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インド・文献買い出しの旅 アーグラー

2018年9月、パンデミック前にインド渡航した際の記録をあげておきます。当時は東京の急性期病院に勤務しており、日々多忙でした。しかし私には本業とは別にとりくんでいるライフワークがありました。ヒンディー語の翻訳です。20代のころに勢いで始めてしまったヒンディー語ですが、仕事にかまけて忘れてしまうにはあまりにももったいなかったため、ほそぼそと絵本の翻訳を続けていました。その、翻訳元の本が枯渇していたのです。
当時の上司のご高配もあり、普通に夏休みが取れることとなったため無事インドに行ってきました。目的地は普通にデリーとアーグラー、移動は電車にして現地でチケットを購入することにしました。

成田→デリーはエアインディア。
当日のビジネスクラスへのアップグレード募集に応じてまさかのアップグレード

デリー到着後、予想はしていましたが空気が煙たい。数年ぶりのインドでしたが変わってないなという印象でした。

朝もやで煙るデリー

チケットを購入するためニューデリー駅へ。チケットは駅の二階事務所で購入したと記憶していますが、その道すがら「事務所はしまっているぞ」「俺が売ってやる」というインド人に3人ほどつかまりました。このだまし合いの世界、まるでパンチャタントラ(पञ्चतन्त्र)の寓話そのままです。パンチャタントラは西暦200年ころに書かれたインドの説話集。かちかち山を200倍くらいエグくした昔話と書けばわかりやすいかと思います。

上の行はनई दिल्लीナイーディッリー、ヒンディー語表記、
二行目の右نی دلّیナイーディッリー、ウルドゥー語表記。こういうのがインドらしい。


駅に停車する石炭運搬車。これが大気汚染の原因か。。


インド国鉄。無骨な鉄の塊。गाज़ियाबादガジヤーバードは便名だったかも

チケットを無事購入し、急行に乗車、デリー近郊の町アーグラーを目指します。

アーグラー到着、タージマハルへの入り口。

アーグラー到着。ここではタクシー配車アプリが使えず(2018年現在)、しかたなく駅で普通にタクシー乗車。言わずと知れたタージマハルへ。解説はガイドブックにゆずります。9月のためとにかく暑かった記憶があります。はやくヒンディー語の絵本を探したいですがまずは基本の観光スポットをおさえます。

インドの定番。タージマハル。実際見ると大きい。横から見てもかっこいい。


こういう天蓋がよい。イスラム建築の美点。

タージマハルからタクシーで移動するとアーグラー城にいけました。個人旅行なのでいちいちタクシー使っていますが、ツアーの人たちは冷房の良く効いたバスで移送していました。自分でセットする旅行もいいですが、インドはツアーのほうが楽だよな、とくじけかけたものの旅行続行。

アーグラー城



アーグラー城内 大理石

タージマハルは大理石製ですが、アーグラー城内も大理石でできている部分あり。靴を脱いで歩いたのでひんやりした感覚がここちよかったです。


こういう幾何学的な光景がよい。

アーグラーはこの程度。翌日デリーに戻りました。

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