異形のUFO、聖画からこぼれる血の涙、監視カメラが捉えた怪現象……世界の超常現象ファイル2021/並木伸一郎
いまだ完全収束せぬ新型コロナウイルスの恐怖、世界各地でくすぶる戦争の火種……。いい知れぬ不安に包まれたこの世界の間隙を縫うように、今年もまた、起こりつづける謎に満ちた超常現象。2021年の事件ファイルをここに一挙公開する。
文=並木伸一郎
Chapter 01 UFO
立てつづけに出現したソーラークルーザー
少し前までまったく知られていなかった、太陽近傍に出現するミステリアスな飛行物体――ソーラークルーザー。
その存在が1997年以降、NASA(アメリカ航空宇宙局)とES(欧州宇宙機関)の開発による「SOHO(太陽・太陽圏観測機)」の撮影画像から明らかになった。以降、それは絶え間なく出現しつづけている。本誌でも最新の画像を紹介するなどして、折りにつけ紹介しているので、ご存じの方も多いと思う。
ソーラークルーザーの姿・形は既報のとおりさまざまだが、このところレーザービームを思わせる強烈な光線を放つものが出現している。今年――2021年4月13日から14日にかけて、SOHOのカメラが捉えた物体が、まさに太陽に向かってレーザービームを放射している。
現時点では、この放射が太陽にいかなる影響を与えるか、まったく不明だ。だが、仮に放射がUFOからの攻撃だとすれば、太陽の中や周辺に、ソーラークルーザーがターゲットとする何かが潜んでいるのかもしれない。別の画像では、左右に光線を放つ球形UFOも撮影されている。
5月25日、SOHOが太陽面を通過していく巨大な翼のあるUFOを捉えた。これは、今まで何度となく出現している「天使形」と呼ばれるUFOだが、SOHOに接近するにつれ、天使が巨大な翼を広げたようなその姿が、迫力をもって飛んでいるのが見てとれる。
7月21日、NASAが管理する太陽観測サイト「ヘリオビューアー」をチェックしていた台湾在住のアメリカ人UFO研究家スコット・ワーリングが、太陽面上に出現している黒色三角形UFOの姿を発見した。
UFOは、太陽からの高熱や重力にもビクともせず無気味な姿を見せていた。大きさは、ヘリオビューアー上のサンプルで比較すると、地球の直径の約5分の1といったところか? だが、NASAはもとより、天文学者はだれひとりとしてこの巨大なUFOに言及していない。「無視せよ」という暗黙の了解があるのかもしれない。
飛翔するUFO3機編隊そして謎の葉巻形UFO
太陽フレアは太陽活動が活発な時期に、黒点の周辺で起こる、いわば太陽面爆発現象だ。8月15日、このフレアが起きたとき、ヘリオビューアーのデータからある事実が判明した。なんとフレアに乗じて、巨大な黒色物体が3機出現しているのが発見されたのだ。
発見者のスコット・ワーリングは、「NASAは無視しているが、これらはUFOだ。おそらくは太陽フレアによって放出された未知のエネルギー粒子を集積するための機体で、異星人テクノロジーの産物といえるだろう」と語る。
ワーリングは、太陽が不意に巨大な爆発を起こさないよう、異星人がコントロールしているのだという。
さらに同日、ワーリングはSOHO撮影による葉巻形UFOをも発見した。動画を分析すると、UFOは途方もないスピードで航跡を残して太陽
面を通過していることが判明。
「これは異星人UFOの母船の可能性がある」とワーリングは指摘している。
このように、太陽UFOの活動が激しさを増してきた。太陽近傍空間は、今や超巨大UFOの多発地帯と化しているのだ。
太陽からの高熱や凄まじい重力をものともしない謎に満ちたUFO。それは人類の想像を絶する超文明の産物としか考えようがない。
世界各地に出現した異様な形のUFO
第2次世界大戦前から戦後、そして現代……。さまざまなケースで撮影されたUFO画像は、周知のごとく、すでに膨大な数にのぼっている。俯瞰してみると、類似の形もあれば、これをUFOと呼べるのか、といった奇妙な形態をしたものもあり、実に興味深い。
ここでは異形UFOの2021年度版をピックアップし、カタログ的に紹介していこう。
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