監視カメラが捉えた”明瞭すぎる”幽霊たち/遠野そら・MYSTERY PRESS
世界の超常現象ニュースをお届けする本コーナー。今回は幽霊が写ってしまった映像について。はっきりと、その姿は現れた。
文=遠野そら #MYSTERYPRESS
ロングドレスの女性
ぼんやりとした影が、じっとこちらを恨めしそうに見ている……というのが幽霊の典型イメージだが、海外で、まさに生きている人間と見間違えるほどはっきりと現れた事例が報告された。
イギリスでは、セキュリティセンサーが幽霊を不審者と間違え、作動するという騒動が起きている。
某日の午前2時、ある建築現場でセキュリティアラームが作動した。すぐさま警備員が駆けつけ周囲を確認するも、特に何も異常は見つからない。だが、システムには動く物体を捕捉した警報履歴が残っている。
そこで映像を確認すると、足首までの白いロングドレスを着た若い女性が、手に何かを持ち、床を滑るように移動していたのだ。だが、体は半分透けており、明らかにこの世の人間ではない。
だが、モーションセンサーはその動きを鋭く察知したようだ。警報が鳴った時の幽霊はやはり慌てたのだろうか。その後すぐに姿を消したという。
巻き髪の少女
アメリカでは、監視カメラに映った幼い女の子の通報を発端に、ある感動的な話が注目を集めている。母親の交際相手から受けた虐待が原因で亡くなったファビオラちゃんは、当時まだ2歳だった。
「ふわふわの巻き毛でいつも笑っている子だった」というファビオラちゃんの墓には、“永遠に私の心に、ママより”、という文字とファビオラちゃんの笑顔の写真が彫られており、寂しくないよう墓前には花やぬいぐるみを欠かしたことないという。
だがそんなある日、母親へ墓地の管理事務所から1本の電話がかかってきた。それは墓地の監視カメラにファビオラちゃんに似た女の子が映っているので確認してほしい、というものだった。
「映っていたのがファビオラだということはすぐにわかりました。ふわふわとした巻き毛に、着ていた服やサンダルまで生前着用していたものにそっくりだったんです」
その映像は、息子を殺害された両親が、犯人逮捕のため設置した監視カメラが撮影したもので、夜遅い時間に幼い女の子が息子・ジェームスさんの墓前に映っていたことを心配し、管理事務所へ連絡したのだ。
女の子はジェームスさんの墓前にしゃがみ込み何かを一生懸命に話しかけていたかと思うと、背の高い男性の手を引くようにして墓地から消えていったという。母親は「娘はジェームスさんを天国に導くために現れたと信じています」と語っている。
この世のことを何も知らずに亡くなった女の子。今は神様のお手伝いをしているのかもしれない。
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