちとよくしゃべってた。
「釜石、遊ぶところないよね〜」
「服買うところないよね〜」
「楽しいイベントはたくさんあるんだけどさ〜」
「いたくてもいられないよね、釜石」
「っつってみんな釜石出ていくんだよね〜」
「だったらそんな場所、つくればいいじゃん!」
思い立ってサツキさんは、母アズサさんとふたりで、
お店をつくることにした。
サツキさんは、少人数でダンスしたり、小さなイベントができるようなレンタルスペース、オリジナルグッズを売るお店。
同じ店舗でアズサさんは、古着の販売と情報発信をする。
娘のお店の名前は「crush on」、母のは「たすいち」。
岩手大学地域共創教育センター特任教授の平尾清さんは、
若者のチャレンジをサポートする人と地域が重要だ、という。
「といっても、オトナの価値を押し付けない」
成功体験や失敗体験を、良かれと思って提示することが、
逆にチャレンジの足を止めさせてしまうことになる。
「伴奏する、見守る、育むことです」
そもそも、自分の感性が若者に通じるか?
若者の感性が自分にしっくりくるか?
「自分の感性をアップデートさせていますか?ってことです」
たとえば、釜石にある「三陸駒舎」。
地域おこし協力隊の青年が創業したが、
立ち上げる当初、
「なんでいまさら馬なんだ。農家はみんな馬を捨てたのに」
と冷笑され反対された。
オトナたちは、アニマルセラピー、ホースセラピーという新しい価値を知らなかったし、理解できなかった。
では、釜石は
「鉄と魚とラグビーのまち」
である。
釜石という街の歴史を尊重しながら、
感性をアップデートさせれば、
「鉄と魚とラグビーのまち」
をどうブランディングできるだろうか。
「じゃあ、つくっちゃえ!」的感性が必要だね。
サツキさんとアズサさんのチャレンジは、クラウドファンディングはこちら。
このnote記事内容は2024年8月30日「デジタル行財政改革 国・地方スタートアップ連携実務者会議(釜石場所)」を参考。