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丹波篠山「子殺し」怪談/吉田悠軌・オカルト探偵
前回、丹波篠山のザシキワラシ出現事件を調査したオカルト探偵は、自身も現場で不可解な現象を目撃。さらに調査を続けると、その周辺には「子ども」にまつわる怪談、伝承がいくつも残されていた。単なる偶然なのか、それとも……? 篠山怪談、後半戦!
文・写真=吉田悠軌 #オカルト探偵
筆者による解説
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吉田悠軌(よしだゆうき)
怪談サークル「とうもろこしの会」会長、『怪処』編集長。今回の写真は「子殺し」伝承を残す子捨塚古墳の墳頂から!
篠山の実話怪談「ヤマウチの人形」
今回も兵庫県・篠山における「子どもの怪談」を追っていこう。
前回記事、パン屋「麦の穂」に出るというザシキワラシ取材は、ある人物と同行していた。怪談業界の若手プレイヤー・木根緋郷(きねひさと)君である。この取材のもうひとつの目的は、数年前に彼が取材し、私に伝えてくれていた、とある実話怪談を調べるためでもあったのだ。
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